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偉人相手に商談!?陽希がんばります!  作者: 乾為天女


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第79章 「武田信玄とデルタフォーメーションの混乱!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 時空の渦に飲み込まれた陽希と莉桜。

 ドガァァァァァァン!!!!

「いってぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 陽希は地面に頭から突っ込み、顔面を泥まみれにした。

「陽希、大丈夫!? ……って、あれ?」

 莉桜が顔を上げると、二人はなんと戦国時代の戦場のど真ん中に立っていた。

「えっ!? えっ!? また戦場!?!?!?」

「ちょっと待て!! これ絶対マズいやつじゃん!!!」

 目の前には、重厚な鎧を着た騎馬武者たちがずらりと並び、その中央には、一人の圧倒的な威厳を放つ男がいた。

 赤い甲冑、堂々とした体格、鋭い眼光——

「こ、これはまさか……!!!」

 陽希と莉桜は同時に叫んだ。

「武田信玄!!!!!!」

「うおおおお!? 風林火山の人がいるぅぅぅ!!!」

 ーーー

 陽希、戦国時代ど真ん中で営業開始!?

 武田信玄は、じっと二人を見下ろした。

「貴様ら、何者だ?」

「え、ええと……!!」

 陽希は反射的に立ち上がり、胸を張った。

「私たちは営業マンです!!! 本日はこちらの素晴らしい商品を売りに来ました!!!!」

「営業……?」

 信玄は眉をひそめる。

「何を売るのだ?」

「ええと……こちらです!!!!」

 陽希は胸を張り、堂々と商品を掲げた。

「デルタフォーメーションです!!!!!」

「……。」

 しーーーーーーん……。

 戦場が、突然の沈黙に包まれた。

「……デルタフォーメーション?」

 武田信玄は困惑した顔をした。

「はい!!」

「それは何だ?」

「戦場で使える、最強の陣形です!!!!」

「……。」

 信玄はじっと陽希を見つめた。

「お主、戦を知っておるのか?」

「はい!! これを使えば、風林火山の軍がさらに強くなります!!」

「……ほう。」

「いかがでしょうか!!?」

「いらぬ。」

「ええええええええええええええええええ!?!?!?!?」

 ーーー

「デルタフォーメーションは戦国に必要?」陽希の猛反撃!!

「ちょっと待ってください!! なんで即却下なんですか!?」

 陽希は慌てて抗議する。

「デルタフォーメーションは、三角形の陣形を活かして、敵を包囲する最強の布陣なんですよ!!」

「……。」

 武田信玄はじっと考え込む。

「風林火山の陣を超えると言うのか?」

「はい!! 例えば、敵軍が正面から攻めてきたとき、三角形の隊列を作って包囲すれば、一気に勝てます!!」

「……。」

「しかも、騎馬隊との相性が抜群!! 素早い動きで敵を翻弄できます!!!」

「ふむ……。」

 信玄は考えた後、こう言った。

「では、実際に試してみるか。」

「えええええ!? 実践!?」

「貴様の言うデルタフォーメーションとやら、実際に試す価値があるかどうか、この場で判断する。」

「ま、まじっすか……!!」

 こうして、陽希はまさかの「武田軍にデルタフォーメーションを導入する」という歴史的大事件に巻き込まれることになった。

 ーーー

 実践開始! 武田軍、デルタフォーメーション訓練!?

「よし、では武田騎馬隊!! 陽希の指示に従い、デルタフォーメーションを試す!!」

「えっ!? 俺、指揮するんですか!?!?」

「当然だろう。」

「ま、マジかぁぁぁ!!!」

 陽希は慌てながらも、騎馬隊に指示を出す。

「えーっと、三角形に隊列を作ってください!!」

「こうか?」

「そうそう!! で、そのまま前進!!」

 騎馬隊が一斉に三角形を作り、前へと突進する。

「おお!? なんかそれっぽい!!」

 しかし——

「うおおおおおおお!!!!!」

 先頭の騎馬隊が勢いよく突っ込みすぎ、三角形が崩れ——

 全員、横にずっこけた。

「ぎゃああああ!!!???」

「ちょっと待て!!! なんでみんな転ぶの!?!?」

「先頭が止まらぬ!!!」

「全員が突っ込んだから、止まれなくなったんだ!!」

「ぎゃああああ!! なんか変な大混乱になってるぅぅぅ!!!」

 武田軍の騎馬隊は大パニックになり、戦場がとんでもないことになった。

「貴様!!! これは使えぬではないか!!!!」

 信玄がキレた。

「すみません!! 俺が悪かったですぅぅぅ!!!!」




 そして、新たな時代へ——

「はぁ……デルタフォーメーション、まったく役に立たなかった……。」

 陽希はぐったりした顔でつぶやいた。

「でも、面白かったよね?」

 莉桜が微笑む。

「いや、俺、めっちゃ怒られたんだけど!!!」

 ゴゴゴゴゴゴゴ……!!!

「うわぁぁぁぁ!? またかぁぁぁ!!!」


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