1/+ 第一章:主な登場人物まとめ
☆シャーロット・ランスリー(十歳)
さっくり領主代理を処理してランスリー家に君臨した十歳児。自称神にすら躊躇のない彼女はもちろん王子ごときにビビらなかった。容赦なく拳で語る武闘派は前世から。美しい黒髪を風になびかせ殴りかかってくるその姿はまさに鬼畜だったけどそんな彼女にすら崇拝者は多数いた。美しさって罪よねとか謙遜のかけらもないことを思っていたりする。現在『物語』ぶっこわしににこにこ笑いながら暗躍中。
☆ジルファイス・メイソード(十一歳)
いまだかつてない肉食獣系令嬢による礼儀をわきまえた雑な扱いという矛盾した対応をされてツボに入った。シャロンにはストーカー認定されているがストーカーの自覚はあんまりない。同等に語り合えるシャロンに懐いている自覚はある。しかしシャロン以外には概ね猫っかぶりなので優秀過ぎる故に期待され過ぎて面倒臭いことになっていた十一歳児。教育係殿への苦手意識は完全払拭はされていないが、ああ遠慮っていらないんだなあと吹っ切れた感はある。シャロンと連携攻撃で追い詰めていくのはとても楽しかった。猫かぶりと開き直りのバランスを覚え始めた第二王子。
☆領主代理(豚ペテン師)
さっくり粛清された。理由も聞いてくれないシャロンに涙目。語りたいことはいっぱいあったけど『だから何?』で一刀両断されたので激しく傷心。今までこんな辛辣な女児がいただろうか、いやいないとortしている現囚人。
☆ランスリー家使用人一同(現信者)
主人が壊れたかと絶叫して発狂しそうになったがその後瞬く間に見事撃ち落されてシャロン大好き同盟を組んだ。もともと公爵家の使用人で能力は高かったがますます磨きをかけている。褒められると伸びるタイプだが割と罵られるのもいいかもしれないという思考があるものがちらほらいたりいなかったり。
☆ディガ・マイヤー(筋肉達磨)
シャロンの才能にぐいぐい迫る社会生活不適合者その一。筋肉で語り筋肉を愛する。超楽観主義者でシャロンと違う意味で剛胆。王子にも公爵令嬢にも無礼御手打ぎりぎりアウトだけどその変態属性により近づきたくないので見逃されている。
☆ノーウィム・コラード(魔術狂)
シャロンの才能にぐいぐい迫る社会生活不適合者その二。魔術さえあればこの世は回ると思っている。そんなわけがないだろうとシャロンに回し蹴りをされても何度でも魔術のすばらしさを語ってくるのでもうそれでいいんじゃないかしらと乾いた笑いをシャロンにあげさせた猛者。
☆クラウシオ・タロラード(王弟公爵)
『物語』の表向きの黒幕。色んな過去を背負っているがとりあえず粘着質。領主代理がさっくりいかれた今シャロンの次なる獲物に認定されている。
☆エイヴァ(最古の魔)
長生きしすぎている快楽主義者。『物語』の裏の黒幕。余計な知識を人間に与えるもんだから何てことしてくれてるんだこのクソ野郎がとシャロンのぶっ潰すリスト上位にランクイン。
☆マーク・ビオルト(侯爵)
王子の宰相補佐兼教育係。有能だが人間性に問題がある王族理想主義者。シャロンとジルにやり籠められて傷心中。この後はジルの逆襲を聞きつけた国王と王妃と宰相にやっとやらかしたかと尻尾を掴まれ再教育の名目で左遷という憂き目が待っている。なおその際に私の王子が反抗期だ! と泣き叫んだけどあれは反抗期じゃなくて本性ですと国王に言われてでもでもだってチャンになった。
☆前世友人(毒舌)
シャロンの記憶の中で毒舌ばかり披露しているがシャロンの前世と長く過ごせた事実からして精神的猛者。彼女の放った言葉は割と自分自身にブーメランだったりしなくもない。つまりはいいコンビ。