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忌み子と呼ばれた子、異世界へ

「どうして俺が...何もしていないのに...」

とある森の中男の子は一人で泣いていた

見た目は14ぐらいだと思われる

何故そんな大きい子がと思う人もいるかもしれない

しかしこの子に仕打ちを考えれば泣いているなんて可愛い方と言えるだろう

「嫌だ。もう村には帰りたくはない。ずっと森に居たい。みんなと話をしていたい」

バキッ、バキッ、

こんな音が聞こえ始めてきた

しばらくすると村の男がやってきた

「こんな所にいたのか!早く来い!村でみんなが待ってる!」

「い、いやだ!」

「あ"っ!?誰にもの聞いてんだ!化け物の分際で!」

ドスッ!

腹を殴られた

「や、やめて...」

「だから誰に口きいてるんだよっ!」

ドスッ!もう一発殴られた

「や、やめて...下さい」

「そうだよ、最初からそういやいいんだよ」

その後その子は引きずられて村まで連れて行かれた


村に帰っても村人たちから殴られてという生活が続いた

少しでも逃げようとするとまた殴られる、蹴られる

「誰か...助けて...」

そう呟きその子は気を失ってしまった


気がつくと辺りが白い空間に居た

目の前には純白と言えるほどの服を着ている物凄い美人の女がいた

「貴方、世界を憎いと思わない?」

いきなり何を聴くんだろうこの女は

「この女とは心外ね」

何故この女は俺の考えていることがわかった?

「それはわたしが女神だからよ!」

ちょっと待て、会話が成立してないか?

「ええ勿論。だって思考読んでるんだもん」

だもんって...

「そんなことよりどうなの?憎いと思わないの?」

勿論、憎いに決まっている。ただこんな力が有るだけで殴られて蹴られるんだから

それにこの容姿。これも忌み子と言われる要因の一つだろう

「ふふっ、そんな貴方にぴったりの世界があるわ!

こっちではファンタジーな世界と言ったらわかりやすいかしら?貴方はよく隠れて本を読んでいたからわかるわよね。まあ読むたび殴られてたけど...」

何故そんなことまで知っているのか

「女神だからよ!」

もういい

「それで、どう?行く?行かない?」

勿論、行くに決まっている

「ああそう、じゃあ今から送るからね」

ちょっと待て俺なんかないのか?

「あるわけないでしょ?そんな力もっているんだから」

クッ何も言い返せない

「それじゃーね」

おいなんか一つはくれ!

「しょうがないわね。じゃあ一つ前の世界から貴方のもので持っていっていいわよ。後で送るからね。決まったら頭の中に私の姿を思い浮かべて呼びなさい!」

そう言われて俺は通称異世界に連れていかれた

「あっそうそう、貴方の力まだ完璧じゃないからね。精進しなさい!」

おいっそんなこと聞いていない

そう思った瞬間意識が飛んだ

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