第二十一章9 【アンサー・クリエイト/第10席戦3】9/3戦分勝負2
【ショット・ストライクチーム】の、
第11戦分から、【アナザー・マルチナ】、
第12戦分から、【染井 佳乃】、
第13戦分から、【ラーエル】、
【ドクター・クレイジーチーム】の、
第11戦分から、【デス・ヘブン】、
第12戦分から、【栞酎 翠詠】、
第13戦分から、【朧】、
による3対3の【セレクト&ラッキーチョイス対決】が行われる事になった。
これに強さや人間関係は一切関係ない。
戦うのは1名ずつ選んだ、【戦闘ドール】である。
勝利するか敗北するかの違いはあるが、それによって選手が傷を負うことはない。
あくまで、選択する事と運。
それを勝負とするものである。
まずは、【アナザー・マルチナ】と【デス・ヘブン】がじゃんけんで、どちらが先に【戦闘ドール】を選ぶか決める。
それで先鋒戦が行われ、負けた方のチームは、中堅の選手が残った98体の【戦闘ドール】から1体を選び、勝った方の先鋒の選んだ【戦闘ドール】と戦う事になると言うルールとなる。
まずは先鋒同士の挨拶からだ。
【アナザー・マルチナ】は、
『どうも・・・
私は【マルチナ・アゼヴェード・バレット】って事になっている存在。
言ってみれば【アナザー・マルチナ】って事ね。
ただの人間ではないわ。
そちらも見た目からは、人間とは思えないわね』
と言った。
【デス・ヘブン】は、
『見た目で解るであろう。
私は元、【アンデッドチーム】のチームリーダーの1人、【デス・ヘブン】である。
選択と運だけの勝負と聞いて少々、拍子抜けしたが、勝負は勝負。
勝たせてもらう』
と答えた。
【人外同士】の戦いとなるが、【人外】としての特性は活かせない勝負を嘆いている様だ。
それからじゃんけんをする事になり、勝利した【アナザー・マルチナ】は後を選択した。
やはり、【デス・ヘブン】が【戦闘ドール】を選んだ後に【戦闘ドール】を選んだ方が、良いと判断した様だ。
【デス・ヘブン】は、
『・・・では、私から選ばせてもらう。
私は、97番の【戦闘ドール】を選択する』
と宣言した。
【アナザー・マルチナ】は、
『なら、私は、48番の【戦闘ドール】を選択するわ』
と宣言した。
こうして、【デス・ヘブン】の選んだ【97番の戦闘ドール】対【アナザー・マルチナ】の選んだ【48番】の【戦闘ドール】が戦う事になったのだった。