第二十一章6 【アンサー・クリエイト/第10席戦3】6/2人対3人5
【呪いコンビ】の次の【戦闘ベット人形】として、【六曜】をモデルとした、
【六曜先勝人形】、
【六曜友引人形】、
【六曜先負人形】、
【六曜仏滅人形】、
【六曜大安人形】、
【六曜赤口人形】、
と、【ビジネスパートナー3人組】の次の【サイコドール】として【六色】をモデルとした、
【六色赤ドール】、
【六色橙ドール】、
【六色黄ドール】、
【六色緑ドール】、
【六色青ドール】、
【六色紫ドール】、
で、解き放たれた400体のダミー人形の中からターゲットをより多く始末した方が勝ちと言う【暗殺遊戯】と言う方式での戦いとなった。
条件は互角・・・と思われたが、明確な差が出た。
方や【呪いコンビ】は常に人の悪意にさらされて生きてきた。
人を呪う事や呪われる事は日常茶飯事であり、普通の感覚で行われて来た事だ。
対して、【ビジネスパートナー3人組】は華やかな世界で生きてきた。
世界的スターを育て、運用してきたと言う人生を送っている。
もちろん、世界的スターを鍛える事は綺麗事だけでは済まなかった。
だが、日常的に悪意と接しているかと言えばそれは否と答えるしかないだろう。
悪意ももちろんありふれてあったが、それは半分だけ。
もう半分は、華やかな世界で明るさを提供してきた。
常に悪意にさらされていたら、華やかな世界は演出出来ない。
希望に満ちた世界も知っていないとそれは不可能である。
だが、今回はその経験が禍した。
相手を陥れる事が日常だった【呪いコンビ】の方が、だまし討ちには適していた。
また、【サイコドール】は【ビジネスパートナー3人組】の思考が入ってしまうため、思いこみからくるミスもあった。
結果として、【サイコドール】がターゲットを1体も始末する前に、【呪いコンビ】の【戦闘ベット人形】がターゲット18体をほとんど瞬殺し、この勝負は【呪いコンビ】が勝利したのだった。
結果として、【呪いコンビ】を有する【ショット・ストライクチーム】が勝利し、【ショット・ストライクチーム】5勝、【ドクター・クレイジーチーム】5勝のイーブンに戻したのだった。