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彼岸のカミ  作者: RiRi
2/12

プロローグ

浅き夢は、やがて現実となる。

『彼岸の時は、神社に行ってはいけないよ。』

そう、誰かが言った。

『君の血は、強く美しいカミガミのだから、お山の神社に行ったらカミ様に連れていかれてしまうよ。』

あぁ、そうだ。私は─

『もし、神社に行ってしまったら…』

声の主は確かに目の前にいるはずなのに、何かを話しているのに、モヤがかかるように聴こえない。

何?何を言っているの?教えて、貴方は─

手を伸ばすと、一瞬だけ、その人の顔が見えた気がした。

目の前にいるはずの人─彼の姿が薄く消えていくと共に、頭に鋭い痛みがはしった。

段々と、目の前が暗くなってくる。

意識を手放す寸前、彼が呟いた気がした。

『───』

何を言ったのか、分からないまま、暗闇の世界へ落ちた。


『─必ず、護るから。』

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