第二十一章2 【アンサー・クリエイト/第10席戦3】2/2人対3人1
第10戦も【芳一】の参加した第5回から第7回【覇王杯/オーバーロード・カップ】に出場したメンバー同士の戦いになるようだ。
【ショット・ストライクチーム】からは、【無数の霊】に取り憑かれた者【ネリー・ウォーラル】/イギリス女性と【無数の呪い】を受けた者【ローレッタ・サンドフォード】/アメリカ女性の呪いコンビが、
【ドクター・クレイジーチーム】からは、【芳一】と縁があった【Kポップスター】5人のマスター、【ビジネスパートナー3人組チーム】を率いていた3人、【韓国】を拠点に置く【崔 瑞俊】、【台湾】を拠点に置く、【李 浩然】、【香港】を拠点に置く、【劉 王偉】のトリオとなっている。
こちらは、【ドクター・クレイジー】により女体化され、強制参加となっている。
この第10席戦は、1対1で闘うと言う訳ではない。
参加メンバーは1回戦に対して1度しか出ることが出来ないが、最大25戦するのに余っている人員は、追加で参加させる事が出来るのだ。
【ショット・ストライクチーム】は63名で参加、
【ドクター・クレイジーチーム】は45名で参加、
しているため、当然、最大25戦したとしても半分以上、もしくは半分近く人員が余るため、複数名での参戦を1戦に対して行う事が出来るのだ。
実際、【第6戦】でも、【ショット・ストライクチーム】/【華刻嬢チーム】(【愛珂】、【逸輝】、【海音】、【瑛里沙】、)&【超傑】対【ドクター・クレイジーチーム】/【ABCXYZ】、【ファニーファン(ペンネーム)】、【ロジックマスター(ペンネーム)】&【亜秘】勝者【ABCXYZ】、【ファニーファン(ペンネーム)】、【ロジックマスター(ペンネーム)】&【亜秘】の4対3の戦いが行われている。
今回が初めてではないのだ。
だから、2人対3人の戦いというのも珍しい戦いではない。
25名よりも多くのメンバーが居るのであれば参加させた方がチームに有利なのだ。
そして、【第6戦】が、【超越】もどきである【超傑】と【謎】もどきである【亜秘】が出たように、この【第10戦】にも別の物が出ている。
呪いコンビが扱うのは、【戦闘ベット人形】だ。
これは、自分達の代わりに闘わせる戦闘に特化した【人形】だが、【人形】が負った【ダメージ】は、人形に【ベット】した者が請け負う事になると言うものだ。
それを1人3体ずつ。
合計、6体用意している。
対する、【ビジネスパートナー3人組】の方は、莫大な資金を元に作った6体の【サイコドール】を1人2体ずつ操る事にしているのである。
つまり、闘う人形としては6対6。
思考で操る事になる【ビジネスパートナー3人組】の方が使うのは大変だが、【呪いコンビ】の方はダメージが直接彼女達に負担となって襲ってくる。
どちらも長所短所がありそうな【人形戦】と言う事になる。
【呪いコンビ】が扱うのは、
【六情喜人形】、
【六情怒人形】、
【六情哀人形】、
【六情楽人形】、
【六情愛人形】、
【六情憎人形】、
となる。
対して、【ビジネスパートナー3人組】が扱うのは、
【六道地獄ドール】、
【六道餓鬼ドール】、
【六道畜生ドール】、
【六道修羅ドール】、
【六道人間ドール】、
【六道天上ドール】、
となっている。
どちらも【人形】のため、会話は無い。
また、【呪いコンビ】と【ビジネスパートナー3人組】も【覇王杯/オーバーロード・カップ】の順転参戦方式で戦ったチーム同士だが、直接のぶつかりは無い。
そのため、ほぼ面識の無い者達同士の戦いとなり、言葉は不用である。