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公爵令嬢は我が道を行く  作者: 月圭
第六章 世界の澱
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6/+ 第六章:主な登場人物まとめ


☆シャーロット・ランスリー(無双中)

 何度でも年齢詐欺を疑われる見た目だけは十三歳の公爵令嬢。自称神相手に自由奔放にふるまったかと思えば魔術無双で魔物を殲滅して実に爽快。多分、ストレスたまってた。エイヴァとか愛の重い使用人さんとか変態師匠連とか。領主代理へのカミングアウト含め、徐々に猫がはがれて本性を現しつつあるが周囲は特に疑問を持たずに順応している。もしかしたらすべては計画通りなのかもしれない。


☆エルシオ・ランスリー(求む常識人)

 切実に常識人の仲間が欲しい公爵令息。ソレイラが仲間だと思った時期が彼にもありました。しかしこの度対魔物殲滅戦にて華麗に裏切られて遠い目。学院五強の良心でストッパー。あたかもエイヴァの保護者のような立ち位置に収まっている苦労人。しかし多分吹っ切れたらどこまでも暴走するかもしれないので教師たちはとても気を使っていたりする。


☆ジルファイス・メイソード(便利屋)

 ヴァルキア主従の説得に魔物殲滅とイイ感じに働かされている勤労王子。この度部下たちが謎の会合を催していることを知ったが見事受け流しきって聞かなかったことにした。精神の強さは日々鍛えられている。想い人のレベルが高すぎて恋愛フラグは立たなないのに思考行動の理解度は着実に向上している気がして実は複雑な気分だったりする。


☆エイヴァ(素直が過ぎる駄々っ子)

 無双できなかった最古の『魔』。TPOをわきまえないシリアス交じりの会話をシャロンたちが繰り広げている間も実に地味に結界を維持して対魔物戦に貢献していた。暴れたりなくて若干すね気味。この後シャロンとエルとジルに盛大にほめられ、なだめすかされ、ころりと機嫌を直した。しかし『森』で後日暴れる予定。のほほんとしたクラスメイトに一年半以上の時を経てようやくなじみ始めてドキドキワクワクのコミュニケーション初心者。


☆ラルファイス・メイソード(デート邪魔された)

 イリーナとのデートをエイヴァに邪魔されたが意外にも子供みたいなエイヴァを挟んで和んだお兄ちゃん気質。これでエイヴァが最古の『魔』である事実さえなかったら構い倒したかもしれない。『森』の魔物の氾濫(スタンピード)のせいで今後外交関係で走り回る羽目になる勤労王太子。


☆イリーナ・ロメルンテ(武運お祈り中)

 気質・能力ともに全く戦闘向きではないので対変態にしろ対魔物にしろお留守番の役割に甘んじている王太子の婚約者。でもそのどこか抜けているようで抑えるところは抑えている情報収集能力とコミュニケーション力はかなりのもの。


☆シルヴィナ・アセス・ヴァルキア(空から降ってくる系箱入り皇女)

 シャロン大好きな南の隣国ヴァルキア帝国第一皇女。皇帝の一人娘であまりにも大事にされていたがゆえに鬱屈を抱えていたこともあったがこの度留学によっていろんな意味で一皮むけた。同級生に微笑ましく見守られているツンデレ美少女。


☆ソレイラ・アキト・ジッキンガム(考えすぎる系美女騎士)

 祖父の因縁己の葛藤と考えすぎてドツボにはまって見た目だけは年下の少女に八つ当たりじみたことしてしまっていた皇女専属護衛騎士。皇女への忠誠は本物でその信頼も厚い。実力は非常に高く、巨大な魔物にひるまない度胸も併せ持つ。ただし頭のいい脳筋。基本理性的で常識的だがこの度吹っ切れて脳筋の面が顔を出した。


☆ディガ・マイヤー(筋肉断ちつらい)

 身体強化魔術の確立者とかいうまさかの事実が発覚した筋肉だるま。しかし名声に興味はないのでたぶん筋肉が美しければ他は大体どうでもいい。この度よき筋肉を持つ女性騎士ソレイラに目をつけ、我を忘れて追い掛け回したところ筋肉を愛でる機会を一か月没収されて発狂しかけた。


☆ノーウィム・コラード(魔術断ちつらい)

 転移門の開発とかいうまさかの功績が発覚した魔術狂。しかし普段の奇行が目立ちすぎていてたぶん誰も開発者として連ねられた名前と実際の本人のイメージがつながらなかった。この度よき魔力をもつ女性たち(ヴァルキア主従)を追いかけまわしたところ一か月の魔術研究禁止を言い渡されて幽鬼のごとく屋敷を徘徊した。


☆ルフ(ご褒美まち)

 『影』たちの中で最も影歩法を使いこなすことで伝令に重宝されている。この度国の端から王都まで駆け抜けて素早くジルまで話を通したことでシャロンにとってもほめられて幸せ。シャロンとエルとのご褒美デートの約束を取り付けて周囲の嫉妬を買ったが本人は幸せ。


☆ランスリー家使用人一同(ソレイラ殿で大炎上)

 ソレイラ殿のシャロンへの言動、許すまじ。と立ち上がろうとして阻止されたために収まらない怒りを鍛錬場で発散して見事全壊させたハイスペック集団。全員が『影』というわけではないのに有能過ぎて周囲はドン引き。愛が重い。


☆セルバート・アイゼン(現実の理不尽に涙目)

 やっと名前が出たと思ったらランスリー家の真実を知って涙目の領主代理。友情に厚くまじめで若干涙もろい見た目ナイスガイ。フィマード伯爵の親友。数少ない常識人。この度の学院行事でも何か起こるのではないかと嫌な予感をビシビシと感じていた。いやな予感が当たってどういう顔をすればいいのかわからない。泣きたい。


☆アドルフ・ランスリー(羊の英雄)

 魔術の天才だがヘタレ。妻と娘を溺愛しているがヘタレ。戦争では英雄になったがヘタレ。女性陣に振り回されそれを甘受している。それで公爵家当主として大丈夫だったのかといえば、大丈夫だった。なぜならば無自覚甘え上手の世渡り上手。シャロンの天然度が増して腹黒戦闘狂要素を取り払った感じ。徐々にその死の真相が明らかになりそう。


☆ルイーズ・ランスリー(血まみれ聖女)

 喧嘩には常勝の女傑。強い癒しの力を持ちながらにして、理不尽や痴れ者には拳で語ることをいとわない男前。女性の味方で女性には絶対に手を上げない男前。貴族女性のみならず平民にまでファンクラブを作られ、男性より女性にもてにもてた男前。シャロンの『口』撃が減って『攻』撃と男性陣への容赦のなさがやや上がった感じ。徐々にその死の真相が明らかになりそう。


☆レリオン・フィマード(脱借金地獄)

 娘に頭の上がらない伯爵家当主。貧乏斜陽な生活から一気に研究三昧の生活へ。娘のオーバーワークが心配だけれども娘の方がしっかりしていて口をはさめない。がんばれ、超がんばれと使用人に応援されていることを知っていて涙目。親友・セルバートに慰められる日々。


☆アリス・メイソード(娘が欲しい)

 娘が欲しくてエイヴァをフリフリエプロンな白天使に仕立て上げた犯人。超満足してる。息子は片や男前系で片や美人系なのに口がうますぎて逃げられるのでミステリアス美少年なエイヴァを捕獲に乗り出した計画的犯行。ちなみに作ったお菓子はみんなで分け合っておいしくいただいた。完成形を作り上げる過程で数回爆発が起こり、数回謎の物体が生成されたけれども終わりよければすべてよし。料理の腕がだめなのではない。コツをつかむまでちょっと時間がかかるだけ。


☆学院生徒(打倒変態)

 変態に慣れた。奴らを倒す、絶対だ。でも危機に陥りそうになれば学院五強に助けを求める冷静さも持っている。成長を感じる充実した学院生活だと本人たちは思っている。保護者の心子知らず。学院五強のファンクラブをそれぞれ作っていたりする。会員数トップを爆走するのはもちろん我らが学院女王である。


☆クラスメイト諸君(ノットサイコパス)

 学院五強が三人もそろった挙句に暴走皇女が仲間入りして悟りを開いた。寛容にして鷹揚、のほほんとした癒し系で構成されていると思いきや心が強い。みんな強い。大体のことは気にせず微笑ましく見守っている。ただし学院五強が多いうえに実力上位クラスであることが変態師匠連を漏れなく呼び寄せ、耐性がつきすぎた。彼らの中では変態>(越えられない壁)>雑魚魔物。


☆宰相以下大臣たち(胃痛)

 なんかもう胃が痛い。変態にトラウマを持っているもの多数。今年も今年で学院での皇女と変態初遭遇事件やら『森』での魔物の氾濫(スタンピード)やら、やめて、彼らのライフはもうゼロよ! アザレア商会のお得意様になってしまったがよく効く薬が手放せない。


☆担任教師(胃痛)

 メガネが生真面目な女性教師。胃が痛い。胃が痛い。シャロンの存在に助けられているけれど、シャロンを中心として巻き起こる騒動に日々心労をためている。生徒ほど柔軟になれないの、だって若くないんだもん。平穏が欲しい。来年は絶対に担任から外れたい。


☆学院教師(胃痛)

 変態に恐れおののきながらシャロンたちのクラス担任にならなかったことに心底安堵をしている。しかし胃は痛い。この度予想外の魔物との遭遇でめっちゃ焦った。めっちゃ頑張った。皇女がいるし公爵令嬢はいるしけがをさせたら首が飛ぶでは済まされないし。しかし当の公爵令嬢が先頭にたっててきぱき指示を出して超冷静に何もかも取り仕切ってことを収めたのでほとんど空気だった。あまりのシャロンの凛々しさに戦場の緊急事態マジックで一生ついていきたいと思ったけど胃が痛かったので正気に戻った。


☆某男爵令息(被害者)

 エイヴァのコミュニケーションチャレンジの実験台にされるわ、皇女のファーストツンデレ対応経験者になるわと何かと不憫な男爵令息。しかし広い心でシルヴィナともエイヴァとも友好関係を築きつつある。


☆アレクシオ・メイソード(仕事が終わらない)

 仕事が終わらない。やってもやっても終わらない。また増えた。『森』で魔物の氾濫(スタンピード)とかふざけんな空気読め。突如隣国皇女が留学してくるわ、留学してきた皇女は暴走皇女だわ、その皇女の同学年に最古の『魔』がまぎれているわと苦労が絶えない。しかし時に涙目、時に爆笑しながら着実に国をまわしていくその腕は確か。でもエイヴァの『森』への調査隊参加には本当に爆笑しながら許可を出したのでマジキチ疑惑も絶えない。でも彼は疲れているだけである。多分そのうち城を抜け出してストレス発散してくる。そして大臣たちの胃が痛くなる。


☆リグヴァルド・メイソード(隠居中)

 ちらりと出てきて変態に話題をかっさらわれた前国王。何かの火種になりそうな気配がしなくもないけれどもシャロンに握りつぶされるような気がしなくもない。


☆対変態増援部隊(女王様に敬礼)

 上級生の中でも成績優秀者を志願制で募って出来上がった部隊。対変態に当たって一般生徒の陣頭指揮にあたる。水ぶっかけて冷静に戻す戦法を確立し、周知しているのは彼ら。基本学院五強が出張らなくもいいように頑張り、難しそうだったら助けを求めるためにいち早く動き出す。学院女王信者。


☆ヴェルザンティア王立魔術学院学院長(ハゲ)

 学院の最高権力者の肩書を持っているが、不憫。ソレイラにガンつけされた。怖かった。


☆ソレイラの祖父(故)

 戦死したソレイラの祖父。優秀な騎士。押して押して押しまくる戦法を持っていた。しかし身体強化取得前の孫娘には酷であることもわかっていたため、まずは基礎を固めて方向性を決めていこうとした矢先に亡くなった。厳しくも孫を愛していた。


☆刈宮鮮花(意味深)

 自称神によるストーカーの被害者かもしれない。『何か』を知り、死んだ。


☆自称神(紅茶クラッシャー)

 ストーカーの加害者かもしれない。末代まで禿げろと呪われている。毛根が心配。おうちは自由にシャロンに侵入されてカスタマイズされつつある。自称神の威厳が木っ端みじん。神気にこれっぽっちもひるまないシャロンに翻弄されすぎている。多分いろいろ隠しているけど多分シャロンにはいろいろとばれつつある。


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