第一話 戦いの日々
前話の前書きの説明は忘れてください。
やっぱり普通に理解してもらえるように努力します。
トイラスは先の戦いというほどのものでもなかった、戦いののち、
しばらく森にいた後、先日いた町の宿屋に向かっていた。
町に入り宿屋のある通りに入り違和感に気づく。
「静かすぎる」
トイラスは通り全体を見回し不自然に静かなのといつもいた人たちの、
気配がないことを確認した。
厄介だなと心の中で小さくそう思いながら、
警戒しつつ通りを歩く。
何人か通りの細い路地から気配がするが襲ってくる様子じゃない。どういうことだ?
頭の中で考えながら、歩いていると、すぐに宿屋についた。
この状況で開いているとは思えないがとりあえず入ってみるか。
ギギッと音のなる古い木製のドアを開けると、目の前に武装した男が5人ほど敵意を向けて、
剣を構えていた。
不意打ちをしようとしたのだろう、トイラスの前にいた男がすぐさま切りかかってきた。
トイラスは、一回地面を蹴り、後ろに飛び退く。
「やっぱり居やがったか」
悪い噂が蔓延りながらも、一か月以上滞在できた、この町には感謝をしていたが、
そろそろ潮時らしい。
「わかった、わかったよ、この町から出ていくから、攻撃しないでくれ。」
とトイラスが戦う意思が無いと思わせるように両手を上に挙げる。
しかし、周りの人はおろか、前にいる男たちも攻撃をやめる気はなさそうだ。
「そんなに戦いたいのか、止めといた方がいいんじゃないかな」
そんなトイラスの挑発紛いな忠告は聞きもせず、一斉に周りにいた町の人たちが
襲い掛かってきました。
しかしすぐさま、トイラスは空中に浮かび上がり、避け、詠唱をする。
「ウォイズ」
トイラスがそう唱えると、一斉に町の上空に、男性の大人の拳サイズの、
水の球が数えきれないほど浮かんでいました。
その光景に町の人たちは怯えた目でトイラスを見ます。
トイラスはその目を見て悲しそうな顔を見せたかと思うと、
手を上にあげ、振り下ろしました。
その瞬間、空中に浮かんでいた水の球は勢いよく町に降り注ぎ、
水の球が出すとは思えない轟音を出しながら町に降り注ぎました。
町に居る者は自分の命の終わりを悟り、あきらめて、
あたりに響く轟音を聞いていたら、すぐに音は収まり、
あたりを確認しようと、砂煙が収まるのを少し待ち、
砂煙が過ぎ去るともうトイラスはいませんでした。
しかし、町の者は皆不思議に思っていました。
あんなに轟音がしたのにもかかわらず、町人は一人もケガすらしていなかったのですから。
全然かけていませんが、少ししたらまた次話投稿します。
感想など、していただけるとありがたいです。