異常全象ー1
余談なのですが、この物語は幾つかのゲーム、小説をリスペクトして書いています。
其の中でも強いてこの物語をイラストとして想像するのなら日本で一番な所の「夜を廻る」シリーズ風のタッチだと、
お考えください。
もしBGMがあったとしても、大体そんな感じです。
《非常識》
一覧
《くらやみのランタン》
見えないものを照らし写し出す光を、灯すランタン。
《くらやみのカメラ》
見えないものを写し撮れるデジタルカメラ。
『エフェクト』
一覧
『ポーズ』
時間を止めれる。
【異界】
一覧
【暗闇ー浅層】
光一つ無い領域その浅層。
概念的に下に存在する。
他の異界が重なり合う様に存在するのに対して、
暗闇はコインの裏面に値する。
上から下に落ちると言う、当たり前の常識を主軸として存在し。
コインの表面、上の世界、
表面から落ちた情報によって形を成した、
一種のアカシックレコード。
通常はこの異界を黒に染めている情報群に塗り潰されて死ぬ。
判りやすく説明するなら「白紙を文字だけで黒一色になる程書き潰した」のがあの世界。
【知らない川】
誰も知らない、其処に有るけど何処にも存在しない川。
昔存在したが今は無い川と言う概念と此の国の大半の人の抱いている、
自覚無き川に対する認識、その集合的無意識が混ざり合って出きた異界。
夢や幻では無いが、結果的に言えばかなり近い領域。
【きさらぎマンション404号室】
存在し無い筈の部屋。
抑抑、マンション自体も存在し無い。
座標も無い。
「彼」は遭遇したと思っているが、
実際には「彼」の領域で有り「彼」を核としている異界。