第24話 ダンジョン探索(するとは言ってない)
そしてその向こうにはたくさんの宝が眠っているダンジョンの入り口があった。そしてレン達は罠だらけのダンジョンに入っていった。
ということにはならず剥がれた鉄鉱石の塊と微妙な空気だけが残っているわけで。
「1回振る度にツルハシを作り直さないといけないのか。面倒臭いな」
「その鉄鉱石でツルハシを作れば何回か使えると思います…」
そうか、早速鉄鉱石の塊を使ってツルハシを作ってみる。
「今回は2回光りましたね…」
「レン様、何かしたのですか?」
「いや何もしていないはずだけど」
もしかして失敗したのかな。メシア、教えてくれ。
メシア)今回の錬成は鍛治スキルの補助範囲内でした。そのため錬成後に鍛治スキルによる質の向上が行われました。2回光ったのはそのためです。
鉄のツルハシ
普通品→上質品
「どうやら僕の鍛冶スキルが質を上げてくれたみたいだ」
「レンくんって何でもありですね…」
「すごいです、レン様」
アオイは呆れたようなマインは尊敬するような目でこっちを見てくる。ちょっと恥ずかしいな。
僕はアオイとマイン用に僕のよりも少し小さいツルハシを渡しておく。
「ツルハシを渡しておくから周りにある鉄鉱石を掘ってくれ。掘った鉄鉱石はほっといてくれ、後で回収して僕が収納する」
「わかりました…」
「レン様のために頑張ります」
「そこまで気張らなくてもいいよ。気楽にやってくれ」
マインは少し張り切り過ぎだな、疲れ過ぎない内に休ませないと倒れるかもな。マインって疲れるのかな?
さてアオイ達が頑張っている間に僕は実験でもしますか。
まず錬金術だけで剣を作ってみる。もちろん材料が周りに沢山ある鉄の剣だよ。
鑑定結果はアイアンブレード、普通品。
次に錬金術+鍛治で作ってみる。全力で力を込めてみると鑑定結果が、アイアンブレード、特上品になった。やはり鍛治スキルは品質を1つ以上良い物に出来るみたいだ。
メシア)マスター、左手側にある緑色の石を鑑定してみてください。
緑の石? 苔がついているだけに見えるけどな。まあ、メシアが言ってるし鑑定してみるか。
名称|キヤラ苔付きの石
備考|薬の材料になるキヤラ苔付きの石。
おお、これ薬の材料だったんだ。 でもこの苔は何の薬になるんだろう?
メシア)治癒薬 抗麻痺薬 解毒薬の元になります。乾燥させると抗麻痺薬になり、加熱してから乾燥させると治癒薬になり、そのまま固めると解毒薬になります。またこれらの薬は他の薬の元にもなります。
色々使えるんだな。まあ、錬金術で作れるみたいだし、作ってみるか。
「レンくん何をやってるですか…」
「薬を作ってるんだよ」
「薬、ですか…」
「そう薬、今は材料がこれしかないから治癒薬と解毒剤と抗麻痺薬しか作れないけどな」
「レンくんって色々知ってるんですね…」
「殆どがメシアに教えて貰った事だけどな」
「この治療薬いくつか貰ってもいいですか…」
「いいけど何か袋とかあるのか?」
「いえ、天使の羽にある程度の空間があるのでそこに入れんですよ…」
天使の羽って四次元○ケットにもなるのか。便利だなー、僕も天使になったら良かったかな。いや、オタクでニートで男子中学生の天使って誰得だよ。やっぱりアオイみたいな可愛い子じゃないと天使は似合わないな。
「れ、レンくんありがとうございます…」
「もしかして声に出てた?」
「いえレン様は何も言っていないと思います」
「そうだよな。じゃあ何がありがとうなんだろう」
メシア)マスターから念話が漏れたんだと思います。
そう言えば僕は念話が漏れる時があるんだっけ。気を付けておこう。
「レンくん、そろそろお昼ご飯にしませんか…」
「そうだな。じゃあ作っとくから鉄鉱石と苔付きの石をこの辺に集めといてくれ」
僕は後ろの方を指さして言った。
さて、それじゃあ作りますか。




