第二十一章10 【アンサー・クリエイト/第10席戦3】10/3戦分勝負3
双方のチームの先鋒が選択した【戦闘ドール】の特徴は以下の様になっている。
まずは、先に選択した【デス・ヘブン】が選択した【97番の戦闘ドール】の特徴だが、2つの首を持つ巨大な馬にまたがる鹿の角を模した兜の甲冑を着ける鎧武者で邪障気と言う気を纏う姿となっている。
【キャラクター名】は、【源王】だ。
続いて【アナザー・マルチナ】が選んだ【48番の戦闘ドール】の特徴だが、【象の着ぐるみ】を着た占い師系美女で、空を飛ぶ羽衣の様なものを纏っている。
【キャラクター名】は、【ティーナ】だ。
【源王】対【ティーナ】。
見た目では圧倒的に【源王】が有利だが、必ずしも見た目で強さが決まる訳ではない。
【源王】は圧倒的に力推しタイプである。
対して、【ティーナ】は、受け流すタイプである。
【波動】の【源王】の攻撃を【清流】の動きの【ティーナ】がさらっとかわす。
結局、【源王】の邪障気が切れた瞬間を狙って致命の一撃を【ティーナ】が入れた。
【ティーナ】は占い師キャラなので【源王】のウィークポイントをしっかりと見ていたのだ。
勝者、【ティーナ】。
よって【アナザー・マルチナ】が勝利した。
【デス・ヘブン】は、
『納得できぬ・・・』
と言っていたがこればかりは運と選択の問題である。
運がなかったと諦めてもらうしかなかった。
先鋒の【デス・ヘブン】がやられたので、【中堅】の【栞酎 翠詠】が【戦闘ドール】を選ぶことになる。
【栞酎 翠詠】は、
「儂の番じゃな。
儂はこのとびっきりスタイルの良い83番を選ぶぞ。
むちむちぷりんじゃ。
えぇのぉ~。
むしゃぶりつきたいくらいじゃ」
とスケベ心をむき出しにした。
すると、相手チームの中堅の【染井 佳乃】が、
「やめてよお爺ちゃん。
私まで恥ずかしくなるでしょ。
いい年してみっともない」
と言った。
【染井 佳乃】と【栞酎 翠詠】は孫娘と祖父の関係になっている。
そのため、身内の恥と思ってつい、口を出したのだ。
そんな事があったが、【栞酎 翠詠】が選んだ【83番の戦闘ドール】の特徴だが、【栞酎 翠詠】がお気に入りのコスチュームである【ランジェリー】をアレンジした様な格好をした金髪の女性で、腰の部分からは孔雀の羽を思わせる意匠となっていて、胸はKカップくらいはある超巨乳美女で、【キャラクター名】は、【ぱいんぽいん】である。
【栞酎 翠詠】はおっぱいはでかい程良いと思うタイプの様だ。
ちなみに参考までに、【芳一】の好みは、大きすぎず小さすぎないほどよい大きさでバランスが良いのが一番だそうだ。
そう言う意味では同じスケベでも、むっつりスケベの【芳一】とは好みが異なると言うことになる。
【栞酎 翠詠】は、
『惚れ惚れするくらい、えぇちちしとるのぉ~』
と鼻の下を伸ばしていた。




