第二十一章12 【アンサー・クリエイト/第10席戦3】12/3戦分勝負5
中堅の【栞酎 翠詠】が負けた事により、【ドクター・クレイジーチーム】は大将の【朧】が出ることになる。
【朧】は、
『僕の出番だな。
とは言ってもさっきのバトル、そのちびっ子(【不思議系少女るるちゃん】の事)、異様に強くなかったかい?
なんか、反則的な強さだった様な気が・・・』
と言った。
その通りである。
【不思議系少女るるちゃん】は【チートマッチング】により、100キャラ中、3本の指に入る実力を持っている。
これに勝つには、残る96キャラの中から、【不思議系少女るるちゃん】と同じ、【チートマッチング】をしている2キャラを引き当てるしかない。
【朧】は、
『じゃあ、僕は26番を選ぶよ』
と言った。
【朧】が選んだ【26番の戦闘ドール】の特徴だが、100キャラ中、最も大きなボディーを持ったキャラクターだった。
【不思議系少女るるちゃん】よりも更に小さく最も小さい身体の【41番の戦闘ドール】/【キャラクター名】/【ハリネズミのポール】と比べるとその全高は、12倍以上違う。
【不思議系少女るるちゃん】と比べても9倍以上の体格差がある。
見た目だが、顔は【羊】と【アルパカ】の中間の様な印象で、身体はまるまる太った力士の身体を黒くした印象のボディーで【キャラクター名】は、【ごっつぁん】だ。
【不思議系少女るるちゃん】をパワーで押し切ろうと言う作戦だ。
だが、【不思議系少女るるちゃん】はパワーももの凄かった。
リコーダーを吹きながら、【キャラクター日傘】をくるくる回しながらする攻撃は【ごっつぁん】を力でねじ伏せた。
結局、【不思議系少女るるちゃん】が2キャラ抜きして勝利した。
出番の無かった、【ラーエル】は、
『え?私の出番・・・無いの?
せめて【キャラクター】を選んで・・・
え?
それも無いの?
これで終わり?』
とつぶやいた。
この勝負は、大将が選んだ【戦闘ドール】をどちらかのチームが倒すことで決着が付く戦いなので、これでこの戦いは【ショット・ストライクチーム】が3勝分勝利という事で決着がついたのだ。
結果、【ショット・ストライクチーム】8勝、【ドクター・クレイジーチーム】5勝と言うことになった。




