五百枚。
絵を描くのが好きだ。
小学五年生のころあたりから、今までずーっと描いている。人を描くのが好きなもんで、背景なんかはさっぱりだが。
とにかく、絵を描いてると一つ良い事がある。小さなノート一冊とボールペンが一本あれば、簡単にひまがつぶせるのだ。下手の横好きなので、構図もキャラも似たような感じになっちゃうけど、自分ひとりなら十二分に楽しめる。黒髪のキャラで髪をベタ塗りなんてした日にゃあ、三十分なんて一瞬で経過する。ケータイがガラケーでネット未接続のわたしでも、二時間くらいの待ち時間は『へ』でもない。
けれど、(まだまだ全然へぼへぼだけど)ここまで画力を上げるのには、なかなかの時間と手間がかかった。いろんな『絵の描き方本』を手に入れつつ描き散らしつつ……。また持っているのに描いてないのがけっこうあるし; 絵を描く人の間で有名な、ジャック・ハムの『人体のデッサン技法』なんて、ついこの間やっと一巡終わったとこだし。
今現在は有名どころの、ルーミスの『やさしい人物画』『やさしい顔と手の描き方』を同時進行で模写している。ずっと前、某動画で
「『やさしい人物画』っていうきびしい人物画の本がありましてー」
って紹介してたけど、よく言ったもんだと思う。その通りです! 冒頭の『パースのとりかた』みたいなページは難しすぎて、さらっと読んで飛ばしちゃったし(おい!)
で、今ふと思い出したけど、『「絵の描き方」という本が初心者に厳しすぎると話題に・・・』っていうページ(?)で、『素人なめんな!』と題されたフクロウの絵が可愛かったw 元絵とは全然違うんだけど、何ともいえない愛嬌が……w 気にかかったら検索してみてくださいw
タイトルの『五百枚』は、そういうログをのぞいてたらたまたま見つけた勉強法(?)です。A4のコピー用紙五百枚を用意する→描く描く描く→一枚目と五百枚目を見比べて、上達ぶりににやにや。という方法。
わたしは(A4はでかいので)B5のコピー用紙を用意しました(ここらへんがもう……)で、裏から眺めてバランスを確認したいので、初めは片面だけに絵を描いてました。途中から『裏にも描けば、厚みが二分の一になる!』という事に気づいて、両面に描き出しましたが(何かもうすべてが適当;)。
なぜか途中からオリジナルのまんが描きだしたり、脱線もしましたが; ただいま主にルーミスの模写をしつつ、裏表の合計で四百枚に至ったところです。で、記念に一個エッセイ(?)をあげたしだいです。
あ、ちなみになんちゃってまんが描く時には、クリアファイル(ノート型のやつ)が便利です。コピー用紙片面にえんぴつでまんが描いて、完成したら一枚ずつ、描いた面を表にして入れていけばOK。書き損じてもすぐ書き直せるから簡単ですよ!
(了)