別にエタってもよくない?
タイトルのまんまである。あと最初に言っておくとこれは創作論じゃないから、追ってた作品がエタってがっかりした経験があってもあんまり怒らないでね。
いや、流石に商業作家やそれを目指す一定の読者のいる層がエタりまくったり、無理やり話をぶん投げて終わらせるのは本人的にはマイナスかもしれない。よく言われる「どうせまたエタるよ」で信用をなくすというやつである。
でも大半の底辺は別にエタっても別によくない?
作者側に失うものが無いから。それに少なくとも筆者はそんな真剣に読んでないから。
だって読者は金払ってないし。
お互い時間は失うけど。でも動画サイトで無限に時間を潰せるこのご時世、目くじら立てて騒ぐほどのことでもない。
色々書いて、一発当てたらそれに専念するくらいのスタンスでいいと思う。筆者は。
まあそんなことを言いながら筆者は渾身の一発をすごい外し方をしているわけ。何様のつもりだ。
でも今問題の長編を鬼〇で言うと無限城くらいのとこまで書いてるから許してほしい。無惨の縄跳びまではまだ書き進んでいないが。
筆者は2005年くらいのジャ〇プが若干終わり気味の時期にそれをしっかりと読み込んでいた世代である。どれもこれも打ち切りマンガの終わり方はノーコメントを貫きたくなるようなものが多かった。
宿敵もろとも主人公が自爆したり、タイトル回収をいきなり始めたりとガキんちょながらも作者さんの無念を感じた。当時立ち読みで済ませていた筆者は「はぇ~マンガってこんな簡単に終わるんや」となんとなく思う程度だった。
でも編集会議だの打ち合わせだので散々時間をかけて作られ、どういう流れかは知らないけどお金もかかっててああなんでしょ?
プロが会社の都合とはいえああなら、素人が責任を持って奇麗に終わらせる義務なんかある?
知ってる知ってる。皆まで言うな。エタるよりもちゃんと完結させた方が実力が付くとか次作を書くとかの時に固定ファンが読んでくれるとかいうやつでしょ?
でも20万字書いてブクマ実質0だよ。固定ファンいないよ!
エタってもいいとは言ってるけど一応完結させるつもりだよ。でも何が変わったかと言われたら自分ではわからないよ!
何か変わったか通しで読んでくれる方がいれば試してくれてもいいですよ! 歓迎します!
そういうわけで「エタるのは無責任」という言葉を見るとそれには疑問を感じてしまう。じゃあ「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドばっかならそれはそれで文句言うでしょ。全員が全員気力、体力、時間、アイデアが続くわけではないのだ。
まあ気に入っている作品の更新をいつかいつかと待ち続けてエタってたら何とも言えない気持ちになるのは分かる。いつまでたっても喧嘩稼〇の連載は再開しないし。作品に評価を入れていたり、感想を書いたりしていたら放り投げる側に文句の一つも言いたくなる気持ちも分かる。
でも一定のクオリティがあってある程度続くことが担保されてるものが読みたいなら本を買えばいいと思う。え? 今ラノベって800円すんの? 前言撤回、なろうで読むといいと思う。
でもさあみんなもやらないでゲーム積むじゃん。終盤まで進めて放置したりするじゃん。なろうもそれと同じじゃない? 趣味だもん。そりゃめんどくさくなったら投げるわ。筆者はド〇クエ11のトゥルーエンドをめんどくさくなって投げたことがある。急に敵のレベルが上がったからだ。創作を放り投げることが「エタる」なら。他の趣味だって本人からしたら似たような感じだろう。
web小説がそういった面で叩かれるのって比較対象になるようなマンガがごく一部を除いて真面目に連載しているのと、作者との距離が近いこともあるんだろうと感じる。直にダメだしもできるし、いくらだって褒めることだってできる。BAN覚悟で罵倒すらできる。
だからこそ否定的なコメントでエタったり、何も反応がなくてエタったりするのだろうなと思う。つまりはエタらないトップ層の投稿者は心技体全てが揃い、執筆環境も無理くりひねり出しているのだろう。これを全員の投稿者ができるとは限らない。底辺ならなおさら。
というかネットだと「限界が来たら仕事でも何でも辞めればいい」って風潮になりつつあるのに、なろうは逃げるのを許されないって怖くね?
この回の主張は「エタってもええやん」ということ。所詮金にならない趣味なんだし。少なくとも筆者はそう思う。