忌み子 異世界で
「うわぁぁぁーーーーー」
ドスン!
音を立てて落ちると辺りには草原が広がっていた。
「いてててて。痛ったいなぁもう。・・・ここが異世界かぁ。なんか村と変わんない気がするんだけど」
しかし太陽が2つあるのをみると前とは違う世界にいることがわかった
「やっぱり違う世界なんだなぁ」
しみじみそう呟いていると
ガサガサガサッと後ろの方から音がした
後ろを振り返ってみると角を生やしたウサギがいた
「おおなんて可愛いんだよしよs「そこをどけーーー」へっ!?」
突然俺の目の前に刃物が振り下ろされた
「うわっ、危ねぇ。何すんだよ!」
そう文句を言うとそこには毛皮で作ったような防具をつけた女が立っていた
「何をするは貴様の方だ!あのウサギがどれほど恐ろしいものかわかっているのか?」
「へっ?」
ウサギをもう一回見てみる
愛くるしい目、モフモフした毛、触りたくなるような耳
「これのどこが怖いというのか?」
「角だよ!つ、の!それに刺されて死んだ冒険者が何人いるものかわかっているのか?」
そんなこと言われても俺ここ来たばっかだからなぁ
「知らん」
「はぁ、もういい。とりあえず私の後ろに隠れろ」
そう言うと女は再び剣を抜き
「はぁぁぁっ、はぁ!」
ウサギに向かって剣を振った
ザシュッ!
そう音が聞こえるとウサギは真っ二つになった
「はぁ、お前みたいなのを連れて歩きたくないんだがなぁ。仕方ない、付いて来い」
そう言われ俺は女の後をついていった
「そういえば自己紹介がまだだったな。私はアリアだ。お前は」
「・・・名なんて無い。付けられてないんだ」
「そうか・・・悪いこと聞いたな。すまん」
「いいよ。気にして無いし」
「しかし呼ぶとき不便だな。よし私が名前付けてやろう」
「えっいいよべつに」
「いいや、だめだ。...よし髪が白いからシロっていうのはどうだ?」
「やだよそんな安直な名前」
「んーじゃあ白雪っていうのはどうだ?こっちの方ではあまり使わない文字なんだがな」
「いいよそれで」
「なんだ味気ない反応しやがって...まあいいよろしくな白雪」
「よろしくアリア」
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多分明日も更新すると思います。
下手したら今日かもしれません