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第10話 異世界転移?

「やべぇ死ぬぅぅぅぅぅ」

「蓮くん、捕まってください…」

 ガシッ


 僕は葵が伸ばした腕に思いっきり死ぬ気で掴まった。

 ふぅ危なかった。

  って空をとんでる? 僕は葵の背中を見た。

 あれ?おかしいな葵の背中に羽が見えるぞ?もしかして


「葵って天使だったのか?」

「女神様に天使スキル貰ったら空を飛べるようになったんですよ…」


 何と、葵は天使になっていた。そうこうしているうちに地面が見えてきた、見た感じだけど2mくらい、これくらいなら着地できそう。


「葵、落としていいよ」

「わかりました…」


 ズドン、という音と共に着地する。

 うん、やっぱり勇者スキルのおかげで体の強度も上がってるみたい、少し痺れた気がするけどすぐに治った。もしかしたら葵に掴まらなくても大丈夫だったかもしれない。いや、恐らく恐怖で失神する。


 周りは真っ白だ。空がなくただただ真っ白な空間が上に広がっている。そして地面は草原でこれまた果てしなく広がっている。ちょこちょこ黒い粒のようなものが遠くに見えるから後で見に行ってみるのもいいかもしれない。


「クレナイさん、聞こえてますか」

「聞こえてるよ。もちろんこの状況を説明してくれるんだろうな、女神様」

「そこは私の収納の中にある練習用の世界です。流石に魔物が蔓延る異世界にいきなり飛ばしてしまうと大変だと思うので、まずここで自分の能力を把握してください」


 なるほど、ここで能力やスキルを試して自分の力やここの仕組みを理解しておけってことか、ふむ、たしかに邪魔なものも無く練習にはもってこいの場所だな。しかしさっきまで黒い粒に見えていたヤギの首を取ってサメの頭をくっつけてご丁寧に羊の角を付けてある動物?の名前はなんなんだろう?。

 よし、聞いてみるか。


「じゃあ質問。ここにいる変な生き物は何? 何でここには普通の動物がいないの? 魔法ってどうやって使うの? スキルの使い方は? 女神様の最大の秘スリーサイ…」

「い、意外と質問が多いですね。仕方ないですね解答者というスキルを上げるのでそれに聞いてください」


 最後の質問辺りで女神様が僕のセリフを遮って言ってきた。

 まあ、でもスキル貰えたしラッキー。

 そう言えば鑑定でスキルの確認とか出来るんだっけ。よし、やってみるか。

 まずは僕のステータスは


 名前|クレナイ レン

 種族|人間

 性別|男

 年齢|15

 スキル|状態異常耐性Lv10+5 超回復 天剣術 鑑定 収納 鍛冶Lv10+5 料理Lv10+5 製薬Lv10+5 限界突破 勇者

 装備|刀


 だな。思ってる以上に見やすかった、でも+5ってなんだろう。女神様からのプレゼントかな?


 A)それは女神からLv性のスキル貰った場合にだけ付く限界突破Lvです。


 おお、びっくりした。いきなり頭の中で声が響いたような感じだ

 もしかしてこれが解答者かな?


 A)そうです、私がマスターの解答者です。


 なるほど。でも名前が無いと不便だな、何かいい名前はないかな。うーん、解答者だからアンサー、いや名前っぽくアンスかな、駄目だなやはり名前を考えるのは難しいな。


 A)ではメシアはどうでしょうか。


 メシアか、そうだなそれにしよう。じゃあお前の名前はメシアだ。


 メシア)ありがとうございます。では個体名メシア、登録します。


 さてメシアの件はこれでいいとして、葵のステータスも確認しとくか。えーと、葵のステータスは



 名前|サクラミネ アオイ

 種族|最上位天使

 性別|女

 年齢|14256

 スキル|天使 ステータス操作Lv2 言語理解 神聖魔法Lv10+5 スキル強奪Lv10 スキル複製(1)


 ツッコミどころが多すぎて何も言えねぇ。



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