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第83話 リーフィン

 何かとてつもないすごい事が起きている。

 まず、レンが更地にしたはずの王城跡地に屋敷が立っていたそれも王城と代わりないほどの大きさの屋敷だ。真ん中に大きな建物があり、その左右に半分ほどの大きさがある建物が建っている。上から見るとコの字型の屋敷だった。色合いは青を基調としたもので、コの字の中にある庭には大きな噴水があり、花や木が植えられ美しく彩られている。そして屋敷には大量の人が出入りしていた。その人達はみんな貴族や商人でそのほとんどの人が真面目そうな顔をしていた。


 さて、散々外見の話をしてきたが中身はどうなっているのか知りたい人もいるだろう。

 もちろん屋敷の中身にもこだわってある。中身は後々話していくにしてもそんじょそこらの貴族の家などとは比べ物にならないくらいの装飾がしてあると言っておこう。

 その中にある執務室にはアオイが座っており、たくさんの来客を全てさばいていた。

 さあ、本題に入ろうか、このボクが昔のような口調で話していることに驚いている方もいるだろう。だがそれよりも話した内容に驚いた方のほうが多いと思う。

「どうしてこうなったのだろう?」

 と言って少し前の時間に戻る。これでもいいのだが今回はボクが主役である。

 なのでボクが説明しよう。


 まず、さっき話したことは全て神魔対戦の2ヶ月後の情景である。

 神魔対戦から1ヶ月で屋敷が完成、そして1ヶ月でアオイが国の全てをしょうあくした。1文で言うとこうなるが実際はもっと大変なことが起こっている。


 アオイが準神となった。流石に神になることはなかったのだが準神になった。

 そしてその特権となる士気向上を使用し、たった1ヶ月で大きな屋敷を建てることができた。

 またレンは「種族|人間 魔王」から「種族|魔王」になった。人間が消えただけのように思えるが実際はすごいことである。人間が消えたということは半分だけが魔王だったのが純粋な魔王になったということだ。そのためスキルがいくつか増え、翼が生えた。

 アオイの翼と違い真っ黒な蝙蝠のような翼だがアオイよりも速く飛べるので移動速度が格段に上がった。

 マインも種族が魔人から鬼に変わった。身体能力が上がってまた化け物となった。


 また1ヶ月で国を全て掌握する、これは通常なら不可能である。

 14歳の日本の女子中学生が政治などできるはずがないからだ。ましていじめにあっていた経験がある者には地獄と言っても過言ではないだろう。

 だがアオイは普通ではなく、いじめにあっていたと言っても自分が仕込んでいた演技のようなもの。

 そしてアオイは政治学も学んでいる。その学んでいた政治学を駆使して政治をしているのである。

 さて、あなたは気づいているだろうか。人斬りと呼ばれたマインと同等に戦えるほどの戦闘技術があり、中学校で教えられる全てを覚え、政治学までも覚えている。果たしてどれだけの努力があってここまで来れたのか、何を思ってここまで来たのか。あなたがどう感じるかそれは分からない、がこれだけは言える。アオイは既に壊れている、と。


 そしてついにグレン魔導国なるものが出来たというわけである。

 またミイやナイナ達はレンの収納の中の屋敷で待機である。


 またアオイは魔の森をグレン魔導国の領土に取り込み、巨大な領土を確保。その結果魔の森の向こう側にいた小国達が属国を求めてレンを訪ねてきたりもした。


 そしてアオイと違って政治ができないレンは1人でブラブラすることが多くなったのだがマインがそれについて行き、2人での行動が多くなった。


 さてこれがこの2ヶ月間で行われた全てである。

 今回は出なかったレンくんもまた登場するから楽しみにしといてくれ。

 この狂人たちが紡ぐ無双の物語を。


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