騒動の予感
あれから、着替えて食堂に降りて朝ごはんを食べている
ちなみにベッドは戻ってすぐにコピーで増やした
「にしても神界とここじゃ時間の進み方が違うのかな?向こうで30分ぐらい鬼ごっこ......鬼ごっこか?をしてたのに、時間軸がズレてるのか?」
「(命懸けの鬼ごっこは鬼ごっこと言わないと思う...)柏葉君が居なくなってからこっちでは1時間ぐらい経ってますよ、向こうの1分がこっちの2分ぐらいのようですね」
時の番人で時間軸同じにしてやろうか?
(やめてくれると助かるよ......)
あっはい
「まあ正直どうでもいいな、あ、ルーナも神界行ってみるか?」
「そんな簡単に行けるのものなのですか?」
「いや、能力で無理矢理行く」
「それいいんですか?というかちゃんとした方法はないんですか?」
「神に招待されるのが一般的だな、空間の歪みに飲み込まれたりしても運が良ければ行ける、あと1度行ったことがあれば自分で入れる」
「それなら柏葉君が神界に行って私を招待すればいいじゃないですか......」
「あ、そうだな、いつも強引に行ってるから思いつかなかったよ」
「ちょっと......」
そんな会話をしながら朝ごはんを食べる
ここの食堂のご飯美味いな......
......うん、暇だ!
なんか起きないかな?(作者ネタ切れ)
「何か起きて欲しくないですよ......」
「なんでわかるの?悟りの能力でも開いたの?」
「声に出てましたよ......」
え?声に出てたのか
(観察してたけど声に出てたよ、あと何か起こそうか?)
なんで観察してんの?てか何か起こさなくていいよ
あ、能力今のうちに作っておこうかな......
なんて考えていると突然宿の入口の扉が叩き開けられた
扉壊れたらどうするつもりだよ......
そう思いつつ扉の方を見ると金髪の、良くいえば豪華な、悪く言えば成金趣味満載の格好をした男が数人の護衛?のようなやつを連れてやってきた、そして声を大にして
「ここにルーナと言う女がいるだろう!そいつをだせ!今すぐにだ!」
と、突然ルーナのことを連れてこいと叫んでいる
頭大丈夫か?
とりあえずルーナとナナシに念思を入れる
(なあなあナナシとルーナ、あいつ誰?)
(あれはこの街の領主だね、なかなかに女好きで評判はとても悪いみたいだね)
(それ領主として成り立ってるのかな?)
(成り立ってないだろ、というかテンプレが多いんだよな)
(それは作者に文句言ってよ)
(メタいですよ2人とも)
(というかどこでルーナのことを知ったんだ?)
(教会だと思うよ)
と、メタい会話をしていると、領主?がまた声を張り上げる
「どうした!ルーナを出せと言っている!領主であるバイド様の言うことが聞けないのか?」
うわぁ......
めっちゃ嫌な感じだよあいつ
(ルーナ、どうする?わざと出てみて捕まって、俺とナナシで領主潰してもいいぞ?)
(捕まるんですね......)
(その時は私も殺らせてくれない?)
グラスからも念思が入る
(多分捕まるだろうね)
(まあルーナには力を渡してあるんだから大丈夫だろ、で?どうする?)
(そうですね......じゃあわざと捕まってくるので助けるっていう名目で領主を潰してください)
(僕としても助かるかな、彼は僕の世界には要らないからね)
(私はルーナのために叩き潰すわよ)
(わかった、じゃあ全員で叩き潰すぞ!)
((((おー!))))
領主の死が最高神3人の手によって決定した瞬間である
ルーナが立ち上がって
「私がルーナですが、何か用ですか?」
......演技上手くね?
すると領主......バイドだったか?が下品な笑みを浮かべて
「お前を俺の女にしてやる!光栄に思え!」
ルーナから念思が入る
(もうこの場で叩き潰してもいいんじゃないですか?)
心底嫌そうである
(ここでやると目立ちすぎるからな、まあ最後には殺すんだから関係ないだろ)
(私としてはここで殺してもいいけどね)
(まあ最初の手筈で殺ろう)
(それじゃあ演技に戻りますね)
「嫌ですよ、そもそもなんで光栄に思わないとダメなのですか?私としてはあなたに微塵も興味が無いのですが?」
ルーナって毒舌なのか?
(毒舌よ)
あ、そうですか
するとバイドがまた気持ち悪い笑みを浮かべて
「いいね、お前みたいな女は躾がいがある、よし!連れて行け!」
すると護衛のようなやつらがルーナの腕をつかみ連れていく
俺も芝居をするか
「おい待てよ、何勝手にルーナを連れていこうとしてるんだ?ルーナは俺の大切な仲間なんだ、許可もなく連れていくのはどうかと思うが?」
「知ったことか、領主である俺が連れていくと行ったら連れていくのだ」
うわぁ......(2回目)
「お前領主になるべきじゃねえな、お前みたいなやつはスラム街がお似合いだ」
「言うじゃないか、ならいいだろう、今夜10時に領主の館に来い、そこで待ってやる、取り返してみろ!仲間を連れてきてもらってもいいぞ、お前に勝ち目はないからな」
(やったぞ、これで殺せるな)
(ナイスよ柏葉)
(ありがとう柏葉君)
「最後にもう1つ聞こうか、ルーナは誰だかわかっててやってるのか?」
「ふん、そんなの知っている、神だろう?だからなんだ、そんなの金と権力でどうとでもなる」
「その言葉、後悔するなよ?」
そう言うと領主はルーナを薬品で眠らせ―――ルーナが眠らされた振りをして―――連れていった
そして領主が居なくなると声を出す
「さて、出てきていいぞ」
そう言うとナナシとグラスが転移してくる
すると今まで黙っていた周りの客がざわざわする
そりゃ当然だろう、何せこの世界の最高神と誰かが自分たちが一般人だと思っていたやつの元に転移してきたのだから、それにこの世界には転移魔法がないからそれでも驚いているのだろう
するとナナシが口を開く
「皆、落ち着いてくれ、わかっているとは思うけど、僕はこの世界の最高神、ナナシだ」
そして俺とグラスの方を見て
「彼らは別の世界の神、それも最高神だ」
またざわざわし出す
とりあえず自己紹介するか
「俺は夜那月柏葉、ナナシが紹介した通り最高神だ、ちなみに転生を繰り返しているからかなり強いぞ」
グラスも自己紹介をする
「私はグラス、ナナシの紹介した通り最高神よ、ちなみに柏葉だけど、かなり強いとか言ってるけど私とナナシが2人がかりで本気で戦っても勝てないぐらいには強いわよ、それこそ最高神100人分ぐらいには」
「それは言い過ぎじゃないか?」
「間違ってないでしょ、僕が逃げるのに集中してたのにそれをいとも容易く捕まえたんだ、本気で戦えば避けることすらできないさ」
「そもそも神界で私と上限解放せずに互角に殴りあったでしょ?というか私とナナシは最高神の中でも強さは上位に位置するのよ?しかもナナシは私より強いわよ?」
「あれはグラスもナナシも本気じゃなかっただろ?」
「本気だったわよ...」
「僕も本気だったよ...」
「え?マジで?それなら腕なまってるんじゃないか?」
「舐めてるわね?喧嘩売ってるわよね?」
「ハイハイそこまで」
まあ自己紹介はこの辺りでいいか
「まあそれはともかく、俺達はあの領主がムカつくから殺すことにした、だからルーナに芝居をしてもらってわざと捕まってもらった、まあ今日の夜には領主が死ぬからそこよろしく」
そう言って騒動は始まった
次回、領主死す!デュエルスタンバイ!
(作者は深夜テンションです)




