銀河スープ
退屈な毎日の中で、
ある奇跡が起こります。
広い宇宙にたった一人で、
魔女のルカさんが住んでいました。
遊び相手は、UFO型ロボットしかいません。
毎日たいくつで、たいくつでしかたがありません。
ある時、メッセージの入ったビンがコツンと
窓ガラスにあたりました。
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そちらに人間がいると知りました。
ぜひ、遊びに行きたいです。
キリエ
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宇宙の果てに誰かが住んでいるみたいです。
「私が魔女だと知ったら、来てくれないのかしら?」
少し不安でしたけど…。
それよりも、お客さんが来てくれる方がまさります。
ひゃ~
お客さんが来る! 来る! 来る!
うれしい~!
「私が魔女だと知っても、来てくれるかしら?」
少し不安でしたけど…。
それよりも、お客さんが来てくれる嬉しさの方がまさります。
さっそく、ルカさんは、取っておきの料理で
もてなそうと思いました。
それには、魔女の図書館にいい資料があります。
お料理のレシピから、宇宙の歴史まで、
なんでもそろっています。
「魔女秘伝のスープがあったはず」
森のような図書館へホウキで飛んで出かけました。
あった! 『銀河スープ』の作り方。
まず、秘伝のだしパウダーをいれます。
それから…。
牡ヒツジに、ライオンに、牛に、白鳥に、
小熊に、カニに、秘伝のタレに、魚に、
弓矢?に、たて琴? をいれます!
宇宙の果てまで、あっちこっちの星々から
星のカケラをこっそり分けてもらいました。
大なべに入れてかきまぜま~す!
味みをしてみると、
お口の中に、宇宙の星々が広がるような味です。
うん、これならいける!
おいしい!
これなら、うんと喜んでもらえる!
ところが、UFO型ロボットが、やきもちを焼いて
足を引っかけました。
「ああ~、せっかくの銀河スープが・・・」
ちょうどその時です。
♪ピンポーン
「来た 来た 来た~!」
お客さんは、抱えきれないほどの花束を抱いて
やって来ました!
なべに少し残った銀河スープで、
ごちそうしてもてなしました。
「おいしかった! ごちそうさま~」
お客さんは喜んで帰っていきました。
魔女のルカさんは、見えなくなるまで、
大空の彼方をいつまでも、見送りました。
また、今度はルカさんが遊びに行く約束をして・・・。
宇宙の地図をもらいました。
広い宇宙に飛び散ってしまいました。
そうそう、広い宇宙に飛び散ってしまった
銀河スープは、
夜空にいろんな、星座となって
輝くようになったのです。
おしまい
友達は何がきっかけで出会いましたか?
何億分の一の軌跡で、出会いが起こります。
それからどうしますか?




