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魔導師は目立ちたくない  作者: 流人カヲル(仮)
16/16

やっぱり酒は災いの元 その16

再び頑張りだしました


『修正』のかかっていない話は酷く読みにくい物となっています


ごめんなさい


近々修正します


「オレの術を破ったのは貴様か?お前、何者だ?」


口を開いたフードの男の声は酷くしゃがれていた


「臨時の雇われてメイド」


対するクローディアの返答は素っ気ないものだった


今にも命のやり取りが始まろうかという状況であるのに


クローディアの気持ちは


「早く寝たい、帰りたい」


その事しか頭になかった


中途半端に寝てしまったのがよくなかった


簡単にいうと気持ちが切れてしまったのだった


子猫達を呪術から解放してあげたあの瞬間なら


怒りに任せてこの男を視界に入っただけで


八つ裂きにして消し炭に燃やしてしまっていたかもしれない


だけど今は緊張の糸が切れて


身体は疲れでどうしようもなく重いままで


その上空腹感までクローディアに襲いかかってきた


(早く帰りたいなぁ…)


ふわぁぁ…


と、危険な呪術士を前に大あくびをするほどにクローディアの精神状態は戦闘をするような状態では全くなかった


呪術士はクローディアの緊張感の無さに逆に警戒した


この状況で自然体でいられる


その異様な落ち着き具合から相当の強者であると判断したからであった


懐から複雑な彫り物を入れた短い錫杖と黒いナイフを取り出し、前に出して構えた


それに反応してまだフードに顔を隠したままの大男?が呪術士を護るかのように


クローディアの前に立ちはだかった


「お前は何者だ?!」


「臨時の雇われメイド、だよ


お前は、何故この屋敷に呪いを仕掛けた?


雇われたから?」


「お前のような人間に何故それを話さなければならない?


呪術士がっ


依頼主を自分から明かすはずがないだろうが!」


呪術士の錫杖が夕闇より暗い光を放つと


大男が素早く駆け寄り


クローディアにほぼ真上から思い切り大きく振りかぶって拳を振り下ろした


クローディアは


とん


と軽く地面を蹴って後ろに飛んでそれを躱した


大男の拳は地響きを上げ


土煙を起こし


規則的に敷き詰められた石畳を割り


地面にも喰い込んでいた


その衝撃は地面を伝って


玄関から様子を覗き見ていた伯爵と子猫達にも伝わり


大慌てでドアを閉じてしまうほどだった


その後も


大男の足は止まらず


左から右からと人の物とは思えない大きな拳を振り回しクローディアを追った


クローディアは


風を巻き起こし、空を切り裂くその拳を容易く躱し続けていたが


その先には大きな庭石が立っており


逃げ場を失ってしまった


大男は無骨で荒々しい攻撃ではあったが


これを最初から狙っていたのだった


そしてクローディアは見た


大暴れしたせいか裾が破れてしまった


大男のその拳を


歪な金属片のような鱗で覆われたその拳を


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