29話 楽しみだ
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「どうしたんですか?ぼっちゃん。」
「ねぇ、ペンテス。なんで鑑定板は届かないの?」
「あー…たぶん、大都で出し渋ってんじゃないんすかね?」
「え、なんで?」
「そりゃ……
ここみたいな辺境に大事は鑑定板を貸し出すのが、嫌なんじゃないんですか?」
「……そんなことってある?」
「はっ、大都の連中なんて皆そんなもんすよ。」
あー……、ペンテスもシトリスも大都から来たんだっけ。
俺の知らないことも経験してるんだろうな。
「そうなんだ。
……よし!じゃあ、しょうがない。気長に待つか!」
最悪、来年の鑑定巡業に行かせてもらえれば判るしね!
たしか、大きな都市で貴族の子供にうけさせるんだよな?
ここら辺だと、セードンか?
俺はまだ自領から出たことがないし、もし行くことになってもちょっとした旅行になって良いかもね!
うん。楽しみ!楽しみ!
□□□□
本日の昼食。丸パン、サラダ、チーズ、ハンバーグ、フライドポテト、スープ。以上。
ふっふっふっ。じつはこのメニューは、俺のリクエストなんだ。
丸パンを半分に割って、そこに軽くマスタードを塗る。
レタス、トマト、玉ねぎと野菜を敷いたら、その上にハンバーグをイーン!そしてー、チーズをー、イーン!
パンを上にのせて蓋をすればー!
ハンバーガーの完成でーす!
見てください。この素晴らしいフォルムを。
手作りハンバーガーって、なぜかお高く見えて良いよね。美味しそう。
そこに添え物としてのフライドポテト。美味しそう。
ではさっそく。
「いただきまーす!」
食べやすいように、少しだけハンバーガーを押してかぶりつく。
あぁ、シャキシャキのレタスと食べ応えのある手作りハンバーグ。美味しい。
ハンバーグは手作りの挽き肉だから肉片が所々残ってて、そこがまた触感を変えるから、ハンバーグ単体でも大変美味しい。
トマトの酸味で油をくどくさせないし、チーズは全ての食材と合わないわけがない。美味しい。
そして、付け合わせのポテトとか、もう、最高以外ないでしょ!あぁ、美味しい。
ジャンクフード最高!!
「幸せ~……。」
「本当に美味しそうに食べるわね。」
その声にハッと我に返る。
「とっても美味しいです。」
「……家でならいいけれど、他所ではやらないようにするのよ?」
「わかってますよ。」
うーん。やっぱり、女性的にはこの食べ方はちょっと厳しいか。
女性のマナー違反は、お茶会のかっこうの的みたいだもんね。
ジュリアはやってみたそうだけど。
ピクニックに行くときにでも持っていけば、いけるか?
アルに少し小さめに作ってもらって……。うん。こんど、頼んでみよう。
□□□□
昼食を食べ終えて、紅茶を飲みながら少し休憩。
午後からは剣術の練習ですよ。
「ぼっちゃま。旦那様からの伝達でございます。」
「珍しいね。なんで?」
「次に帰るとき、魔力属性の鑑定板を持ってきてくださるそうです。」
「父上が?」
「たしかに一番安全な運び屋ね。
それなら教会も許可を出さざるを得なかったわね。」
クスクスと笑う義母上。
やっぱり義母上も、王都の教会がどんなところなのか知ってるんだな。
ていうか、本当に王都の教会ってどんなところなんだ……。
ある意味、父上が鑑定板を持ってきてくれるのは僥倖か。
「わかったよ。父上には気を付けて帰ってきてって伝えといて。」
「かしこまりました。」
さてさて、待ちに待った属性鑑定は来週辺りにできるかな。
誰になら結果を話しても大丈夫なのか選定しとかなきゃな。
□□□□
「父上、お帰りなさい。」
「ただいま。ユン。」
「お帰りなさいませ。」
「おかえりなさい!」
「ただいま。ミア、ジュリア。
うん。こうやって皆に迎えられるのは嬉しいね。」
にこやかに笑いながら、ポパイに手で合図をする。
ポパイが手に持っていた箱をジェームスが受け取ったのを確認すると、
「ユンはどの属性になるんだろうね。
楽しみだ。」
父上は楽しそうに笑いかけてきた。
□□□□
四人揃っての食事は久しぶりで、アルストロがだいぶ張り切って料理を作ってくれた。
今のカッテージ領は魔物肉のおかげで、食事面が大変潤っている。なので、夕飯は肉をメインで。
肉料理がメインだから、スープはアッサリと野菜のスープ。副菜にマッシュポテト、ニンジンのマリネ、ブロッコリー、じゃがいも、玉ねぎ、魔鳥のチーズ焼きに、ミートパイ。あっ、ホウレン草とベーコンのキッシュもある。
そして、メインディッシュに魔鳥の香草焼き!!
………量多くない?
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