ゴミがゴミを書いてネットに放流する
「コメントがあったらネタにします」とは言ったものの、皆さんは20万字でブクマ1(実質0)の珍獣を見に来ていらっしゃるので、わざわざそこに何かコメントを書いていこうという方がいるわけないんですよね。これは完全に私が調子に乗っていました。
ちなみに深夜3時に投稿したこのクソエッセイの1時間のPVが拙作の1日のPVを超えていた。文字の書けるチンパンジーに一定の需要があるのか、拙作の需要が紙ストローくらいしかないだけなのか。まあ後者でしょうね。
前回「自作品をブクマ1にするための創作論」を書くとか言っていたので書いていく。実はなろうの結構な数の作品が0ポイントらしい。拙作は身内票を抜くと2ポイント残るのでそいつらには勝ったな! ガハハ! まあそのデータには単純に伸びずにエタったり、終わらせた作品も多く残っているのだろうが。それでも低ポイントで20万字近く掲載し続けている例は都会で見るクワガタくらい珍しいと思うので参考にはならない独自の知見を発信できたらと思う。
まあ単純な話。低評価の長文作品を作るには3つの要素だけあればいいのである。
「逆張り」と「低い文章力」そして「諦めない心」
拙作は前にも書いたように、恋愛なし、チートなし、ざまあなし、俺TUEEEなしである。一応言っておくとわざと「俺の小説は一味違うぜ!」と逆張りムーブをかましたわけではない。設定ありき、世界観を形にしたくて勢いで書き始めたのがまずダメだったのだと思う。多分。プロットとか中盤で行き詰った時に初めて書いたし。
少なくとも箇条書きでもいいからなろうの流行りの要素を書き連ねていって、本格的に書き始める前に、どこまでその作品がそれに当てはまっているか確認してからゴーサインを出すくらいしてもよかったと思う。拙作はそこが全部空欄になるけどね笑。文庫本2冊分書いてようやくそれに気付くわけだから救いようがない。ちなみに書きたいアイデアは出し尽くしたので次作にそれを活かせるかは知ーらない!
そして「低い文章力」について。これはもう書き続けるしかないだろ。普通に。いくら自作をゴミだクソだと言っていても序盤と今書いてる分の文体は流石に違ってくる。だが重ねて言うと書きたいアイデアは出し尽くしたので次作にそれを活かせるかは……ダメみたいですね。
最後に3つ目。「諦めない心」だ。一見良さげに見えてもこれが明らかに悪い方向に作用していると思う。世の中には筆者のような数十万字クラスから何百万字クラスのなろう作家まで様々存在するが、皆一定のポイントを保有した上で「文字数に対してポイントが少ない」とか自虐するのである。
こちとら2ポイントやで。
「世界観を形にしたい!」と大した評価をもらえなくても書き続けたが、反省を活かして世界観を共有する別作品でも書けばよかったのである。が、不屈の精神で20万字超えの底辺長編を世に送り出そうとしている。ここまでくるともう意地だけで文字が増えていく。クソエッセイを書いている方が楽しいまである。
この3つを遵守すれば君も立派な底辺マイスターだ! ジャスティン・ビーバーに拡散されでもしない限り伸びることはないだろう! 2ポイント超えはできるかもしれないが。
逆に「テンプレ」と「高い文章力」そして「見切りを付ける」
これを守れば伸びると断言するわけではないが、まあそれなりになるんじゃないですか? 伸びたことないから知らないけど。少なくともここまで自虐100%のクソエッセイを書くことにはならないはずだ。
つまりは「低い文章力」の作者が「逆張り」をしつつ、「諦めない心」で作品を書き続ければきっと長編駄作が出来上がるはずだ! 時間を無駄にしたい方は是非!
つまりはゴミがゴミを作りネットに放流するという形である。
サーバーにゴミを送り続けた罪で真に罰されるべきは筆者である。このエッセイにも罰金でも取ればいい。
この回の教訓は「一度ブレーキをかけよう」ということ。評価を気にしないスタンスでも10万字につき1ポイントでやる気が出るか? 一度ブレーキをかけて続けるか、終わらせるか考えてみるべきでは? 少なくとも筆者はそう思う。
次回「別にエタってもよくない?」に続きます。