家族
それが、三日前に起こった出来事だ。
なぜ三日前なんだって? テレビ、警察などに追われ忙しかったんだ。
「伸ー?起きれるー?」
下から姉が『起きれるか』を聞いてくれる。我ながら良い家族に生まれたと思う。でも起きたくないな……合法的に学校休めるしね。一石二鳥(?)だ!
不純な理由で答えないのを選択していると、パァン!!と、大きな音を立ててドアが開く。
「オイ! どうせ学校休みたいだけだろ!さっさと起きろ!!!クソ兄貴!!!」
「うぅー、分かったよ……妹が反抗期です……昔はあんなに可愛いかったのに……」
「いつの話だよ? 何言ってんの? キモっ」
グフッ、実の妹からの罵倒は痛む……!
だがしかし俺の部屋に入る確率が高いのは妹だけ。
疑いたくはないが……
カマかけて見るか……今じゃあないな
下に降りていた時、こう声がかかる。
「仲良いわね〜。それと私達は『義理』の兄弟よ?」
「うん!だからね? 結婚とかも……ゴニョゴニョ」
「あらあら可愛いわね〜」
激しく同意。だが姉よ、なぜ俺の考えていることが分かる。
ちなみに姉はもう大学生で、ミスとー大にも選ばれており、 なんでも出来る超人だ。フルネームは赤石 凛だ。
もう一方の妹は、学校のアイドル、白の花という異名を持っている自慢の妹だ。フルネームは赤石 花という。 純粋な所が自慢だ。なぜならば、俺の周りにいる人達は俺の貞操を狙ってくるのからだ。
俺らの家族はみんな、とは言っても三人家族だ。 小三の時に片方の親が再婚し、 兄弟になった。ちなみに、
母と父は謎の死を迎えている。
まあ、家庭内暴力、虐待などを行うクソ両親だから気にしていない。むしろありがたい。
どうやって家を回しているかって? この家は定食屋だ。 姉が店を経営し、稼いでいる。
なぜかお小遣いは余り少ない。 エロ本が買えないじゃん……
まぁ、俺はデジタル派だけどね!!!
さて、要らない情報を吐いたら御飯がきた。うまそうだ。
「「「頂きます!!!」」」
飯はうまい!!!嫁に欲しいね!!!
そんなことを考えたとたん、ガタッ!と音を立て二人が立ち上がる。
「ねぇ? 伸君? ホント?ホント?だよねだよねだよねぇ!?約束だよ?もし破ったら……
ーーお仕置きだよ?
耳元で囁かれたこのコトバは、凄みがあり怖い。目の色が、、、濁っている。
同じく濁っている我が妹が言う。
「ねぇなんで?ねぇねぇねぇ!?ねぇ!?ねぇ!?わたしのモノにならないなら……
ーー殺すよ?
うわー、嫌なゾーン入ったなぁー。俺、声出してないのに……よしっ!ここで!
「二人共、落ち着いて? 綺麗な顔がだいなしだよ?」
二人が止まる。そして倒れ、起きたときに言う。
「ねぇ、二人共? まさか僕の部屋に盗聴機とかしかけてない?」
上げて、落とす。さぁ、どうでる?
「もぉー、そんな訳ないじゃん。 そんなお金ないよ? うちには? 不安なんだね。よしよし」
「そうだよ。姉さんの言う通りだよ。私もー」
二人にナデナデされる。良い家族だ。だが、行列出来るくらいは儲かってたと思うけど……
ピーンポーン
チャイムが鳴る。……あいつだ
その時走っていたから気付かなかったが、 俺のナデナデされた髪には二つの赤い光が輝いていた。 そして後ろでは、 二人が俺の髪をナデナデしたてを舐め、 下腹部に手を伸ばしていた。
謎の死……過激すぎますかね?
一話どんくらいの文字数でかけば良いのだろう……