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28話 一ヶ月

評価、ブックマークありがとうございます!!!


誤字報告ありがとうございます!いつも助かっております!

本日の訓練内容。


[土魔法が使えるか]


火魔法みたいにならないとは思うけど、ドキドキするよね。


我が家の家系的には大丈夫のはず。


「ではぼっちゃま、昨日と同じように、私が印を結びますので、真似をしてみてください。

本日は、四大元素最後の魔法でございます。」


「お願いします!」


ニコリと笑って頷かれた。


「土魔法の印も、とても簡単です。

ただし、他の三元素と絶対的に違う事をやります。」


「違うこと?」


「はい。まず、掌と掌を合わせるようにします。そのまま手を離し、両掌(りょうてのひら)を土につけます。そして、暗唱を行います。」


「土につける?」


「はい。そこが、他の三元素と違うところです。

土魔法は、大地の精霊に願って地面を動かします。

空気中にある物質では、大地の精霊は力を貸してはくれませんので、土魔法は発動しません。

大地の精霊は、直接土に触れればその力を貸してくださいます。」


「それは、空気中には土の元素が含まれていないから力を貸してくれないの?」


「そう言われておりますね。」


「うーん。発動に絶対的に土に触れなきゃいけないのは、けっこうリスクが高いね。」


「と、いいますと?」


「だって、身を守るにしてもなにしても、とりあえず土に触れなきゃダメなんでしょ?」


「はい。」


「土に触れないように身動きを封じられたら、なんにもできなくて終わるよ。」


「ふむ。……では、そうならないためにも、他の属性を磨き上げていきましょう。」


まっ、けっきょくそうなるよね。


「リスクは高いかもしれませんが、そのぶん守りは鉄壁といえるでしょう。

現に、この国の守りは土の上級もちが、外からの驚異を防ぐために国壁を作り続けているのですから。」


「父上の仕事だね。」


「誇らしいことでございます。」


たしかに。


「俺も父上に負けないように頑張らなきゃね!」


ジェームスが頷いてくれる。


「よーし!土の印も教わったし、早速やってみよー!」


「はい。……そうそう。ぼっちゃま、土の暗唱はご存じですか?」


「もちろん。土、じゃなくて大地、でしょ?」


「はい。」


「大丈夫!呪文はちゃんと勉強してるから!


じゃ、いきまーす!」


ジェームスに教わったとおり、掌を合わせ、あれだ、合掌のような形だ。

そして、そのまま地面に手をつける。


土に魔力を流す()()()()で、


「大地よ、我に応えよ。ホール。」


ポコンッ


「やった!土魔法、成功だ!」


「どれ……おー!できてる、できてる。おめでとうぼっちゃん!

じゃ、次は元に戻してみな。」


ペンテスが魔法で凹ませた場所に行き凹んだ穴を確認すると、元に戻せと言ってきた。


……戻す?


「え?戻すって?」


「おいおい。ぼっちゃん、凹ませたら戻さなきゃ。

戻すまでのワンセットで土魔法の初級だろ?」


え!?そうなの!?


「おれ、戻し方知らない……。」


「マジっすか!?

えー、ぼっちゃんでも知らないことってあるんですね。」


なんだろう。知らなかった自分が悪いけど、なんか悔しい!


勉強不足が露呈する!!


もう一回、初級魔法の本を見直しだな。うん。


「ホールで穴を空けたままでは、足をとられたりとその後に支障をきたしますので、土魔法を使う者は、空けた穴を元に戻すまでが初級魔法と決められております。

元に戻せない者は、土魔法を使ってはならないと法で定められておりますので、お気をつけくださいませ。」


「うわぁ。うん、気を付けるよ。」


「んじゃ、ぼっちゃん。さっきの魔法暗唱で言ったホールを、レベルに変えて土魔法を使ってみてください。」


「レベルね。わかった!」


じゃあ、さっそく。


「大地よ、我に応えよ。レベル!」


スゥッ


「うしっ。ぼっちゃん、ちゃんと戻ってますよ!」


「よかった。これで、土魔法の初級は大丈夫そうだね。」


ペンテスの確認で穴がきちんと元通りになったとわかった。


これで、土魔法の初級はクリアだ!


となると、やっぱり


「火魔法かぁ……。」


「こればかりは、適正ですからね。

しかたありません。」


「ですよねー。」


地道に訓練していきますか。



□□□□


「火よ、我に応えよ。ファイヤ。」


ポヒュッ


「……んあ"~!」


はい。あれから一月(ひとつき)たちました。


魔法の練習?


毎日してますよ!


地道な練習が、上達への近道だからね!


でも、ちょっと疲れてきたから、休憩、休憩。


魔法が解禁になってからの俺のスケジュールは、午前中に礼儀作法、領地運営の勉強。午後には、魔法、薬学、魔物学、歴史のどれかを勉強。余った時間に、ダンスや剣術、弓、魔法(実技)を学んでいる。


俺の勉強は、時間的に空いている人が教えてくれているので、まぁ、皆仕事でなかなか時間はとれないよね。


その中でも群を抜いて時間のとれない義母上(ははうえ)が教えてくれる領地運営の経済学は、のんびりと教わっている。たまにジェームスが教えてくれることもあるし。


ぶっちゃけ歴史は、ゲームの裏設定だと思って、もともと本を読み込んでたし、魔物学や薬学もゲームの攻略本感覚で読んでたし、あまり勉強のできていない魔法は実技と講義を並行的に進めるみたいだから、まだまだ先には進めないし、今現在の俺のスケジュールは、ほぼ礼儀作法と実技の剣術、弓なんだよね。あっ、あとダンス。


午前中の礼儀作法で撃沈した脳みそを、アルストロの激ウマ飯で回復し、午後の勉強に挑むというのをこの一ヶ月ずっとやってる気がする。


気がするというか、やってるんだけど……。


一ヶ月。そう、一ヶ月たったんだよ!


一ヶ月!!


なのになんで、




「魔力属性の鑑定板は、なんで届かないかなーーー?」




読んでいただきありがとうございます!!


土魔法の印は、◯の錬金術師の主人公が、錬成する時にやる動作だと思っていただけたら解りやすいと思います。

説明下手ですみません(´Д`;)


感想いただけたら嬉しいです。


少しでも面白いと思ってくだされば、評価、ブックマークをポチっとよろしくお願いします。

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