表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/45

18話 魔力管

評価、ブックマークありがとうございます!!!


大変遅くなりました。

すみません!

はい。というわけで、今からジェームスの魔法講義です。


魔法属性の鑑定は、教会から鑑定盤を借りなければならないので数日は申請がかかるという。


つまり、今のところ俺の属性は不明。


勝手に試してみてもいいけど、魔法に使用する魔力も無尽蔵ではない。

とくに体が出来上がっていない子供がろくな知識もなく魔法を使うとキャパオーバーになり倒れるという。


それを防ぐためにも属性鑑定は必要不可欠。


適正の無いものに余計な魔力をとられるのは効率も悪いしね。


ならば鑑定盤が届くまで、知識を深めておこう。


基本的に俺の教育はジェームスがおこなってくれているので、今回の魔法講義もジェームスが引き受けてくれた。


そして今、俺は自分の部屋に来て……おらず、そのまま書斎に連れてこられた。


書斎には、その場で読めるように小さなテーブルとイスが設置されている。


以前はソファーもあったのだが、俺がよく寝落ちをするので撤去されてしまった。


だってこの世界の本面白いんだもん。


地理も歴史もファンタジーの世界だし、薬草の種類から作り方まで初級編から上級編まで取り揃えてあるし。

魔物の本もどんな魔物がいるか、生息地や弱点、それに倒しかたをまで書いてあった。

それ以外にも女性に需要のありそうな料理の仕方や種類、裁縫、ダンス、お茶会での所作や、お茶会の開きかた、お菓子の選び方、茶葉の選び方その他諸々。

男性に好まれる服装、女性に好まれる服装なんてのもあった。

あとは、狩の仕方や解体方法にジビエの食べ方。

剣の扱い方、魔法の本もあった。

これもやっぱり初級編から上級編まで。

あと、珍しいのでは演武や剣舞なんかの本もあったな。

やったのかな。ちょっと見てみたいかも。


それ以外にもたくさん。とにかく色々な種類の蔵書がところせましと並べてあった。


これをみてわかるとおり、家は代々の本好きらしく少しづつ少しづつ本を集めていたからのこの蔵書数らしい。


古いものは写本もけっこうあるので、先祖の方々が頑張って下さったんだな。

そしてそれは俺の知識になると。

ありがたや、ありがたや。


ちなみに、この世界にも印刷技術はある。

ただ、かなりの高度技術なので基本は貴族が買うような本にしか使われない。

本一冊で、けっこうなお値段なんだよな。

なので、領民などは自分達で手書きの写本が基本だ。


まぁ、本を読むなんて余裕があるのは貴族ぐらいなんだから、高くても別にいい……。

いや、うそ。やっぱりもっと本が読みたいから領民にも普及できるくらいのレベルまで頑張って印刷技術を磨いて欲しい。切実に。


とまぁ、話が少し脱線したけどそうやって増えた本がジャンル問わずあるので面白いったら。

そしてフカフカのソファーに座って読みふけっていると夜になってて寝落ちをする……と。


なんど青筋を立てたジェームスに笑顔で責められたか。

今も思い出しただけで血の気が引くよ。


そんな楽しい思い出()の書斎で魔法のお勉強ターイム。


ワクワクしない方がおかしいよね!!



□□□□



「では、先ずは魔法についての基礎知識から始めていきましょう。」


「はい!」


ワクワク


「ぼっちゃま、こちらの本はお読みになられたことは?」


「うん!五歳の時に!」


「…さすがでございます。

ではぼっちゃま。魔法とはどのようなものですか?」


「うん?」


俺が説明するの?


「えっと、魔法とは四大元素である火、水、土、風を体内の中にある魔力を変換して使えるようにすること。

魔法には適性があり、その適性の中でも初級から上級までの区分けがある。

基本的に人間であれば四大元素全て使えるけど、初級魔法は使えてもほぼ役には立たない。攻撃魔法や防御魔法は中級の適性がないかぎり使えない。

中級、上級魔法が使えるのはほとんど貴族の人達で、領民で使える人は稀。領民は基本的に全ての魔法が初級止まり。

あとは、えーっと…。」


なんだっけ?あの本、『魔法の基礎』は魔法の本だ!ってテンション上がって読んだのは覚えてるんだけど、ざっくりとしか覚えてないんだよな。


だって魔法の使い方とか載ってなかったし。


魔法の基本的な種類とか適性とかを小難しく書いてあったりしたから解釈するの難しかったし、大雑把にしか理解してないんだよね。


「素晴らしいです。ぼっちゃま。

おおむね基礎は理解されてるようでけっこう。

ですが、やはり抜け落ちている部分もだいぶあるようなので補足いたしましょう。」


「お願いします!」


「では一つ目に、ぼっちゃまは魔力管(まりょくかん)という名を聞いたことは?」


魔力管(まりょくかん)?」


「はい。魔力管(まりょくかん)とは自身の体に張り巡らされてる目に見えない魔力の管。

つまり、通り道になります。

そして魔力管(まりょくかん)は人の体には必ずあります。ただし、血管のように目に見えるものではありません。」


「見えないの?」


「見えるというよりも感じるという方が正しいでしょう。

魔法を使う時に全身に魔力を行き渡らせやすくする道なので、感覚器官でしょうか。」


「感覚…。」


「そうです。魔力管(まりょくかん)は我々の魔法を支えてくれている大切な器官。

そしてこの魔力管(まりょくかん)こそが、どれだけの威力で魔法を操れるのかに大きく関わっております。」


「魔法の威力って?」


ジェームスはニコリと笑うと


「ぼっちゃまは、魔法に初級、中級、上級と位置付けられる力があるのはご存知でございましょう?」


「あっ。」


「それが魔法の威力です。」


そうだった。魔法にはそれぞれ初級、中級、上級があるんだった。


初級は人なら誰でも使える魔法。

だから、ほとんど魔力の無い領民でも扱える魔法だったはず。


火ならファイア、水ならウォーターみたいな感じで。


中級になると攻撃と防御が使えるようになる。


たしか、国や各領土の騎士は最低でも中級魔法が使えることが採用事項になってるはず。


まぁ、もしもの時に初級魔法しか使えない騎士団なんてすぐにやられるだろうしね。


剣の腕だけじゃどうにもならないのがこの世界なんだよね。


そして、上級。


ハッキリ言うと貴族しか使えない。というか、貴族以外で使える人を聞いたことがほぼ無いんだよね。


平民で上級魔法が使えるなんて聞こえてきたら、速攻で貴族籍に入れられちゃうしね。


養子とか嫁とか婿とか…。


それだけ上級魔法の使い手が少ないんだけど。


囲い込みかぁーーーー。


貴族こわーい。



そして、上級魔法で忘れてはいけないのが水魔法。


水魔法の上級だけは、なぜか王族の血を引いてる者しか出現しない。


これもゲーム補正の一種なんだろうな。


絶対的貴族!!みたいな?


確かゲームでは王族ルートに入ると、最終試験で上級魔法が使えるかどうかやるんじゃなかったっけ?


なんだっけ?えーっと、上級魔法の奥義で王族しか扱えない魔法だったかな?を使えるか使えないかで王位継承が決まるんだったかな?


うーん……忘れた。俺も妹も王太子ルート好きじゃなかったから、一、二回しかやらなかったんだよな…。もう少し真面目にやっておけばよかった。


とにかく、上級魔法が使えれば将来安泰みたいに言われているんだよね。


だけどその中でもなぜか土魔法だけは冷遇される。

攻撃力が無いからって理由で。


いや、守りの要ーー!!って思うけどこの国の常識だとそうなる。


辺境の地や森と続いている領地で要塞をかねた防壁を造っているのは他でもない父上達、土の上級魔法使い達なのに。


……愚痴は置いといて。


「魔法の威力が初級、中級、上級ってあるなは解ったけど魔力管との関わりって?」


「はい。近年の研究で解ってきたことでございますが、魔力管の管が太ければ太いほど魔法の威力が強いということがわかりました。」


「目に見えないのに?」


「はい。ですが、魔力の流れは見えますよ。」


「魔力の流れ。」


「もちろん、それなりに特別な訓練をしておりますが。」


「ジェームスも見えるの?」


疑問に思ったことを聞くと、目をスッと細められて、ニコリ。


「さて、ここで大事なのが魔力管の(くだ)が太い、細いということが魔力量にはまったく関係がないということです。」


あっ、はぐらかされた。

ということは、見えるんだなジェームス。

本当に何でもできるね。



読んでいただきありがとうございます!!


感想、評価、ブックマークいただけたら嬉しいです。


よろしくお願いします。


今回の魔法の説明があまり上手くできてない気がします。

意味がわからない等の説明要求は感想にお願いします。


あまりに多すぎた場合は書き直すのも視野に入れています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ