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世迷404  作者: 南瓜牌
Chapter2
8/9

1ーきえまさかさ

ちゅーとりある、その2、はっじまっるよー。

…「彼」は()に着いた電光掲示板を見た。

数字が書いてある…

電車に関する時間なのだろう、強いて可笑しな事を言うのなら、全ての文字が鏡文字な事だろうか?


また、床を見た…


駅名を示す筈の看板が有った。


何処か疑問系なのは書いてある内容が可笑しいからだ。


…「口東ー駅様逆」


これだけ見れば正しく「何のこっちゃ」と言うやつなのだが。


「あなた」も薄々察しているかも知れない。


この「異界」、そうだね…


仮称だが「逆様駅」とでも呼ぼうか。


「逆様駅」は色々と反対だった…


「あなた」は気づいたかな?


そう、全部じゃない。


言葉にすると奇妙な表現なのだが、実際「彼」は()()()()()()()()()()

普通この類の異界は殆どの現象に作用するのだが…

異界の性質自体も反転しているらしく、所々正常な存在もあった。


因みに「彼」の異界でしか役に立たない方向感覚は、看板に東口と書いている物のこの場所が南側だと示していた。

書いて有る内容ですら反転しているとは、殆、本当に信用できない異界だ。


因みに「彼」は矢張り今回も気が付いたら「異界」にいた。


「…いたり帰」


【逆様駅】

いろいろはんてんしたばしょ。

ちゅうとはんぱに、

はんてんしてて、あたまがとても、

こんがらがる。

せめて、ことばくらい、

ふつうに話させてほしい。

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