苦節1年ようやく付き合うことが出来た俺の大好きなの子は、学園入れかわり生活の秘密を持った双子ちゃんだったらしい
「四季小春さん、僕と付き合ってください!」
「はい、私も紅葉君のこと好きです。よろしくお願いします」
俺、秋山紅葉は告白をした。相手は高一の春に知り合って高二の今も同じクラスの四季小春ちゃん。
「やっぱ、小春ちゃん俺の事好きだったんだ。でもいつから?」
「ちゃんと考えたのは、去年の文化祭の時ベタだけど他校の人にナンパされてた時かな?そう言う紅葉君は?」
「俺は、自然と小春ちゃんのことを考えてた。いつもの何気ない、仕草を目で追ってて小春ちゃんが他の男と話してると心配したり」
今考えると、俺って結構重いのかもしれない。
「そうなんだ、でも嬉しいな。紅葉君がそんなに私の事好きだったなんて」
「そう、なんだなら良かった。自分が重くて引かれるかと思ったよ」
「そんな、そんな私はどんな紅葉君も好きだよ。それと…今日一緒に帰ってもいい?ほら…手を繋いでとか…」
少し恥ずかしそうに言っている小春ちゃん、やっぱり俺の彼女は可愛い。
「もちろん!なんなら恋人繋ぎしよ」
「もう、いいから早く帰ろ」
この後二人とも手繋ぎにめちゃくちゃ緊張して、会話どころの話じゃなかった。
帰宅の時ほとんど喋れなかった次の日、小春ちゃんをお昼に誘うためにお弁当を持って小春ちゃんの席に向かった。
「小春ちゃん、お昼一緒に食べよ」
「う、うんいいよ」
お弁当を持って小春ちゃんと一緒に中庭へ、向かう。
「いただきます」「い、いただきます」
「大丈夫小春ちゃん?なんかさっきからぎこちない気がするけど?」
「ま、まだ君と付き合ってる実感がもてなくてね」
「もう、小春ちゃんは可愛いなー」
小春ちゃんとお昼を食べるのは、付き合う前から何回かやっていたけど付き合うと感覚は変わるものなのだろうか。
「ほら、小春ちゃんあーん」
俺のお弁当に入っていた、ミートボールを小春ちゃんにあーんしようとしてみる。
「あ、ちょ、ちょっと待って」
「そんなに恥ずかしがらなくても、付き合う前からやってたんだし」
今更だけど、ここまでしてて俺達は付き合ってなかったと考えると俺はヘタレなのかもしれない。
「ずっとって…わかったわかった、はいあーん」
「どう?美味しい?ミートボール、まあ俺が作ったわけじゃないけど」
「う、うん美味しい」
なんともな感想してるけど、美味しくなかったのかな?
「じゃあ俺にも」
「は、はいあーん」
いつもと違って別の方向を見ながら、顔を赤らめてあーんしてくれるのはなんか新鮮でいいな。
「美味しいよ」
「そう?ありがとう」
小春ちゃんは、毎日自分のお弁当を作っているらしくその腕前は高めだ。
お昼の後午後の授業を受け、帰宅の時間がやってきた。
「小春ちゃん一緒に帰ろ」
「え、あーうん」
「ごめん、友達と帰る予定だった?」
小春ちゃんを誘おうしていたけど、小春ちゃんの近くには友達が何人かいた。
「そうなんだ、ごめんねまた明日一緒に帰ろ」
「なに?小春彼氏出来たの?まああんたら少し前からいい雰囲気だったからね、私たちのことなんか気にしなくていいから彼氏君と帰りなよ」
「え、いや私たちはいつでも一緒に帰れるし」
「そしたら私たちもだよ、それに付き合いたてなんでしょ?それならもっと仲良くしないとね」
小春ちゃんの友達のフォローで小春ちゃんと一緒に帰れることになった、なんとも理解のある友達を持っていてくれてよかった。
「小春ちゃん大丈夫?今日ずっと変だよ?」
小春ちゃんの熱を測るために、おでことおでこを合わせる。
「…」
「小春ちゃん大丈夫?めちゃくちゃおでこ熱いよ」
小春ちゃんのおでこに俺のおでこを当てると、信じられないくらいの熱さがあった。
「大丈夫、大丈夫だから」
「ほんとに?家まで送ろうか?」
「大丈夫だから」
結果的にいつもと同じところで別れてお互い帰った。
この日以降の小春ちゃんは、いつも通りの元気で優しい小春ちゃんだった。
「小春ちゃん待った?」
「大丈夫、早く行こ初めてのお家デート」
今日は、小春ちゃん家でお家デートに誘われたため、小春ちゃんの家の最寄り駅に集合していた。
「いやー楽しみ女子の部屋とか一回も行ったことないし」
「でも、紅葉君が想像してるより結構普通の部屋だよ、散らかってるかもしれないし」
「そこがいいんだよ、小春ちゃんの素っぽくて」
実際どんな小春ちゃんでも可愛くて許せるから、部屋がきたなかろうがどうでもよかった。
「はい!紅葉君ここが私のお家です」
「おーご立派ですね」
駅から徒歩十分ほど、新しめの小春ちゃんの家に着いた。
「あがって、あがって今お母さんとお父さんいないから」
親がいない発言に少し期待を抱いてしまうのは、しょうがないことなのだろうか。
「あれ?靴が一足出てる、小春ちゃんって兄弟姉妹いたっけ?」
「あ、あーこの靴ね私二足履いてて」
「あーそうゆことね」
確かに今小春ちゃんが履いていた靴と見比べても、全く同じ大きさの靴だった。
「はい、ここ私の部屋お茶とか持ってくるからちょっとまってて」
「おかまいなく」
そう言ってドタドタと走っていく小春ちゃん。小春ちゃんの部屋を見ると、小春ちゃんの言う通り結構普通な内装をしているけれど本や教科書がしっかり本棚に入っていたりと、きっちりと整理整頓されていて小綺麗な部屋だった。
「ここで小春ちゃんが寝たり、勉強したりしてるのか…ベットが異様に気になって仕方がない」
結構失礼かもしれないけれど、部屋をじろじろ見ながらベットの方もチラ見していた。
小春ちゃんが部屋を離れて十五分なかなか戻ってこなくて、心配になってきた。
「小春ちゃん大丈夫かな?お茶持ってくるって言って結構たってる気がするけど」
そんな心配をしてると、勢いよくドアが開いた。
「よかった、小春ちゃん少し時間かかったからしんぱい…」
「ごめん、お姉ちゃん服貸して私今ちゃんとした服なくて」
「こ…はる…ちゃん?」
「…あ」
開いたドアの先にいたのは、何故かパジャマ姿になった小春ちゃん?だった。パジャマ姿になった小春ちゃん?は、逃げるように勢いよくドアを閉めまたドタドタと走って行ってしまった。
「え?え?」
「ごめんねー紅葉君、紅茶のお湯沸かしてたら時間食っちゃって」
「?」
再度ドアが開き出てきたのは、先程から俺と一緒にいた私服の小春ちゃんだった。
「小春ちゃんだよね」
「そうだよ、何言ってるの紅葉君?ちゃんと睡眠とって食べてる?」
「いや、ちゃんと規則正しい生活してるよ。じゃああれは、幻覚かな」
「幻覚?」
「いやなんだかね、パジャマ姿の小春ちゃんを見ちゃってね。これも愛がゆえってやつかな」
「え…」
俺の話で虚無気味の顔になってる、さすがに幻覚まで見るのは引かれちゃったかな。
「パジャマ姿…いやさすがに…言ったはずだし信じたいけど…」
俺の話について真剣に考えているのか、小声で何かぽつぽつと呟いている、
「紅葉君ちょっとまってて、先に紅茶とか飲んでて構わないから」
持っていた紅茶を置いて急いでる部屋を出ていってしまった、これは俺が小春ちゃんに精神的な異常を疑われているかもしれない。
「ご、ごめんね紅葉君たびたび」
小春ちゃんが部屋を出て少し経ってから、少し緊張したような顔で戻ってきた。
「いや、別に小春ちゃんにもなんかあるんだろうし。それにしても、小春ちゃん部屋綺麗だね」
「そ、それはありがとう。一応昨日紅葉君が来るから、少し片付けたんだ」
「小春ちゃん大丈夫?さっきからぎこちない気がするけど、もしかして体調悪い?」
俺が好きなのは分かるけど、さすがに体調の悪い状態で無理して欲しくない。
「いや、そうゆう訳じゃなくて…」
体調が悪いことを否定して、何かを覚悟したように間を置いて深呼吸をする。
「そ、そのこれから起こることと、話す事で引かないで欲しいんだけど」
「引くも何も、俺はどんな小春ちゃんも好きだし全てを受け入れるよ」
「そ、そうじゃあ少し目を瞑ってまってて」
小春ちゃんの言う通りに目を瞑ってしばらくその場で待機する。
「じゃ、じゃあ目を開けていいよ」
何が起こるのか、そわそわと好奇心半分の中で目をゆっくりあげるとそこには、全くおんなじ顔、身長、体つきの小春ちゃんが二人いた。
「こ、これは…」
「紅葉君実はね私…双子なの」
どんどん自信がなくなっていくように、声の大きさが落ちていく。
「双子にしても瓜二つ極めてるけど。とゆうか双子くらいなら隠さなくても良かったんじゃ…」
「紅葉君には、隠し事したくないから話すけど…もしそれで紅葉君の心を傷つけたりしたら私の事フッてくれて構わないから」
「俺が小春ちゃんのことフルなんでありえないよ」
そんなことを言っていると、微妙に体を震わせている小春ちゃんが話し始めた。
「ほら、私達って見ての通り顔が瓜二つでしょそれで実は私達日替わりで入れ替わってたの!」
最後に全てをだしきったかのような声で物凄い事実を口にした小春ちゃん。
「え、嘘」
「や、やっぱり、そうだよねこんなことしてる人は普通じゃないし。引いちゃったよね」
「いーや、別に最初は驚いたけど俺はどんな小春ちゃんも好きって言ったでしょ。それに見分けられなかった俺も悪いし」
「紅葉君…」
いくら瓜二つと言っても愛があれば見分けられるはずだから、見分けられなかった俺の責任でもある。
「うわぁ」
さっきから一言も喋っていなかった、もう一人の小春ちゃん?が気持ち悪いものを見た時のような声を漏らした。
「とゆうか入れ替わってたってことは、俺と小春ちゃんの育んだ愛はおおよそ二分の一ってこと?」
「そうなっちゃうね本当にごめんなさい!」
「いや、謝らなくていいよ。これから二分の一が目じゃないくらい、二倍、三倍いや百倍の愛を育んでいこうよ」
「紅葉君かっこいい!」
「ほんっとに無理、一回黙って」
俺が話を進めていく度に、もう片方の小春ちゃんの顔色が悪くなって言ってる気がする。
「あ、そういえば紹介まだでしたね。こちらは私の妹の小雪ちゃんです」
「ども、小雪です」
「へー、この子が小春ちゃんの…」
顔を近づけて見てみると、ほんとに小春ちゃんそのものと言ってもいいくらい顔が同じだ。
「ちょっと、そうゆうのは」
「あ、ごめん」
小雪ちゃんは、あまり男子に免疫がないのか顔を近づけたら顔を逸らしながら、手で顔を隠している。
「まあ、とりあえず小雪も紹介したしデートの続きしよ」
「ちょっと待って小春ちゃんゲームをしよう」
「ゲーム?」
「簡単なものだよ。俺が小春ちゃんと小雪ちゃんを見分けられなかったことが、どうしても抜けなくて某漫画みたいな見分けるゲームをしたいんだけど…」
小雪ちゃんと小雪ちゃんが入れ替わりをしていたのは、納得出来たけど俺が二人を見分けられなかったことはまだ納得できてないためこのゲームを提案した。
「つまり、小雪が私の真似をしつつ三人で会話をしてどっちが本物の私かを紅葉君が当てられるかのゲームってことだよね」
「そうゆうこと、だから二人とも同じ服で戻ってきてもらってもいい?」
「分かった、じゃあ行くよ小雪」
「えーやんの?」
面倒くさそうな小雪ちゃんを引っ張って、部屋を出ていく小春ちゃん。正直今の所当てられる自身はあまりない。
春1「紅葉君はいるよー」
「どうぞ」
小春ちゃん?がドアをノックして二人とも部屋に入ってきた。なんか面接みたい。
春2「ごめんね、紅葉君同じ服が中学の頃の制服しかなくて…」
「別にいいよ、とゆうか見た事ない制服姿の小春ちゃん可愛すぎ」
正直どっちがどっちか分からないけど。
春2「それじゃあゲーム始めよっか」
小春ちゃんが二人揃ったため二人を見分ける愛のゲームが始まった。
「それじゃあまず自己紹介して貰ってもいいかな?」
春1「名前は四季小春。好きな物は、もみじ饅頭」
春2「誕生日は七月二十六日星座はかに座」
春1「最近ハマってることは、雪像を作る動画を見ること」
春2「そして紅葉君一緒ラブ」
小春ちゃんの自己紹介を聞くと小春ちゃん一人とゆう人間に、沢山の季節が含まれてる。とゆうか交互に同じ声でしゃべられると頭がバグる。
「お、おっけー。とりあえず普通におしゃべりしようか、紅茶でも飲んで」
春2「そうだね、でも紅茶冷めちゃっただろうし入れ直そうかちょっと待ってて」
小春ちゃん2がティーカップを持って部屋を出ていく。これで一旦1体1普通に会話をしてみるか。
「そういえば、小春ちゃんが俺のこと好きなった理由ってなんだっけ?」
春1「えー、もう一回言うの?少し恥ずかしいんだけど…」
この反応もしかしたら知らない可能性が…
「まあ、いいじゃんお願いもう一回」
春1「しょうがないなー、前にも言ったでしょ文化祭の時ナンパで困ってる私を助けてくれた時って」
知っていたか、そしたら小春ちゃん…いやでも、そのことを恋バナ的に小雪ちゃんに話していたら…ダメだ全く指標にもなんない。
「へ、へ〜。ところでなんだけど、なんで入れ替わりなんてやってたの?」
この話は、見分け関係なく単純に俺が気になったことだ。
春1「それはね、私達中学は他県にいたんだけどこっちに引っ越す時に私の悪知恵が働いて、入れ替わって生活してもバレないんじゃないかって思ったの。そしたら大成功!まあ、変わりに前日に起きたことを覚えて生活ってゆう大変な作業があるけど」
つまり小雪ちゃんは、小春ちゃんとは別の高校に行ってるってことか。
「でも、よく小雪ちゃんが許してくれたね」
春1「まあ、ちょっとしたゴリ押しかな?あの子ちょろいし」
春2「ただいまーってお姉ちゃん今私の悪口言ってなかった?」
春1「いやいや、小雪ちゃんは可愛いなーって」
この会話は、本人たちなのかミスリードなのかまずいほんとに頭がショートしそう。
春2「まあ、紅茶も入れ直してきたからのものも」
小春ちゃん1が、それぞれの座っているところにティーカップを置いていく。そして、ここに来て一つ見分けられるチャンスが来た。
「小春ちゃん?ありがと冷めちゃうと美味しくないし、二人とも早く飲んじゃおうか」
春2「そうかな?でも、湯気結構経ってるし」
「まあまあ、二人ともささ思いっきりグビっと」
俺の最速で二人ともティーカップのハンドルを持って飲み口を口元に運んでいく。ちなみに俺の言った見分けチャンスとは、小春ちゃんが猫舌とゆう特性のことだ。
春1、2「「熱!やっぱ私猫舌だから熱いの無理、グビっとしたら大火傷しちゃうよ」」
「そ、そうだったねごめんごめん」
まあ、なんかわかってたけど。そんなことより、猫舌を知っているとはいえ言うことが一言一句同じなことある!?以心伝心とかのレベルじゃないよ。
春1、2「「やっぱり、熱いものはフーフーしないと飲み食いできないや」」
そう言って二人とも熱心に紅茶を冷ましている。一生懸命冷ましてる姿は、どことなくちまっとしてて可愛い。
その後も普通に三人で会話をしてみるも、全く分からない完全に小春ちゃんのドッペルゲンガー混ざって会話してるのと変わんない。
春2「紅葉君大丈夫?時間とかそろそろ帰んないといけないんじゃ…」
「あ、ほんとだ。そろそろどっちが小春ちゃんか決めないと」
春1「どう、どっちが私かわかった?」
ずっとってるけど、まじで分からない。今俺が持ってる情報は、小春ちゃんが俺のこと大好きで、小雪ちゃんが男に免疫ないくらい…閃いた!
「よし、二人とも決着をつけようか」
春2「決着?」
「ちょっとこの机どけて二人とも俺の前に正座してもらってもいいかな?」
こんな土壇場で一つだけ閃いた案があった。とりあえず二人に机を退けてもらって、俺の前に正座してもらった。
春2「それでどうするの?」
「まあ、簡単な事だよ。それじゃあまず、こっちの小春ちゃん俺にそこのお菓子あーんってして貰ってもいい?」
春2「もちろん、はい!あーん」
いつも通り愛のこもったあーんで俺にお菓子を食べさせてくれた。
「じゃあ次にこっちの小春ちゃん、俺と手繋いで」
春1「わかった!はい手出して」
先程の小春ちゃんと余り変わりの無い反応で、手を出してくる。手の感触は俺のよりも小さくて、温度が少し冷たいと言った感じだった。
「それじゃあ次俺と恋人繋ぎして」
春2「はーい!はい私の手」
こちらも、変わらず普通に恋人繋ぎをする。変わりに手が暖かい。
「じゃあ次、俺とハグして」
春1「…わかった」
急に元気が無くなった感じで返答される。そしてハグの感想は、お互いの体温が伝わる感じが非常に良きだった。ついでに今の小春ちゃんは、心臓の速度がすごい早い。これは見えてきた。
「それじゃあ小春ちゃん、ほっぺにキスしてもいい?」
小春「もちろん!はい私のほっぺ」
こちらは元気よく返答が帰ってきて、普通にほっぺにキスをする。ほっぺは唇から伝わる柔らかさがとても良い。
「これで俺が思いついた最後のお願い、小春ちゃん俺とキスして」
小雪「…!?わ、わかった」
そう言って目を瞑って俺の事を待つ小春ちゃん。緊張で固まった感じの、顔がとても可愛い。
「それじゃあするよ」
小雪「は、早くしてね」
小春ちゃんの顎を人差し指と親指で支えて、顔を近づけていく。
「やっぱり無理!」
そう言って、俺の事を思いっきり突き飛ばす小雪ちゃん。
「いてて」
「紅葉君大丈夫?ちょっと小雪ダメじゃんキス断っちゃ、こんなのご褒美でしかないのに」
「私はお姉ちゃんとは違うの!もう…」
そう言って怒りながら、部屋を出ていく小雪ちゃん。とゆうか小春ちゃんは、俺のファーストキスが妹に取られても良かったのかな?
「でも、紅葉君すごいね。私達を見分けるなんて」
「全然だよ、実際苦肉の策で何とかって感じだし。ちなみにご両親は、二人のこと見分けられるの?」
ちなみに手繋ぎとかわざわざステップを踏んだのは、出来るだけ小春ちゃんを堪能しようとゆう考えが産まれたからだ。
「お父さんとお母さんで八割ってとこかな?」
長く生活してるであろう肉親でも八割って、俺大丈夫かな?
「それでも、俺は小春ちゃんと小雪ちゃんをしっかり見分けられるようになるよ」
「さすが紅葉君かっこいい!」
決意を固めたけど、今の状態じゃ到底無理だろうな。
「とりあえず今日は帰るね。ありがとう小春ちゃん。あと、ちゃんと言っとくね制服可愛いよ」
「ありがと、とっても嬉しい」
さっきは分からなかったから、ちゃんと言え無かったけど今回は小春ちゃん一人だからしっかり言えた。
「とりあえず小雪ちゃんにもお礼言って帰るよ」
「じゃあ私先に玄関で待ってるね」
一旦小春ちゃんと別れて小雪ちゃんの部屋の前にまで行ってドアをノックする。
「小雪ちゃん今日はありがとね、とりあえず俺は二人を見分けられるよう頑張るからこれからもよろしく」
返答は帰って来ないけど、多分聞こえてるだろうしここは帰ろうか。
「紅葉君、小雪なんだって?」
「何もかえって来ませんでした、まあこれからもよろしくね小春ちゃん」
「そうだね、こんな私だけどよろしくお願いします」
玄関で小春ちゃんとさよならをして帰りの駅の方まで歩き始める。
正直この先しっかりあの二人を見分けられるかなんてわかんないし、人生どうなるかもわかんないでもこれだけは言える、俺のこの二人を見分けるとゆう決意は、絶対に消えない炎だと。
小雪の思い
最近お姉ちゃんに彼氏が出来たらしい、この話は遡って昨日。
「小雪お姉ちゃん彼氏出来たから」
「あーあの、男の子確か名前は紅葉君だっけ?じゃあなに?入れ替わり終わり?」
もともとやっていた入れ替わりは、お姉ちゃんの面白そうだからのゴリ押しから始まったものだった。
「そうしたいんだけど、明日一日だけ行ってもらってもいい?」
「そりゃまたなんで?」
「それはねー、単純にお姉ちゃんが付き合ってるのはこんな子だよってのを紹介したいから」
私の姉は事恋愛に関しては、少しズレているとゆうかイカレポンチだ。だっておかしくない?一日だけ妹に彼氏と付き合えって!?
「やだよ、だって絶対近くなるじゃん」
私は今女子校に通ってるとゆうのと、元から男子は大の苦手、苦手属性の部類のため近づかれるとものすごいことになる。
「まあまあ、いいじゃんお願い一回会うだけでいいから」
「…じゃ、じゃあ一回だけなら」
「やっぱ、小雪は押せばどうにかなるよね」
「ねえ、それけなしてない?」
そんな会話をして今現在憂鬱な気分で、お姉ちゃんの通っている学校に向かっている。
「小春ちゃんおはよー」
「あ、おはよ」
「なんか元気なさそうだけど大丈夫?」
「ちょっと朝から嫌なことがあってね」
私とお姉ちゃんの関係は、誰にも話しておらず知っているのは私達の両親くらいだ。とゆうか、パパとママはよく許してくれたな。
「小春ちゃん、お昼一緒に食べよ」
「う、うんいいよ」
早速来たけど…了承しないと怪しまれる気がするから絶対に食べないと。
「いただきます」「い、いただきます」
正直一刻も早く逃げたいけど、逃げても怪しまれるだけだし一緒にお昼を食べる。
「大丈夫小春ちゃん?なんかさっきからぎこちない気がするけど?」
「ま、まだ君と付き合ってる実感がもてなくてね」
「もう、小春ちゃんは可愛いなー」
何言ってんの!?そもそも私小雪だしてか何、付き合ってる実感って!?
「ほら、小春ちゃんあーん」
「あ、ちょ、ちょっと待って」
「そんなに恥ずかしがらなくても、付き合う前からやってたんだし」
この二人どうなってんの?日常的にあーんが組み込まれてる友達なんて、早々に居ないでしょ。
「ずっとって…わかったわかった、はいあーん」
「どう?美味しい?ミートボール、まあ俺が作ったわけじゃないけど」
「う、うん美味しい」
緊張しすぎて味が全くわかんない。口になにか入れてるなくらいの感覚。
「じゃあ俺にも」
「は、はいあーん」
「美味しいよ」
「そう?ありがとう」
このお弁当作ったのお姉ちゃんだけど。
「小春ちゃん一緒に帰ろ」
「え、あーうん」
「ごめん、友達と帰る予定だった?」
「そうなんだ、ごめんねまた明日一緒に帰ろ」
よし!やっと逃げ切れる。
「なに?小春彼氏出来たの?まああんたら少し前からいい雰囲気だったからね、私たちのことなんか気にしなくていいから彼氏君と帰りなよ」
「え、いや私たちはいつでも一緒に帰れるし」
「そしたら私たちもだよ、それに付き合いたてなんでしょ?それならもっと仲良くしないとね」
クソ!この人たちのカップルへの理解度が高すぎて辛い。本当はいいことなんだろうけど、今は憎むしかない。
「小春ちゃん大丈夫?今日ずっと変だよ?」
「…」
ほんとにやだ!今すぐ走って帰りたい。
「小春ちゃん大丈夫?めちゃくちゃおでこ熱いよ」
顔近い!おでこが…ガチ恋距離無理!
「大丈夫、大丈夫だから」
「ほんとに?家まで送ろうか?」
「大丈夫だから」
その後は、分かれ道に着くなり急いで別れてダッシュで家に帰った。
「た、ただいま」
「小雪おかえり、どうしたの?そんなに息切らして」
あんたのせいだよ!
「ねえ、お姉ちゃんどうなってんの、お姉ちゃんの彼氏」
「どうゆうこと?」
「いや、おかしいでしょ!付き合う前からのあーんとか、平然とイケメンムーブ基おでこで熱測るとか」
「やっぱり小雪もそう思う?でも、そこが紅葉君のかっこいいとこだよね」
ダメだこの恋愛イカレポンチ姉は、あいつに溺れすぎてる。
その後は、今日あいつと何をしたかの詳細の話をさせられた。
「小雪!いつまで寝てんの!起きて!」
「なに?お姉ちゃん」
休日の真昼間に気持ちよく寝ていると言うのに、突如お姉ちゃんに叩き起された。
「いや、なに簡単な話。紅葉君来てるから、なるべくこの部屋から出ないでってだけ」
「そんなこと?じゃあいいよ私二度寝するから」
「それじゃあくれぐれも出ないように。もし、出ても紅葉君と鉢合わせしないようにね」
別に二度寝してれば、結構な時間潰れるだろうし二度寝してからは漫画とか読んで時間でも潰そう。
体が重い寝すぎたからだろうけど、さすがに重すぎる。
「あ、服ない」
自分の部屋のタンスを開けると、服が何故か一着も入ってなかった。まあ、お姉ちゃんから借りれば大丈夫だけど。
「よかった、小春ちゃん少し時間かかったからしんぱい…」
誰かいるのかな?さっきお姉ちゃんなんか言ってたっけ?まあ、いいや服だけ借りよ。
「ごめん、お姉ちゃん服貸して私今ちゃんとした服なくて」
「こ…はる…ちゃん?」
「…あ」
お姉ちゃんの部屋のドアを思いっきり閉めて。自分の部屋に急いで戻る。まずいまずいしくった、完全に寝ぼけて忘れてた。
「ちょっと!小雪私の部屋来たでしょ!」
いつものお姉ちゃんからは、考えられない怒った声で私の部屋に入ってきた。
「これに、関してはほんとにごめんなさい。でもさ、この関係を言い出したのってお姉ちゃんじゃん?つまりお姉ちゃんにも責任があるのでは?」
「あんたは…まあ、そうかもだけどこの失敗は小雪のミスではあるんだから」
今自分で言ってて気づいたけど、私全面的に悪くないかも。まあ、それでも午後まで寝るのはどうかと思うけど。
「再度失礼!」
「ちょっと急にドア開けてこないでよ。私今静かに漫画読んでたのに」
「それは、ごめんでも私決心したから手伝って」
「決心って?」
何となく言われることはわかったけど、ほんとに嫌な予感しかしない。
「紅葉君に私たちのこと言う!」
「ですよねー」
「だから、とりあえず着替えて私の部屋来て」
正直めんどくさい九割ではあるけど、服を着替えてお姉ちゃんの部屋に入る。
「じゃ、じゃあ目を開けていいよ」
でも、なんて言われるんだろう?お姉ちゃんみたいにイカレポンチなら、何事もなさそうだけど。
「こ、これは…」
「紅葉君実はね私…双子なの」
お姉ちゃんが結構な緊張を受けてるみたい。なんか珍しい気がする。
「双子にしても瓜二つ極めてるけど。とゆうか双子くらいなら隠さなくても良かったんじゃ…」
「紅葉君には、隠し事したくないから話すけど…もしそれで紅葉君の心を傷つけたりしたら私の事フッてくれて構わないから」
実際普通の人がこの事実を知った時どれくらいのショック受けるんだろう。
「俺が小春ちゃんのことフルなんでありえないよ」
「ほら、私達って見ての通り顔が瓜二つでしょそれで実は私達日替わりで入れ替わってたの!」
「え、嘘」
お姉ちゃんの言葉を聞いて絶句する紅葉、もしやこれはお別れルート入った?
「や、やっぱり、そうだよねこんなことしてる人は普通じゃないし。引いちゃったよね」
「いーや、別に最初は驚いたけど俺はどんな小春ちゃんも好きって言ったでしょ。それに見分けられなかった俺も悪いし」
「紅葉君…」
「うわぁ」
ダメだこの二人類は友を呼ぶなんて言うけど、そのレベルじゃないくらい似すぎてる。しかも、この距離感が絶妙に甘ったるい。
「とゆうか入れ替わってたってことは、俺と小春ちゃんの育んだ愛はおおよそ二分の一ってこと?」
「そうなっちゃうね本当にごめんなさい!」
「いや、謝らなくていいよ。これから二分の一が目じゃないくらい、二倍、三倍いや百倍の愛を育んでいこうよ」
「紅葉君かっこいい!」
「ほんっとに無理、一回黙って」
この二人の会話を聞いてると、バカップルの会話を永遠と聞かされるのと変わんなくて、真面目に体調悪くなってきた。
「あ、そういえば紹介まだでしたね。こちらは私の妹の小雪ちゃんです」
「ども、小雪です」
「へー、この子が小春ちゃんの…」
「ちょっと、そうゆうのは」
「あ、ごめん」
ほんとにダメだ、ただでさえ会話をギリなのに顔とか近づけられると、緊張で死んじゃいそう。
「まあ、とりあえず小雪も紹介したしデートの続きしよ」
「ちょっと待って小春ちゃんゲームをしよう」
「ゲーム?」
「簡単なものだよ。俺が小春ちゃんと小雪ちゃんを見分けられなかったことが、どうしても抜けなくて某漫画みたいな見分けるゲームをしたいんだけど…」
さっき私が読んでた「六人の中から本物を見つけて!」みたいなゲームか。
「つまり、小雪が私の真似をしつつ三人で会話をしてどっちが本物の私かを紅葉君が当てられるかのゲームってことだよね」
「そうゆうこと、だから二人とも同じ服で戻ってきてもらってもいい?」
「分かった、じゃあ行くよ小雪」
「えーやんの?」
お姉ちゃんが私の手を引いて、私の部屋に連れ込む。
「でも、お姉ちゃん同じことするって行ったけど私達同じ服持ってたっけ?」
私たちは、服の趣味は少し似ているけれど全く同じ服は持っていなかった気がする。
「そういえば…あ!一着あるじゃん」
お姉ちゃんが何かを閃いたのか、何かを探しに一旦部屋に戻って行った。
「これこれ、中学の制服」
「まあ、確かにそれなら行けるかも?」
中学までは同じ学校だったし、それな全く同じ人間として行動できる。ちなみに今回の私の目標は、紅葉に二択を外させて軽い精神ショックを与えて軽い復讐が目標になっている。今までの、謎イケメンムーブの復讐だ!
小雪「紅葉君はいるよー」
「どうぞ」
部屋のドアをノックして、紅葉の部屋に入室。
小春「ごめんね、紅葉君同じ服が中学の頃の制服しかなくて…」
「別にいいよ、とゆうか見た事ない制服姿の小春ちゃん可愛すぎ」
ほんとに悠長なこと言ってるけど、ここから地獄見せてやる。
小春「それじゃあゲーム始めよっか」
「それじゃあまず自己紹介して貰ってもいいかな?」
お姉ちゃんの自己紹介か、一応把握できる範囲では把握してけど…
小雪「名前は四季小春。好きな物は、もみじ饅頭」
小春「誕生日は七月二十六日星座はかに座」
小雪「最近ハマってることは、雪像を作る動画を見ること」
小春「そして紅葉君一緒ラブ」
最近ハマってる物のは、最近お姉ちゃんと一緒に見てるもので私もハマってる。
「お、おっけー。とりあえず普通におしゃべりしようか、紅茶でも飲んで」
小春「そうだね、でも紅茶冷めちゃっただろうし入れ直そうかちょっと待ってて」
もしかしなくても、私男の子の1体1で話さないと行けなくなった。
「そういえば、小春ちゃんが俺のこと好きなった理由ってなんだっけ?」
小雪「えー、もう一回言うの?少し恥ずかしいんだけど…」
「まあ、いいじゃんお願いもう一回」
小雪「しょうがないなー、前にも言ったでしょ文化祭の時ナンパで困ってる私を助けてくれた時って」
一応お姉ちゃんが前から紅葉のことが好きなのは知ってたし、なんなら好きになった日に当人から「運命的な出会いしたの〜」て出会いについて話されたし。
「へ、へ〜。ところでなんだけど、なんで入れ替わりなんてやってたの?」
小雪「それはね、私達中学は他県にいたんだけどこっちに引っ越す時に私の悪知恵が働いて、入れ替わって生活してもバレないんじゃないかって思ったの。そしたら大成功!まあ、変わりに前日に起きたことを覚えて生活ってゆう大変な作業があるけど」
正直毎度昨日のセーブ状況覚えて、それと並行して勉強するのはほんとに疲れた。
「でも、よく小雪ちゃんが許してくれたね」
小雪「まあ、ちょっとしたゴリ押しかな?あの子ちょろいし」
なんで、私自分で自分のことけなしてるんだろう。
小春「ただいまーってお姉ちゃん今私の悪口言ってなかった?」
小雪「いやいや、小雪ちゃんは可愛いなーって」
そういう事ね、お姉ちゃん。お姉ちゃんもとことんやるってことだね。お姉ちゃんと目を合わせてお互いに、覚悟を示す。
小春「まあ、紅茶も入れ直してきたからのものも」
「小春ちゃん?ありがと冷めちゃうと美味しくないし、二人とも早く飲んじゃおうか」
小春「そうかな?でも、湯気結構経ってるし」
「まあまあ、二人ともささ思いっきりグビっと」
紅葉の勢いに押されて、私達一緒に同じタイミングでティーカップに口をつける。
小雪、小春「「熱!やっぱ私猫舌だから熱いの無理、グビっとしたら大火傷しちゃうよ」」
「そ、そうだったねごめんごめん」
私は、猫舌ってほど猫舌じゃないけどお姉ちゃんがそこそこ重度の猫舌っていうのは、長年の付き合いで知っている。
小雪、小春「「やっぱり、熱いものはフーフーしないと飲み食いできないや」」
その後は、紅葉との会話に対して私がお姉ちゃんの真似をしたりするだけで時間は進んで行った。
小春「紅葉君大丈夫?時間とかそろそろ帰んないといけないんじゃ…」
「あ、ほんとだ。そろそろどっちが小春ちゃんか決めないと」
小雪「どう、どっちが私かわかった?」
やっぱり、私達以外の部外者には私達を見分けることなんで出来ないのよ!
「よし、二人とも決着をつけようか」
小春「決着?」
「ちょっとこの机どけて二人とも俺の前に正座してもらってもいいかな?」
この状況でお姉ちゃんを当てるには、2分の1くらいしか無いはずだけど…
小春「それでどうするの?」
「まあ、簡単な事だよ。それじゃあまず、こっちの小春ちゃん俺にそこのお菓子あーんってして貰ってもいい?」
小春「もちろん、はい!あーん」
お姉ちゃんがいきいきした顔で紅葉の口に机の上にあるお菓子を投げ入れる。
「じゃあ次にこっちの小春ちゃん、俺と手繋いで」
小雪「わかった!はい手出して」
このペースでこのレベルの上がり方、なんか嫌な予感が伝わってくる。
「それじゃあ次俺と恋人繋ぎして」
小春「はーい!はい私の手」
相も変わらず、お姉ちゃんは元気よく紅葉と手を繋ぐ。
「じゃあ次、俺とハグして」
小雪「…わかった」
ムリムリ!ただでさえガチ恋距離の顔でさえ無理なのに、密着だなんて心臓の鼓動が伝わっちゃう!
「それじゃあ小春ちゃん、ほっぺにキスしてもいい?」
小春「もちろん!はい私のほっぺ」
お姉ちゃんは、潔く己がほっぺを差し出してそこに紅葉がチューをする。
「これで俺が思いついた最後のお願い、小春ちゃん俺とキスして」
小雪「…!?わ、わかった」
本当は嫌だけど、打倒紅葉を達成するにはこの手しか…
「それじゃあするよ」
小雪「は、早くしてね」
私の顎が優しく触られ、顔の角度を少し上に挙げられて恐らく紅葉の顔が近づいてきている。
「やっぱり無理!」
心が保てなくなって、近づいてきていた紅葉の体を思いっきり押して私からとうざける。
「いてて」
「紅葉君大丈夫?ちょっと小雪ダメじゃんキス断っちゃ、こんなのご褒美でしかないのに」
「私はお姉ちゃんとは違うの!もう…」
お姉ちゃんの部屋から飛び出して、すぐさま自室のベットに入って縮こまる。
「小雪ちゃん今日はありがとね、とりあえず俺は二人を見分けられるよう頑張るからこれからもよろしく」
そう言ってくる紅葉に対して、何も返答はしない。てかおかしいでしょ、彼女じゃない女とキスしようとするなんて…
「小雪入るよ」
「なに?お姉ちゃん」
「なんでそんなに縮こまってんの」
「お姉ちゃん達のせいでしょ」
これをすで言ってるなら、マジでムカつく。
「今日はありがとね、私達のことに付き合ってもらっちゃって。小雪少し嫌だったでしょ?」
「お姉ちゃん…」
正直少しどころじゃないけど、お姉ちゃんは多少なり私のことを気遣ってくれてるのかな。
「あと…紅葉君が更なる決意固めたみたいだからこのゲームまたやろうね」
「はぁ?」
やっぱり私の姉は、恋愛イカレポンチだ。
そこそこの期間かけて書いていたのもあって、初の1万文字達成もともとこの作品はかけないと思っていたんですが、書いてみるの楽しく書くことが出来て今に至るって感じです。
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