7話 義母上は有能
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今回から二章にはいります!
記憶が戻ってから五年がたった。
本当に五年で領地を黒字にしたよ。義母上。
義母であるペペロミアをチラリと見ながら手元の資料に目を通す。
倒れた日のあとすぐに義母上に仕事を手伝いたいと申し出た。
勿論、今後の自分の勉強にもなるので、手伝わせて欲しいと懇願した形ではあるが。
義母上は最初は困惑していたがジェームスの「計算式や読み書きは一通り出来ますので、下手なものを雇ったりするよりもずっと効率がよいと思いますよ。…あと、賃金がうきます。」の一言で義母上の決心がついたらしい。
そこから、前世の社会人での記憶とゲームでの記憶をフル活用して義母上に提案というなの助言をし、自身も社会人の記憶を頼りに会計予算などを作成したりと忙しく働いた。
会計予算は文章での計算でわかりにくかったし、しかも、そこに使い方や報告まで全部一緒になって書いてあったり…
これをわかりやすくしただけだけど、この計算方法や表し方が良かったらしく支出入がわかりやすくなって見直ししやすくなったらしい。
素晴らしいと褒められたけど、ちょっと複雑。
むしろ、なぜ今まで誰も気付かなかったんだと思ってしまうわけですよ…。
よく文章での計算方法で間違わなかったよな。
いや、間違ってても気付かなかったのか?
…よし。今さら考えてしょうがない。何とかなりそうだからそれでよし!
とにかく、この事があってから領地の運用資金を把握しやすくなったようで、色々な改革ができるようになった。
まず、割り当てられる資金の見直し。
まぁ、ここは極端には変わらなかったんだけど、国からの補助金の申請をしていなかったみたいだ。
補助金なんてものがあったなんて知らなかったよ。
やっぱり見直ししてよかった!
あと、色々と知ってる義母上でよかった!
そうそう、ビックリしたのが父上の仕事が国家事業なので国からの賃金の代わりに領の税金が免除になってることだよね。
身を粉にして働いた分の給料が領の税金で全部消える。
良いんだか、悪いんだか…。
まぁ、だからギリギリで何とかなってたんだろうけど。
ギリギリの運営に余裕ができれば、それを基にいろんな投資ができる。
補助金を何処に割り振るかで頭を悩ませたみたいだけど、やっぱり、まずは民の暮らしを安定させることだよね!
義母上も同じだったらしく領民の暮らしの改善を中心に、収入源の確保に田畑の改良に振り分けた。
その他にも衛生面の改善や、道路設備などなどなど…。
まぁ、これはおいおいで。
あ"ー。お金が足りないなー!!
やりたいこと、やらなきゃいけないことは沢山ある。
けど、まぁ、できるところから改革をしていこう!
□□□□
義母上は、、一年目で領地の改善点を見付け出し(主に田畑の改良)、二年目で堅実な収益方法をみつけ領民に周知、あと新たな作物の実験。三年目からは、田畑の収益が安定してきているので、本格的な新しい作物作り。
以外にも四年目にして実験が上手くいき、新しい作物という収入源が入ってきた。
なんとこれ、甜菜なんですよ!
そう、つまり、砂糖!!
まだ、試行錯誤の段階だから育てることに成功しても数が少ない。
それでも、高価な砂糖の代わりとして使える甜菜は少量でも高値がつく。甜菜を量産できるようになればもっと領地が潤うはず。
五年目は甜菜の収入源もあって、普通の領地よりは慎ましいけれど、それなりの暮らしを領民達ができてると思う。本当に良かった。
マジで義母上の有能ぶり!!
尊敬するね!!
俺だけじゃできなかったことや、わからなかったことも沢山あったし。
本当、勉強不足でした。
心から義母上が家に来てくれて良かったと思ったよ。
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