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孤独な姫の未来譚(未完、投稿終了)  作者: 黒桜
プロローグ
1/4

トイラスの日常

試しに書いてみました。

書くにあたってのルールもあまり知らずつたない文章で、

まだ全然かけていませんが、それでもよいという方のみ

読んでやってください。

あと読んでいる最中に*のマークがついた

カタカナ表記の文字があると思いますが、

それは魔法です。

- のマークもありますがこれは場面が変わっていることを示しているマークです。

読みにくいと思いますがよろしくお願いします。

森の小道


「ひっ、なっなんだこいつなんで能力が……」


「もう用は済んだか」


ギロリと鋭い目で、男たちを一瞥する。


「チッ、まだっ*フレイト‼」


魔装を装備している男が、即座に詠唱する。


「だから、分かんねえのか‼ *ウォル‼」


すぐさま対属性で対抗する。対属性だからか完全に相殺ができた。


「こっ、こいつ第五級魔法で相殺しやがったぞ?しかも魔装無しで。」


化け物を見るような目で訝しむ。


「次は容赦しないぞ。」


と軽く脅すと


「チッ、くそッ」


と弱ったらしい言葉を吐いて逃げていく。


「めんどくさいな毎度毎度。」


そうだと思い出したように男たちに言い放つ。


「お前さんたちのリーダーには能力が使えなかったことは黙っておけよ」


従わなければ命がないと確信した男たちは納得した様子で逃げていく。


「そうそう、それでいいんだよ君たちは。」


ほっと一息ついたトイラスは綺麗に白髪の男は服装を整え、森の小道を進んでいく。


-


ロクロム王国第一王女私室


「やめてこないで‼」


少女は必死に叫ぶ。


「しかしフェルツ様!」


「もうやめてよ!」


少女がもう一度、叫ぶと同時にフェルツに仕えていた侍女が消える。


「もう..やめて...誰か助けてよ...」


-


「ロクロム王本当にいいのですか?」


「よいさっさとあの城に連れていけ。」


「王! もう一度考えを改めては。」


「お前もあいつに消されたいのか?」


「わかりました」


-


むかし、むかしこの世界にある国がありました。


その国は王国でこの国の王族はある一人を除き皆、


目的のためなら殺人でも、隠蔽でも、最悪、謀反をも厭わない人たちでした。


ある王は自分に意向に背く者を誰構わず処刑し、


その王の妃は欲望の儘に権力を使い、


ある王族の一人は自らが王になるため王を陥れ、


基本的に王族全員、皆が敵対していました。


そんな国が滅びず数年がたった時、国民からは真面目で自らが、


王族だからと言って国民を卑下にすることもなく、献身的な王族の青年がいました。


その青年は自分の家族、すなわち王族に対して怒りを募らせていました。


やがて青年は我慢ができずに国民に今まで働いてきた悪事を国民に向けて


そのすべてを明かしました。


青年の明かしたことが事実なのかと国民は王族たちに弾糾しました。


王族たちは突然の事態に慌てふためきもうどうしようもない状況でした。


事態が完全に国中に広まると王族を倒すべく国民は武器を持ち立ち上がりました。


王国は王族率いる王直属の護衛軍対国民の兵が戦いあい、


紛争状態でした。


紛争は長く泥沼の戦いでしたもう国民も護衛軍も疲れ果て、


争いというほどの争いではなくなってきていました。


王族の悪事を明かした青年は、もちろん国を正すのが目的でしたが、


このような戦いは望んでいませんでした。


しかしどうにも策がない青年は困り果てていました。


その時に、争いに疲れ果てた国民の一人がこう言いました。


「あなたが王をやってくれないか」と


その言葉を筆頭に国民からは青年を王にしようという声が上がり続け


やがて青年も覚悟を決め、


王族との会話の場を設け、


自らが王になることを宣言し、当然認められませんでしたが


国民の意思を無視すれば暴動などは確実に起こると予想し、


王族はしぶしぶ認めました。


青年は王になり悪事を働いた王族を処刑し、


その青年は、国の統治を一生をつぎ込んで全うした王として、


一生の幕を閉じました。その王はトイル・ケイズと言い、


そののち時間が過ぎこの一連の騒動はケイズの粛正と呼ばれている。


-


時が経ち…


いつものようにトイラス・ケイズは今日も惰眠を貪り宿屋を出た後、


また森の小道へ向かっていく。


「この町もそろそろ無理かなぁっと、*ファル!」


トイラスは少し進んだ森の中の少し広い空間で簡単な詠唱し肩慣らしをすると、


後ろに向かって警告をする。


「おーいお兄さんたちやめといたほうがいいよ」


トイラスは余裕を持った口調でゆっくりと言う。


「おい、あんたそれはこの状況を分かってて言っているのか?」


トイラスの後ろのやや大きい樹の陰から出てきた男は自信を持った様子で、


トイラスを見る。


その直後あたり一帯の樹々から剣などの武装した男や、


魔装を装備した男が、合わせて約二十人いた。


一見周りから見れば男一人に対して多勢すぎるのではないかと思うほどだが、


男たちは多勢にも関わらずかなり緊張している。


トイラスはいかにもめんどくさいという態度をとりながら、


男たちを一瞥し言う。


「おいおいあんたたち酷くないかい、前にもこんな事がなかったかなぁ?」


「はんっ、知らねえよそんなことどうせ調子に乗った魔法師が手だしてきただけじゃねえのかよ」


口ではそう言っているが口元が少し上がっていて全く説得力がない。


「そうか、そっちがその気なら、こっちは最初から本気で行かせてもらう!」


トイラスのその一言で辺りに張り詰めた空気が流れ始める。


トイラスと会話していたリーダー格らしき男が指示をすると、


一斉にトイラスに襲い掛かる。


「うおおおおおおおおおぉぉぉ!!!!」


「*ビスト!」 


「*ブースト!」


「*インフィ!」


「*レイト!」


剣を持った五人がトイラスを囲むように走り出したと同時に、


魔装を装備した全体の五割を占める魔法師が味方に強化魔法をトイラスには弱化の魔法を、


詠唱した。


「ふーん弱化の魔法かぁ。あんまり意味ないんだけどなぁ。」


本気といった割にはかなり悠長に話す。


「喋っている暇なんてあるのかよっ‼」


剣を持った巨躯な体の男が大剣を振り下ろす。


それに続きほかの男たちも一斉に剣を振り下ろす。


巨躯な男は、大剣にもかかわらず素早く剣を振り下ろし


自らの剣が当たったと確信しニヤリと笑うが、


目の前には誰もいなくなっていた。


「ッ⁉」


トイラスに襲い掛かった五人は何が何だか状況を理解していないようだった。


あたりを見回してもトイラスを見つけられず五人は困惑する。


やがて何もしていない四人と一緒に傍観していたリーダー格の男が、何かに気づき咄嗟に叫ぶ。


「おい‼ お前ら上だっ‼」


「弱化魔法使うのは良かったんだけどな。残念だよ君たち弱すぎるね。」


空中に飛んでいるトイラスがため息混じりにそう言うと、単独詠唱の構えをする。


「君たちバイバイ。いい暇つぶしになったよ。」


「おいおいなめてもらっちゃあ困るなぁ」


小さく笑みを漏らしながらリーダー格の男は戦闘に参加していなかった四人に合図を送る。


その合図と同時にその四人はなんの装備も付けず前に出てきた。


「何をする気だ?」


小さくトイラスがつぶやいた後、四人は三者三様の構えをする。


しかし何も起こらなかった。それに四人は動揺している。


なぜ能力が使えないのかという様子で。


「おい、お前ら! 何をやっているんだ、早く使え‼」


リーダー格の男は訳も分からず四人に指示を出す。


しかし四人は慌てふためくだけ、それを見てトイラスは笑う。


「ははははは、面白いなぁー、本気で行くつもりだったけど、やっぱりダメだ我慢できないや。」


それを見たリーダー格の男は絶望する。


魔法も効かず。能力が使えない今。この強者の余裕を持ったトイラスには勝てないと確信してしまった。


「どうだい、君たちには勝ち目は無い。おとなしくやられな。」


おどけた様子で話していたトイラスの言葉は最後どこか、冷酷な声にも聞こえた。


「じゃあね、君たち死なない程度に殺してあげるよ。」


構えを作り、詠唱をする。


「*シェルト」


静かに放ったその声と同時に地面が突如、隆起する。


地面に降り立ったトイラスは、その隆起した地面を見上げ、また森の小道を歩いていく。


読んでくださりありがとうございます。m(__)m

前書きにも書いてあるように、まだ全然書けていないので。

もし気に入ってくれたのであれば。

更新ペースはかなり遅いですが、

たまに気にしてもらえれば、ありがたいです。

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