表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/134

第11話 最上位天使アオイ・サクラミネ降臨

 葵のステータスはツッコミどころが盛り沢山でした。

 だけど突っ込まないと進まないから突っ込むけどね。


「おーい葵、こっちに来てくれ」


 葵は向こうでよく分からない生き物


 メシア)魔獣です。


 ありがとうメシア。魔獣と戯れていたけど呼んだらすぐに来てくれた。


「蓮くん何か見つけましたか…」

「葵に質問があってさ」

「質問ってなんですか…」

「葵の種族が天使になってるんだけど何で?」

「天使スキル貰った時に種族も変わったみたいですね…」


 なるほど翼が生えただけじゃないんだね。


「じゃあこの年齢はその天使スキルのせい?」

「そ、それはですね、最高位天使になるには年齢が足りなかったらしいので女神様が増やしたんですよ。だから私はまだおばあちゃんじゃないです…」


 葵が恥ずかしそうに答える。


メシア)それと葵様の持っている天使スキル、それは勇者スキルと同じく複合スキルで。飛行能力、魔力強化(小)、神聖属性付与、回復魔法、種族固定(天使)、そして信者作成です。


 そ、そうか。でも種族まで変えれるのか、すごいな天使スキル。

 そう言えばスキルってどうやって入手するんだろう。

 

 メシア)称号の様な物なので一定の実績を達成するか、スキル持ちを倒すと一定の確率で手に入りますよ。


 そうなのか、ということは葵のステータス操作やスキル強奪はその実績を操作出来るってことか。


「じゃあ言語理解は何で貰ったの?」

「それはですね…」


 女神様のスパルタ教育法で言葉は分かるはずなんだから要らないと思うんだけど。


「女神様の教え方が大変なのでスキルでわかるようにしてもらいました…」

「そっか大変だったもんな」


 僕はゲームのために英語覚えたりで慣れてたけど、葵には女神様がいじめっ子に見えたんじゃないかな。まあ虐められてたわけだから、僕はとやかく言わないけどね。


「それで、スキル複製って言うのは何?」

「それは蓮くんが欲しいスキルがあった時に複製してあげようと思ったんです…」


 おお、流石葵さん優しい。そんな事のためにスキルが貰える権利を1つ使うなんて。これはありがたく貰っておこう。


「でも、回数制限があってそう何度もは使えないみたいですよ」


 回数制限なら僕の限界突破が使えそうだけどその辺はどうなっているんだろう。

 

 メシア)限界突破は使えますが、使用回数の貯蓄量が無限になるだけです。


 そうなのか、それは残念。

 ステータスに称号とかは載ってなかったけどそういうのはないの?


 メシア)いえ、ステータスの1番下にある空白を鑑定してみてください。


 ステータスの1番下を鑑定するのか、やってみよう。

 えーとステータスのスキルの下をもっかい鑑定すると…おっ、何か出てきた


 名前|クレナイ レン

 種族|人間 ???

 性別|男

 年齢|15

 スキル|状態異常耐性Lv10+5 超回復 天剣術 鑑定 収納 鍛冶Lv10+5 料理Lv10+5 製薬Lv10+5 限界突破 勇者 (???) (???) (???) (空き) (空き)………

 装備|刀

 称号|鍛治職人 料理人 剣を極めし者 製薬師 勇者 転移者 女神の使徒 ??? ???

 加護|女神の加護 ???


 不明が多いな、というかスキルの空きってなんなんだろう?


 メシア)スキル欄の空きはスキルを修得すると埋まります。なのでこの空きの数だけスキルを覚えられると言い換えることも出来ますが、マスターは空きが無限にあるようなので、全てのスキルを修得することができるようです。


 それはすごいな。おそらく限界突破のお陰だろうけどすごい使えるな限界突破、これさえ有れば何にも縛られずに行ける気がする。あっそうだ、それなら葵からスキル強奪貰えば敵からスキル奪って全部のスキルを修得することが出来るのでは。


 メシア)いえそれは無理です。称号を持っていないと修得することが出来ないスキルもあるので全部のスキルのコンプリートは不可能に近いです。


 なるほど、じゃあこの鍛治職人の称号を持ってるから鍛冶が手に入ったのか。


 メシア)いえ、生産系スキルはスキルと一緒に称号も手に入るため称号を持っていなくてもスキルを手に入れることが出来ます。またLvがあるスキルも同様です。


 Lvって何?


 メシア)Lvとは鍛治で例えると、Lv1が見習い、Lv2が半人前、Lv3が1人前、とLvが上がるほどできることが増えます。Lvが15だと神器と同じレベルの物を作り出すことが出来ます。


 それはすごいな料理道具を作るためだけに使うのが勿体なく感じてきた。


 と思っていたら目の前に葵の顔があった。


「蓮くん、さっきからずっと黙ってるけど大丈夫ですか…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ