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不良が群雄割拠する街 「K市」


誰もがその街の頂点になろうとする

様々な人間達が蹴落とし這いあがろうとし

一体誰が最後に「K市」の頂点に君臨するのか


これは1つの街の少年達の話





-------------4月---------------


「今日も俺の勝ちじゃね?これ」

1人の少年が言う。

「いーや、これは俺の勝ちだね」

最初の少年より背の高い少年がまだ少し肌寒い春の季節の風に吹かれてなびく前髪を鬱陶しそうにしながら言う。

場所はとある高校の今はもう使われていない運動部の一室。

もう随分前に部室棟の劣化に伴い高校側が新たに建てた新部室棟とは時代の違いを感じる作りとなっていた。

野球部の部室だったのだろう、部室の随所にヘルメットやバット、グローブなど高校球児達の忘れ物が目にとれる

かつてはこの部屋も球児達の青春の1ページの中にいたである事が分かる。

そんな青春の残り香がただよう部室は今は部屋の真ん中に

大きめの黒のテーブル、その上には綺麗にされているガラスの灰皿。テーブルの色と揃えられたであろう黒のソファが置かれていた。

まだ前髪が鬱陶しそうにしている少年は手に持ったままだったゲーム機のコントローラーを机の上に置き、

その横に置いてあった少しきつめの大好きな煙草を手にとり火をつけた。

「ふーっ、てかこの高校入ってもう1年たったのか。早くね?」

「煙草吸うときは窓開けろって言ってんじゃん。閉めんな」

「俺は優真と違って髪なげえから風入ってくると髪が目に入ってうぜえんだって」

優真と呼ばれた少年もう1人の話は無視しては立ち上がって

窓を開ける。


「確かにもう1年たつのか、早いな高校生活」

優真が開けた窓から入り込む風を感じながら昨今の気象からでは珍しく満開にさいた校庭の桜の木を見ながら呟く。

「てかもう帰ろうぜ優真」

「んーっこんだけ良い天気だと眠たくなってきたしもう帰るか瞬夜は今日夜は何すんの?」

「今日は夜は珍しくフリーだよー。遊ぶ約束してた大学生の女の子がバイト先の人が体調壊しちゃって変わりにバイト入らなくちゃいけなくなったんだって」

そう言って本来あるはずだった夜の予定を説明する瞬夜と呼ばれる少年はおそらくモテるのであろう。

背は高くスタイルは良い。顔もあっさりとしている感じのイケメンだ。髪の毛は黒く前髪が目にかかるくらいには長いがそれでも今風の髪型に整えられている。

「じゃあ夜また俺の家きてよ!新しく全巻買った漫画読んで待ってるから」

こちらもそのイケメンな顔で何人の女の子達を泣かせてきたかは分からない優真が言う。

瞬夜とは違い短く整えてられていて白に染め上げられたその髪はまるで雪のようだった。

「了解〜またじゃあ着いたら連絡するわ」

そう会話をして2人は高校をあとにした。


とりあえず書いてみましたんで目に入られた方はコメントよろしくお願いします

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