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もう一度リバイブ

「なんでだ? なんでエレベーターが動かない?」


 内部の電灯がついてるんだから電力が絶たれたわけではないはずだ。

 恵太は、一階ホールのエレベーターのボタンを連続で押し続けた。緊張のあまり指が何度もボタンからずれてしまう。時間がないのだ。急がないと慶太の死に間に合わなくなる。


「いくら押したって無駄だ。防災のためのセキュリティなんだよ。二次災害が起きないよう、上から下へ降りるときは動くが、下から上へは動かない」

「タツ! なんでここに?」


 恵太はぎょっとして振り返った。

 達也が心底呆れたような顔でいった。


「言ったろうが。危ないことに首を突っ込むなってよ。ただでさえお前は死神に目をつけられてるんだ。そんな奴が燃え盛るマンションに入るなんざ、見えてる落とし穴に喜んで落ちにいってるも同然。いいお客さんだぜ」

「動かないならしかたない」


 恵太は静止の声を聞くつもりはない。

 奥にある非常階段の扉を見つけると、移動して扉を開けた。


「おいこら。せめて理由を教えろ!」


 達也が追ってきた。


「もうすぐ最上階にいる二歳の子が死んでしまう。名前は長谷川慶太。思い出したんだよ、前世で見たニュースの内容」

「お前、大したことは起きなかったって言ってたろうが。するってーとなにか? ギリギリ直前になって火災事故の記憶が蘇ったって?」

「バカみたいだけどその通りだ!」

「お前さんの物忘れにも困ったもんだな……」


 達也がそう言いたくなる気持ちは痛いほどわかった。

 自分自身、不思議なのだ。なぜ今になって、クリスマスイブに起きた悲劇を思い出してしまったのか。


 アシリアと帰りのバスに乗り、南口駅前についた辺りで脳がかき回されるような頭痛が起こった。頭痛が引くと同時に脳裏に浮かんだのは、前世で見た十一階建てマンションの火災事故のニュース映像。キャスターが読み上げた被害者の名は長谷川慶太。今日、アウトレットモールで会った二歳の子供だ。


 自分の記憶力の悪さを呪いたい。決して古い記憶じゃないはずなのに、クリスマスイブ・慶太というキーワードを得ても直前まで思い出すことができなかったなんて。


 当然のようについてくる達也に、恵太は非常階段に駆け上がりながらいった。


「タツは来ないほうがいい。これからもっとヤバくなるぞ。今ならニュースで見た映像がありありと思い出せるんだ。ボヤどころか地獄の業火というのがふさわしい有り様だった」

「そういうわけにいくか。美夏さんに滝沢を連れ戻すって言っちまったし、手ぶらで帰ったら一生恨まれるわ。かといって今からお前を引きずって帰るのも無理そうだし、どうせ乗りかかった舟。付き合うに決まってんだろ」

「死ぬかもしれないのに?」

「失敗にはペナルティがあって当然だ。最初から伊達や酔狂で関わっちゃいない。運命に逆らおうってんだから、全部覚悟の上さ」


 無謀なやつめ。そうは言っても救われる思いだ。さっきまでの焦りと恐怖が嘘のように引っ込んでいく。


 オルタネイトが前世にそっくりな世界といっても同じことが起きている実感がなかった。今日まではさしたるピンチもなく平穏な日々だったのだ。せめて何か強烈に印象付くような出来事があればわかるのになんて呑気に考えてすらいた。

 前世の悲劇を実際に目の当たりにすると、自分の化けの皮が剥がれたような思いだ。昔母が告げた滝沢家鉄の掟「みじめで、ぶざまで、見苦しい真似はするな」このすべてに該当してしまった自分が許せない。


 憐れに思えた。長谷川慶太もだが、それ以上に自分自身を。


 前世で起きた悲劇はオルタネイトでも起こることが証明された。

 つまり来年は自分の番だということだ。

 もう一度死ぬか半信半疑だったが、間違いない。俺は死ぬんだ。いつか言っていた生存と死神のルートなんて選ぶ余地のあるような甘い話ではなく、避けようのない運命で。


 死の気配が実体となって感じられるとわが身可愛さのあまり涙すら流した。

 さっき美夏が包んでくれた優しい手の感触。胸の温かさが忘れられない。

 今すぐ美夏の元に帰りたかった。

 今すぐに非常階段を上るのを止めて、家族の元に帰りたいと願った。


 帰りたいに決まってる!


 でも……もうみじめでぶざまで見苦しい自分には戻りたくない。


 炎に焼かれて消えようとしている慶太を見捨てたくない。

 美夏の優しさに甘えて逃げる理由にしたくない。

 死の恐怖に怯えて自分を憐れんだりしたくない。


 震えていたって恐怖が増していくだけ……怯え切った座敷犬みたいにじっとうずくまってるなんてまっぴらだ。

 怖いからこそこっちから立ち向かってやる!


 そして、自分と同じように危険が迫っているガンマ……いや、彼女の名前も思い出しかけている。長谷川慶太だけじゃなかった。彼女の名前は、たしかキリ──


「最上階だ! 開けるぞ」


 非常階段を上りながら、いつの間にか恵太を追い越していた達也が、最上階の外廊下に続く扉に手をかけた。


 外廊下側には地上から見えていたような火の手は見えなかった。濛々と立ち昇る黒煙だけが見えていたせいで、実際の被害はまだ時間的余裕がありそうに思える。

 この段階なら慶太を救える可能性は大きいはずだ。


「滝沢。今のうち言っときたいことがあるんだ」

「なに? 遺言なら聞かないぞ」

「ンなわけあるか。むしろ懺悔に近い。本当は俺、お前の話カケラも信じちゃいなかった」


 恵太は黙って聞いた。別世界から来た別の恵太とかその他諸々のことだろうか。まあそうだろうなと思うだけだった。


「信じたかったと言ったほうがいいか。俺は論理型の人間なんだ。たぶん頭蓋を切り開いたら、左脳ばっかり発達して右脳は萎縮してんじゃねぇかってくらいに。俺は一人で勉強すんのがぜんぜん苦痛じゃなかったから。ただそれだけの理由で目的もなく勉強に打ち込み続けた。目的がゼロのせいで、全国模試の成績優秀者常連に入ったところで何の達成感もありゃしない。毎日がつまらなくてしかたなかったが、お前のアホらしい与太話聞いてからは目が覚めた」


 恵太は聞きながら歩を進め扉の表札を確かめていった。名前が書かかれていない扉も多く、もし長谷川姓が記されてなかったら探すのに手間取るかもしれない。


「非日常的なものに飢えてたんだろうなあ。誰にだってあるだろ? 特別な何かになりたい、自分にだけは面白いことが起きてほしいってよ。だが……」


 達也がある扉の前で足を止めた。表札には「長谷川」の文字があった。


「いざ命を張るって状況になると、疑うとか面白いとかは丸ごと吹き飛んじまった。とにかく生き残ってやろう。なにがなんでも運命を変えてやろうって、今はそう思える。悪かったな、完全に信じてやれなくて」

「全然気にしてないよ。それでも手伝ってくれてるので充分だから」


 達也がドアノブに手をかけ「チッ」と舌を鳴らした。


「カギがかかってやがる。隣の部屋から回るぞ」

「隣から? どうやって部屋に入る?」

「ベランダからいける。非常時に備えて繋がってるし、仕切りは壊しやすくなってる」

「……タツがいて助かった。俺だけなら部屋に入る方法でまちがいなく時間食ってる」

「おう。もっと褒めていいぞ」


 隣の部屋(表札には親堂とある)はすでに逃げたあとらしくカギはかかっていなかった。土足で失礼しますと心の中でお詫びを入れて廊下を突っ切り台所に入るとベランダの窓を開けた。


「サイレンは鳴り続けてる……スプリンクラーもついてるのにこっちは作動してないか。金のかかったマンションだろうに。そうでなきゃ地獄絵図みたいな状況にはならないか」


 達也が誰にいうでもなく思いついたことを喋ったようだ。

 恵太はベランダにある仕切りを確認した。


「タツ。たしかにベランダには隣に続く仕切りがある」

「よし、思い切り蹴りだせ。破れるはずだ」


 恵太は仕切りを蹴り壊すと長谷川家の窓を確認した。思っていたよりもマズイ。対面型のキッチンが見えるが火元らしきキッチンスペースの火が轟々と燃え盛っている。業火の放つ深紅の光が部屋全体を紅く染め上げていた。


「こっちの窓もカギか。セキュリティ意識の高いことだ。しかも綱入りガラスで壊しにくいときてる」

「でも壊すしかないだろ」

「……普段から持っといてよかったぜ」


 達也がズボンの後ろポケットから小さいハンマーのようなものを出した。


「なにそれ」

「緊急脱出ハンマーだ。車の窓を破るときなんかに使う」

「なんでそんなもの持ってるんだよ」

「こういうのにロマンを感じる中二病もあるんだぜ」


 達也が得意そうに答えながら窓を叩き始めた。派手なヒビこそ入っていくが、中々壊れてくれない。途中から打つ場所を切り替えて、窓のカギ近くを集中的に打ち抜き始めた。その部分だけ壊せれば解錠できる。


「よっし、うまくいった! 開けるぞ」


 達也は破った隙間に手を入れ解錠した。


 台所に入った瞬間異臭が鼻腔を刺激した。なんだろう。木材、プラスチック、何かの薬品……? 色んなものが混ざったような不快極まりない臭いだ。


「絶対に吸うなよ! 一酸化炭素か塩素ガスだ。まともに吸ったらあっという間にあの世行きだぞ」


 達也が姿勢を低くして鼻と口を覆うよう指示を出し、恵太は従った。


「子供がどこにいるか検討つくか?」

「さすがにそこまでは……しらみつぶしに探すしかない」

「よし、二手に分かれるぞ。4LDKだ、すぐ見つかる。俺は奥、お前は手前。すばやくやれよ」


 恵太はもっとも近いバスルームから調べた。誰もいない。次に隣の和室、こちらも誰もいない。


「見つけたぞ! だが子供だけじゃねえ!」


 達也が叫んだ。

 子供だけじゃない? どういうことだ?

 恵太が向かったテレビのある洋室には、ソファに横たわる慶太とソファの陰に倒れた母親の希里子がいた。


「なんで!?」


 なんで希里子がここにいるんだ! 火事で犠牲になるのは慶太だけだったはずなのに!

 記憶が間違っていたのか。それともオルタネイトだから完全に同じじゃないのか。それとも──


 ……俺のせい?


 希里子は言っていた。恵太がプレゼント選びを手伝ってくれたおかげで、また買い出しに行かなくてよくなったと。

 そのせいなのか?

 本来であれば希里子は眠ってしまった慶太を家に置いて、クリスマスプレゼントを買いに出かけるはずだった。だから危機を免れたのだ。それなのに……!


 恵太は声にならない悲鳴を上げた。

 人助けだと思ってやったことが、良かれと思ってやったことが、希里子の命まで危険に晒している!

 他の誰でもない、これは自分の浅はかな行動が引き起こした惨事だ。

 慶太だけじゃなく、母親の希里子まで消滅しようとしている!


「取り乱すな!」


 達也が力強く恵太の肩を掴んだ。


「俺のせいなんだ……この人はここにいるはずじゃなかったんだ。今日俺に会ったせいでこんなことに……」

「間違うな。お前のせいでふたりが死ぬんじゃない。お前がいたからふたりとも助かるんだ。そうだろうが」


 まともな思考が追いつかない恵太は気持ちを落ち着けるので精一杯だった。

 達也が素早く慶太と希里子の息を確認した。


「大丈夫だ、まだ生きてる。だが、完璧気を失ってるな」

「良かった。本当に良かった……」

「さて、あとは脱出するだけだが……」


 達也がまじまじと恵太の体を見る。


「お前……ベンチプレスいくつだ?」

「ベンチプレス? いくつってどういうこと?」


 切羽詰まった状況に関係なくない?


「よっしわかった! 俺は調子がよければ七十キロくらいはいける。俺が母親を背負うから手伝え。お前は子供のほうだ」

「その数値が高いのかどうかわかんないけど、わかった!」


 気を失っている大人の希里子を抱えるのは想像する以上に大変だった。四苦八苦しながら、達也の背に寄りかからせた。


「くぅ~なんてこった。この人……どう見たって五十キロはないはずなのに信じらんねえ。もう足にきてる! 脱力しきった人間がクソ重いってのは本当だなあ、おい! 殺人犯が死体運びに手こずってバラバラにするってのもわかる気がするぜ」

「本当にごめん。無理そうならふたりで運ぶか?」

「いや、いい。時間をロスするほうがキツい。予定通りお前は子供を……」


 どう見ても強がりだったが、自分よりも力のある達也でキツイのだからこのまま行くしかない。

 明日はクリスマスだっつーに筋肉痛地獄だなあ、と明るい未来を願うように達也が軽口を叩いた。


 恵太は気絶した慶太を胸に抱えた。ずっしりとした感触。十五キロ前後というところか。

 これが慶太の命の重さだ。絶対に、絶対に落とすわけにはいかない。絶対に救ってみせる。そうでなければ今ここにいる意味はない。


 今度はカギのかかっていた玄関扉から出ようと廊下を確認すると、すでに火が燃え移っていた。

 玄関扉からは出られそうにない。


「おいおいおい、火元はキッチンだぞ。クソッ、なんで離れた玄関に飛び火してんだよ。理屈に合わねえぞ」


 達也が吐き捨てるように悪態をついた。


「またベランダから移動しよう。エレベーターまで行くんだ。上から下へならエレベーターも動くんだろ?」

「そのはずだがな……。死神に追い立てられてる気がするぜ」


 状況を呪いたい気持ちは恵太も同じだった。


 キッチンの炎が先ほどより強くなってきている。まるで炎が胎動しているようだ。今にもそこかしこに飛び散ろうとして力を溜め込んでいる。そしてタイミングを見計らっているのだ。


「行け、行け、行けッ!」


 達也が不穏な空気を察して声を張り上げたとき、耳をつんざかんばかりの爆発が起こった。

 胸に抱えた慶太ごと、恵太は廊下に引き倒された。

 意識が一瞬、飛んだ。


 視界がぼやける。徐々に周囲の輪郭を取り戻すとまわりは炎に囲まれていた。ツーンとした耳鳴りが頭の中で響く。

 何かを引きずるような音が聞こえる。

 ズズ──ズズ──

 まるで重い鉄を引きずっている……ときおり刃を擦ったような金属音まで……どこかで聞いたことがある音だ。

 シャリ──シャリ──


 そうだ。たしかに聞いたことがある。

 この音は、前世で死ぬ直前に聞いた音じゃなかったか。

 音がどんどん近づいてくる。なんだこの音は? 誰か近くにいるのか?


「聞こ……か! 返……を……ろ!」


 達也の声だ。耳がバカになってよく聞こえない。


「どうしたい? ここで終わりにするか。それとも、その抱いている幼子を置いて逃げるか?」


 背骨に氷を詰められたように怖気を震った。

 感情を感じさせない淡々とした女性の声。希理子ではなかった。そもそも人間の声のように思えない。頭の中に直接送られている言葉の奔流だ。


「未来を垣間見た人の子よ。物事には順番というものがある。まずはその幼子からなのだ。お前がまだ生きていたいのであれば置いて行け。家族の元に帰りたいのだろう? ならば帰るがいい。残された時間を好きなように過ごせばよい」


 体がいうことを聞かなかった。何も言ってないのに考えを読まれてる。……人間のはずがない。上から人を見下して、命の取捨選択を迫るような人でなしが人間であるはずがない!


「違う。選択ではない。定められた運命、元通りの流れの中に身を置けといっているのだ」


 元通りってなんのことだ? 前世のことをいってるのか?


「そうだ。あれは泡沫の世。儚く、消えやすく、夢のように美しい世界。この世のあるべき姿だ。運命には従ったほうがいい」


 知るか、なんだろうと人が死ぬよりいい!


「聞き入れるつもりはないか。愚かだな。運命は逆らうものに容赦はしない。予定より早いが、お前も連れていくとしよう」


 濃密な気配がプッツリと経ち消えた。それきり、声は聞こえなくなった。


「おい、返事をしろ! 生きてんだろ! 早くこっちに来い!」


 恵太は目を覚ました。覚醒していたつもりだったのに、気を失っていたのだ。


 達也はすでにベランダまで移動していた。あとは自分が移動できればいいのだが、キッチンスペースから飛び火した炎が部屋を包んでいてとても進めなかった。しかも脚が鉛のように重い。腕に力が入らず激しい吐き気までする。さっきの声の主になにかされたのか。それとも爆発の衝撃でどこかケガしたのか。

 感じるのは身を焼きつくそうとする炎の熱さと、胸に抱いた慶太の生きている鼓動だけだ。


 もう逃げられない。これから俺はまた死ぬことになる。それなのに不思議なくらい落ち着いているのはなぜだろう。緊張が振り切れて恐怖が麻痺したみたいだ。ジェットコースターは死ぬほど嫌いになったのに、二回目の死は粛々と受け入れられる。


 心残りは運命を変えられなかったことだけだ。せめて慶太だけは、この救いの無い運命から救いたかった。やるだけやってはみても結局叶わずじまいなんて。


 最後にできることは……あった。

 この土壇場に来て記憶が溢れるように蘇ってきている。

 思い出せずにいた少女のこと。

 最後にこれだけは伝えなくちゃ──


「タツ……よく、聞いてくれ。ガンマのこと、思い出した。お願いだ、あの子を助けて」


 炎の勢いに負けないよう声を振り絞る。


「バカヤロ! 俺だって遺言なんか聞きたくない! 俺とお前でやるんだよ、俺にだけ投げんな!」

「本当に、ごめん。名前は、霧生冷河(キリウレイカ)だ。絶対に救ってほしい。二年進級のころに転入してくるはず……」


 やっと思い出せた……前世の交通事故から救った少女の名前……。


 よく知っている人だったのに、どうして忘れていたのか不思議でならない。

 前世から転生したときに、完全な記憶を持ってこれなかったのか。

 今なら彼女のきれいな名前、セミロングの髪型がよく似合う凛とした姿、最後に見た冷河の驚愕の表情もはっきり思い出せる。

 前世では最後にイヤなものを見せてしまって本当に申し訳ない。

 今でも元気にしているかな──これからも元気にしていけるかな──


 力を振り絞り慶太の小さな手を握りしめた。

 酸欠のためか気が遠のいていく……。

 薄れていく意識の中、最後まで念じ続けた。


 せめてこの子が、行き先に迷わないようにしよう。

 あの世があるかどうかわからないが、この手を離さないように。

 年長者としてしっかり引率しなくちゃ……。


 最後の時は、すぐそこまで来ている。

次回で第一章終了になります。

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