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小説家になろう 2021 夏のホラー

『多重人格』

作者: 木尾方

のり…あ、君代きみよちゃん また、明日ね。」


「うん。佐奈さなちゃん、ありがとう。また、明日 学校でね。」


何気ない、小学生の下校風景に見えた。


君代と呼ばれた少女は、自分の家であろうアパートの一室のドアの前に立つと、目を閉じて心の中で数え始めた。


(1、2、3…)


(もう、いい?)


(…)


(もう、いい?)


(やだよ。君ちゃん。わたしやだよ。)


八重やえちゃん、いつも、ごめんなさい。)


(やだよ。もう、叩かれたくないよ。)


(1、2、3、4、…)


(もう、いい?)


(…)


(君代…)


すぐる君?)


(あぁ、君代、範子のりこは?)


(範ちゃんは、深く深く隠れてる。今は、わたしが範子の変わり。)


(…そっか。)


(…おい!君代!)


(!…のぞみ!)


(私をすぐに出せば、あの男ぐらい簡単に殺してやるぞ。ははは)


(やめて、望!あなたは出てこないで!)


(ふざけんな!これ以上、範子が深い場所に隠れるのが君代!お前の望みか?)


(そんなわけないじゃん。)


(二人とも止めて。)


(八重ちゃん)


(八重)


(八重…お前)


(…)


(……)


(いいの。わたし一人が我慢すればイイことだから…皆は黙っていて…いつか、範子が出てきて私達が消えたとしても、私達は、範子が作った姉弟きょうだいだから……君ちゃん、もういいよ。)



数え終えたのか?


少女が目を開き、震える小さな手で玄関を開けた。


「…た、ただいま…。」



読んで頂き誠にありがとうございます。


今日は、「夏のホラー2021」です。


いや~、別にね。毎日投稿する義務は無いのですが、昨日は初めて投稿しないかったです。(うち二作品は、私は不注意で運営より削除されました。)


それでは、またお会いいたしましょう。m(._.)m




追記:もし、気になったら『七夕の日』も読んで頂けたら幸いです。

https://ncode.syosetu.com/n6907hb です。m(._.)m

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