25話 俺の評価
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あけましておめでとうございます。
今年も細々ですが頑張って更新していこうと思いますので、お付き合い下さると嬉しいです。
そういうことは言ってよ!
情報共有は大事なんだからね!
確かに俺が最初にやった維持からの循環は、さっきジェームスが言っていたとおり、指先から全身に行き渡らせて体を廻るって動きだけど、今ジェームスに教わってる維持は、一瞬でも全身を覆い均一にするっていうやり方。
たしかにこの方が時間は短縮になる。ただ、難しいけど。
「通常のやり方で維持を行うのは、戦闘に余裕のある場合でなければあっという間に敵にやられてしまいます。
とくにこのカッテージ領は魔獣と隣合わせの領地。魔法の発動に時間を割けませんので。」
言われてみればたしかにそうだ。
「カッテージ領の騎士は皆、このやり方で魔法維持ができます。
というよりも、入団条件が瞬間的に魔法を発動できるかどうかですから。
強さ弱さよりも、瞬間的に自分を護れるかどうか。
自分を護れぬ者が他者を護るなどできませんからね。」
たしかに。うちの領地は他の領地よりも死が近い場所かもしれない。
「カッテージ領の騎士団が強い意味が解ったかも。」
「それはようございました。
それではそろそろ訓練に戻りましょうか。」
「は~い。」
座っていた椅子から体を起こし、グッと伸びをする。
さぁ、訓練頑張りますか!
□□□□
「はい。これくらいでよろしいかと思います。」
「やったー!魔法維持のミッションクリアだぜ!」
ジェームスの許可が出てテンション爆上げヒャッホー!!
「ぼっちゃま……言葉遣いが……。」
「あっ、はい。すみません。」
怒られた。
やだー。ジェームス目が笑ってない。やだー。
「でも、これで魔法を使っても大丈夫なんでしょ!」
話題は無理やり転換するものです!
空気?空気は読むものじゃなくて吸うものだよ!ジェームス怖い!!
「……そうですね。初期魔法を試そうかと思ったのですが、思っていたよりも時間が経ってしまいましたし、ぼっちゃまも魔力維持を長時間行っていたのでお疲れでしょうから、本日ではなく、日を改めて明日にいたしましょう。」
「え!?」
うそ!?楽しみにしてたのに!?
「万全の体勢のほうが、色々と試すことができるので、ぼっちゃまにはよいと思うのですが?」
「……それもそうだね!
わかった。明日にする!」
たしかに。今の疲れた状態よりも、万全の体勢のほうが魔法を試せる時間も多いし、魔力量の測定は体力がある時のほうがいいもんね。
うんうん。納得。
ジェームスの言葉に納得していると、
「しゃー!できたー!!」
「おー。おめでとー。」
そんな能天気な二人の声が聞こえる。
まだ循環の練習をやってたんだ。ペンテス。
てか、できたんだ。へー。……へー!!
俺より循環の修得がはやくても悔しくなんかないやい!ちくしょー!!
俺がなんとも言えない顔をしていたのかジェームスが
「あの二人を参考にしてはいけません。
あれは規格外です。」
と慰めてくれた。
□□□□
ついにやってきました。
魔法かいきーん!
朝食を食べた後、ゆっくりする時間もおしいと思って来てしまいましたよ。訓練場。
シトリス、ペンテス、ジェームス、俺。すでに全員集合済み。
ちなみに、今日の朝食はクロワッサンのサンドイッチとリンゴジュース。
サクサクのパンに瑞々しいレタスとトマト、スクランブルエッグにベーコンが挟んでありました。
ベーコンはちょっと厚めに切ってくれたみたい。食べ応えがあって美味しかった。
ちょっと酸味の強いリンゴジュースは口の中をさっぱりさせてくれたし。
結論。美味しかったです!ごちそうさま!!
というわけで、さっそく魔法を試してみよー!
「それじゃあ、ジェームス、シトリス、ペンテス。よろしくお願いします。」
まずは挨拶から。大事だよね!挨拶。
「「「よろしくお願いします。」」」
「では、ぼっちゃま。まずは、魔力維持のお復習からです。
できますか?」
「もちろん!」
「では、お願いします。」
ジェームスに促され、自分の近くに誰もいないことを確認すると、体に魔力を覆わせた。
「ふぅ。」
「はい、けっこうです。
きちんと均一に魔力を覆えていますね。
さすがです、ぼっちゃま。」
ジェームスに褒められた!
「…乱れてますよ。」
ジェームスに注意された。
「ふむ。意識しなくても均一に覆い続けられるようにするのが今後の目標ですね。」
笑顔で今後の課題を告げられる。
「はーい。」
言葉一つで心を乱されては意味がないもんな。
……でも、ジェームスに褒められるのは嬉しいんだよ!
「では、維持もきちんとできるようになりましたので。ぼっちゃま、彼方に向かってウイングを撃ってください。」
待ってました!
「はい!」
よ~し、やるぞ~!……?
「ジェームス。俺、印の結び方教わってないや。」
「……申し訳ございません。うっかりと。
では、一つづつ覚えていきましょう。
私が印を結びますので、マネをしてください。」
「うん。お願いします。」
「まず一つ目は、風魔法から始めてみましょう。
風魔法の印は、まず手を組み、そうです、指を交互に組んで、そのまま親指だけを重ねた状態で、残りの指を組みほどいて下さい。
そしてそのまま、前方へ手をかざすように付き出して。
はい、そうです。手を付き出したら暗唱を行います。
いかがですか?」
「うん。大丈夫!風の印は覚えた!」
「けっこうです。では、やってみましょうか。」
「はい!」
よーし!今度こそ!
えっと、まず体全体に魔力維持をして、今教わった風の印。
手を組んで、親指以外を外して、手を広げた状態で前方に付きだす!
そして暗唱!
「風よ我に応えよ!ウイング!」
フワッ
……っっ!!
「でた!でたよ、でた!そよ風だけど、ちゃんと魔法が使えたよ!」
大興奮しながらジェームスを見ると、ニッコリ笑って頷いてくれた。
シトリスとペンテスを見ると、ニコニコと笑ってくれている。
くぅ~っ!これだよこれ!異世界って感じがする~!!
やっぱり魔法はロマンだよね!!
□□□□
さて、テンションを上げるのもここまでにして、深呼吸。スーハー。
「よし。じゃあジェームス、他の印も教えて。」
「かしこまりました。では二つ目は水の印を。
水の印は、両の掌を合わせてから、指先だけ付けたまま残し、半円状にします。
そうです。手の中で球体を包むような形です。そのさい、手首は付けずに離してください。はい。そして、ここで水の暗唱です。
では、もう一度。」
えっと、まずは魔力の維持。それから掌を合わせてから、指先だけを残して半円状を作る。
で、暗唱!
「水よ我に応えよ。ウォーター。」
パシャンッ
「冷た!」
印を結んだ手の下に、そのまま水が降ってきた。
足に少しかかったよ。冷たい。
「水魔法も成功おめでとうございます。」
「ありがとう!」
「やっぱ、ぼっちゃんは呑み込みはえーなー。」
「ねー。」
「はやいの?」
「まぁ普通は、じゃあやってみましょうって言ってできませんから。
それに、いくら初級でも、魔法初心者は疲労が溜まりやすいんです。続けてなんて普通はできませんよ。」
「精神的にもー、肉体的にもー、ゴリゴリーっと削られるもんねー。」
「へー、そうなんだ。」
「そこはぼっちゃまですから。」
ニコニコと笑うジェームス。
「「ですよねー。」」
その一言で済ますシトリスとペンテス。
え?俺の評価って二人にそんなに高かったの?
読んでいただきありがとうございます!!
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