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第4話 最後の1つ

 うーん、他に欲しいスキル無いんだよな。

 仕方ないあの本の山を見てみますか。

 適当に本の山から1冊取り出して開いてみる。


 ・鍛治・木工・石工・硝子工・煉瓦工・皮工・陶芸・裁縫・調合・調薬・醸造・錬金・製紙・製本・彫金・刺繍・細工・船工・砥工・研磨工・大工・建設・建築・建城・修理・整備・整地・土木・道路工・家事・洗濯・料理・菓子作成・製作・付与・化学調合・紡績・印刷・写本・治金・鞣工・家具工・楽器工・宝石工・武器鍛冶・刀匠・銃工・火薬作成・爆発物作成・重火器工・魔武器作成・鎧鍛冶・革鎧工・魔装作成・道具工・魔道具工・魔法陣作成・機械工……

 パタン

 うん諦めようこれは無理だ。こんなの見ていたら日が暮れる。いやここには太陽が無いから日は暮れないか。まあ、どちらにしろスキルが見つからん。オススメとか無いのかな?


「オススメは勇者スキルですよ。スキルが修得しやすくなって、魔力や身体能力が大幅に上がりますよ」


 勇者スキルか、確かにステータスアップは嬉しいな。ん?今スキルの修得がしやすくなるって言った?


「スキルは後からでも修得出来るのか?」

「はい。だけどあなたに渡したスキルと違って質は落ちますよ。例えば天剣スキルですが、後から修得しようとすると剣術スキルに変わり弱くなります。つまり下位互換ですね」


 そっか、なら勇者スキル貰って異世界に行ってからスキルを覚えるのも良いかもな。


「最後のスキルは勇者スキルにしよう」

「わかりました。ではこれで12個決まりましたのでスキル付与に移りますね」


 そう言って女神様は微笑んだ。一緒にお姫様の人形も笑っていたが本当にどうやっているんだろう。


「ではこの魔法陣の真ん中に立ってもらえますか」


 そう言われて気づいたけど女神様の足元に本の山を出した時の魔法陣とは色違いの魔法陣があった。今回は綺麗な赤色で本の時より速く回っている。僕はワクワクしながら魔法陣の真ん中に立った。だってスキル貰えるんだよ、しかもその内の1つは勇者だよ、そりゃあテンションも上がるよ。


「では始めますね、少しかかるので楽にしていてください」


 と言われたのでその場に寝っ転がり足を組んで昼寝モードに


「楽にしてくださいとは言いましたが、出来るなら立っていてくれるとありがたいです」


 入る前に女神様からストップが入った。楽にしていいって言われたのに、あとこの一連の流れはニートなら誰でもやるはずだ。楽にしていいと言われたら、すぐに寝るのがニートだからだ。(格言)


 数分間女神様が何かボソボソ言ってるのを見ていると足元が光った。

 スキル付与が終わったのかな?


「スキル付与が終わりました。これからの事を説明してもいいですか?」


 どうやらようやく説明が始まるらしい、ここに来てから既に一時間も経っていたので本当にようやくだ。というか夢にしては長いな。


「まずこの世界は魔力と生命力に満ち溢れており、それが一定値まで溜まると調整のために世界によって魔王の召喚が行われます、それに対抗すべく勇者が召喚され……」


 この後も説明が続いただがお姫様姫の人形が少し壊れてそれを修理するなどのイベントが発生し時間がかかったので要約すると、


 ・魔王が人間界に召喚される1か月前に勇者は異世界に飛ばされる。

 ・魔王が召喚されるまでに勇者は仲間を集め強くならなくてはならない。

 ・魔王はたくさんの下僕と共に召喚されるのでそれも倒さなくてはならない。

 ・異世界の準備が整うまで勇者は現実世界もしくは収納世界で待っている


「って、僕現実世界に戻されんの?」



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