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33話 速くします

評価、ブックマークありがとうございます!!!



「う~ん…。ずいぶんと大きな穴ができたね。」


「そうですね。」


おおよその幅は縦横十メートルづつ、深さ一メートルくらいかな?


目視だから正確ではないけど。


「どれ、レベル。」


フワッ


「うん。問題なく戻るね。」


父上が手で押し、足で踏みつけて確認する。


いやいやいやいや。


問題なく戻るね。じゃなくない!?


ちょっと待って、上級ってこんなに魔力が多いの!?


いや、違う。魔力菅が太いのが上級だ。


でも、なんなくあの大きさの穴を開けてる事態で父上の魔力量が多いことがわかる。


これが経験の違いかぁ。


少し遠くに想いを馳せる俺だった。




□□□□



「ふむ。確かに普段の魔力消費とは段違いだね。

何だろう。詰まってたものがとれて、本来の流れを出せたような?


……ふっ。おもしろいね。」


おもしろいって言いながら、何か企んでますよね?父上。


触らぬ神に祟りなし。


俺は何も見てません。聞いてません。


ふいっと顔をそらすと、頭をぐしゃぐしゃと撫でられた。


「うわっ。」


「ユンはおもしろいことを思い付く。

お前のやりたいように色々とやってみなさい。

きっといい結果がついてくるよ。」


最後に頭をサラリと撫でられると、もういつもの顔に戻っていた。


「そろそろ稽古を終わりにして、身支度を整えようか。

午後からは待ちに待った魔力鑑定だよ。」


「はい!」


俺は元気よく返事をすると、父上の後をついていった。




□□□□



あの後父上と一緒にお風呂に入った。


めちゃくちゃ久しぶりに二人で入ったし、体も洗ってあげたし、いっぱいお話もした。


父上の体つきと自分の体つきを比べて若干凹んだが、おおむね楽しいお風呂タイムでした。さっぱりさっぱり。


そして昼食ターイム。


父上にもっと食べろと言われたので、少しづつ量を増やしていくことにした。


目指せ!父上のような体!


ムキムキは嫌だけど、細マッチョは憧れる!エイトパック!!



本日はボロネーゼパスタ(いつもよりちょっと多め)、コーンスープ、あとはホウレン草とアスパラガスとベーコンのバター炒め、生野菜のサラダ。ハムを巻いて花の形にしてある。


お花畑のようにしてあるから、ジュリアがうれしそう。


ご飯は見た目もキレイだと食べてて楽しいよね。


ではでは、いただきまーす。








あっ、ちなみに父上は俺の倍以上は食べてました。




□□□□



ごちそうさまをした後は、サロンで少し休憩を。


そして、いよいよ鑑定です!




でも、その前に。


「ちょっとアルストロと話したいことがあるので、先にサロンに行っていて下さい。」


そう、ついに、念願の、プリンを作ろうと思います!


え?なんで今なのかって?


それは前世の妹、寿梨愛が好きだった物だからだよ。


凹んだときや、嬉しいときは絶対にプリンを作ってくれって言われてたから。


今からやる鑑定で、きっとジュリアは色々なことを考えていかなければならなくなる。


そんな時に少しでも気分をまぎらわせる物があればなと思って。


もちろん、寿梨愛が好きでもジュリアが好きとは限らないのは重々承知している。


けど、好きになるかもしれない。


好きにならなくても、初めて食べる物なら気をまぎらわせるかもしれない。


少しでもジュリアの気分を変えさせる物ができれば、と思い付いたのがプリンだった。


まぁ、俺の自己満足ですよね。


それでも、思い付く準備はしておきたいから。


先に席を立ち、アルストロ達がいる厨房に足を向けようとすると


「いやです!」


ジュリアからのストップがかかった。


「ジュリア?」


「私、お兄さまといっしょにサロンに行きたいです。

だから、ここで待ってます!」


やだー!俺と一緒に行きたいんだって!


やだー!可愛すぎません!?


でも、ここに残られるとサプライズの意味が。


う~ん…と困っていると


「ジュリア、ユンを困らせてはいけませんよ。

大事なお話があるようなので、私達だけで先に行きましょう。」


「でも!」


「そうだよジュリア。父上はジュリアと一緒にサロンに行きたいな。

サロンまで、父上はジュリアと手を繋いで行きたいのだけれど、ジュリアは嫌かい?」


「……つなぎたいです。」


「あら、なら(わたくし)だって手を繋ぎたいわ。

ジュリアは(わたくし)とは嫌?」


「……つなぎたいです。」


「なら私達(わたくしたち)は先にサロンに行って、ユンを待ちましょう。

ユンだって直ぐに来てくれると先ほど言っていたでしょう?」


「……はい。」


良い子ーーーー!!


なんて聞きわけの良い子!最高!さすがは俺の妹!最高!


ジュリアが俺の前まで来ると、俺の袖をつかんでギュッと力をいれる。


「……はやくきてね?」


可愛いおねだり!


「もちろん!」


すぐに作り終えて行きます!


「ユン…。速くなさいね?」


「はい!」


わぁっ。これ何するか、たぶん解られてるやーつー。


父上なんかウインクしてきたよ……。


速くすると約束をして厨房に向かった。







厨房に向かう途中で、チラリとジュリア達に目を向けると、父上と義母上(ははうえ)、二人と手をつなぐジュリアが見えた。



読んでいただきありがとうございます!!


感想いただけたら嬉しいです。


少しでも面白いと思ってくだされば、評価、ブックマークをポチっとよろしくお願いします。



ブックマーク100件超えました!ありがとうございます!!!

これからも頑張っていきますので、よろしくお願いしますm(_ _)m

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