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第2話:片隅の記憶

http://x44.peps.jp/shifia

サイト開いてます。

ぜひみてください

翌日、学校への登校路


漉音:「……意外に

受け入れてくれたな」


渚:「でも結果オーライ

ですし、良かったです」


漉音:

「まあ、

そうなんだけどな」


渚:「……」


漉音:「……」


やばい、

話が長続きしない…

これで大丈夫なのか?

誰か知ってるやつが

通りがかってくれれば‥


古今:

「由来〜〜!

おはようっ!!」


漉音:「いや、

お前だけは呼んでない」


古今:「登場してそうそう

扱い酷くない!?

僕このあと

どうすればいいの!?」


漉音:

「ひとまず、顔こっちに

向けたまま歩いて

溝にはまって

電柱にぶつかれ」


古今:「うん、わかった!

……

なんて言えるかよ!

渚ちゃんも

何か言ってくれよ」


渚:「えーと……」


漉音:「ボソッ…

じゃあ死んでください

って言うんだ」


渚:「あ、はい……

古今さん、

では死んでください」


古今:「うわぁーーっ!!」


泣きながら全力疾走する

古今‥‥


渚:「…あれでよかったの

でしょうか?」


漉音:「大丈夫だろ。

……あれ?」


渚:「どうしましたか?」


漉音:「俺いま、

古今の未来が

見えた気がする」


渚:「はい?」

Ι

Ι

《片隅の記憶》

Ι

Ι

漉音:「…やっぱりな」


渚:

「そういうわけですか」


漉音:「さっきな、

なんか橋の向こうで

鞄が舞い上がるのが

見えたうえに、

ぎゃぁぁ!

って聞こえたから

大方予想は

ついてたけどな。

やっぱりお前か、罹依」


罹依:「だって

いきなり目の前に

古今が現れたんだもん。

殺るしかなかったわよ」


古今:「……ビハッ!」


渚:「古今さんが

聞いたことのないような

奇声を発してます‥」


罹依:

「オーバーリアクション

なのよ、古今がっ!」


漉音:「よし。

まあ一段落ついたとこで

、学校行くか」


罹依:「そうね」


渚:「行きましょうか」


そして古今を放置。


古今:「……もうやだ」


神崎:「……古今さん」


通りかかった

神崎が古今を上から

覗いていた。


古今:「そ、薗ちゃ」


神崎:

「…あなたは

死ぬんですか、

死にたいんですか、

早く決めてください。

3秒以内に答えないと

私があなたを殺します」


古今:「へ‥‥」


神崎:「3」


古今:「ちょ、ちょっと

待っ」


神崎:「2」


古今:「薗ちゃん!?」


神崎:「…0」


古今:「1とばされた!?」


ベキッバガゴギ

………グチュ‥


神崎:

「…あなたに

下の名前で

呼ばれたくありません。

第一、

私の方が年上ですから」

Ι

Ι

俺たちは

新学期を迎えた。

夏休みもはや終わり、

また受験生に

戻ったわけだ。

……まあ、大学なんかに

行く気は俺には

やっぱりないがな‥‥

朝礼前の休憩時間、

廊下を歩いていると

危険なものを見た…


知美らしき人物が

本を頭を越すくらい

大量に前に抱えて

階段を降りようと

していた。


漉音:

「っておいおいおい!

知美っ!

前見えてんのか!」


知美:「え?、あっ!!」


ドンガラガッシャーン!


知美とおぼしき姿は

視界から突然消えた。


漉音:「大丈夫か!

知……美?」


知美:「う〜ん‥」


漉音:「……」


やばい角度にいた。

…どうしようか、

このままだと

さっきの音で

誰かが来ちまう。

しかし、

この時この角度を逃して

、未来永劫こんなの

訪れないだろう‥‥

俺はどうすれば‥


彩音:

「ん、なんだなんだ?

……と、由来君?」


漉音:「…あ、ああ」


よりによって

テンション的

問題児が来やがった。


彩音:

「一体さっきの音は……

あーー……黒か」


漉音:「じゃ、じゃあな」


彩音:「由来君?」


漉音:「…はい?」


彩音:「不潔」


俺の心の中の何かが

壊れてきたみたいだ…

何だろう……泣きたい。


知美:「う〜ん」


漉音:「そうだ!

知美、大丈夫か!?」


知美:「あれ?

……私はだれ?

…ここはどこ?」


漉音:

「お前は宮間知美で、

最強の魔術

《シタコチャネ》

を使う俺の相棒だ。

そしてここは

お前の故郷の

ドミニカだ。

思い出したか?」


彩音:

「設定に無理

ありすぎでしょ!」


知美:「そっか……

《新たな冒険》を

スタートさせたのか〜

納得納得!」


彩音:「わ、私が

ついていけない世界が

広がってる〜!!」


知美:

「ってなんでやねん」


漉音:「……」


彩音:「……」


知美:「……」


漉音:「知美……

タイミング悪い」


知美:「そんな‥‥」


知美の目に涙が

溜まってくる。


見るな!

前みたいにそんな目で

俺を見ないでくれぇ!


彩音:

「ま、

何でもいいけどさ。

知美ちゃん、

図書室か資料室に

行かない?」


知美:「久しぶりに

資料室に行こうかな〜」


彩音:

「よーしじゃ決定!

由来君またね〜」


知美:「漉君またね〜」


手を振りながら

資料室に行く2人。


漉音:「……あれ?」


この大量の散らばった本

誰が片付けるんだ?

……あ〜、そうか。


漉音:「見れた代償で

俺がやんのか‥‥」


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