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甘いキスと不器用なふたり

後日談みたいな感じ。

「ねえ、千尋・・・。キスして?」「えっ?!」少しずつ近づいてくる夏菜に動揺する千尋。「どっどうしたんですかっいきなりっ!!!」「私のこと好きなんでしょ?」「だっだめですってぇ〜ッ!!!」「何がだめなの?」ハッと目が覚めた千尋は思わず手を伸ばしすぎて、それが丁度偶然に夏菜の左胸に当たってしまった。「何してっ!!!」「ヒャア〜!!!勘弁してくださ〜いッ!!!」物凄い勢いで怒られると思っていた千尋は目を瞑ってしまう。殴られる覚悟だったのに何もしてこない彼女に彼は不思議そうにしていた。「夏菜さん?」よくよく見ると夏菜の顔は耳まで真っ赤だった。「何の夢を見てたわけ?」少し涙目になってしまう夏菜。「えっと・・・その・・・それはですね・・・。」口ごもってしまい、それ以上何も言えなくなる。「やーらしいこと・・・?」夏菜は珍しく彼をからかう。「やーらしいんだ・・・?」半笑いで同じことを繰り返す。「うっ、すみません・・・。」周りに人がいないのを確認して、夏菜はこう続けた。「今、続きしたいならしてみてよ?」「ほああーーッ??!」千尋のメガネがずり落ちた。(だっだめですよっ!!!そんなっ!!!でも少しくらいなら・・・。いい・・・のか???)彼女の方に向き直し、彼は真面目な顔で夏菜の頬に触れる。そのまま指で唇をなぞった。「ふっ!」夏菜は思わず変な声が出てしまう。(何これ・・・。ぞくぞくする・・・。)千尋は彼女の唇にキスをした。いつもならこれ以上のことはしなかったはずだった。そう、いつもなら・・・。吐息が漏れる。いつものキス以上のキスだった。無意識にふたりは舌を絡める。「むぅっ・・・。」夏菜は体をビクつかせる。そっと唇をはなす千尋。「からかうからですよ。」千尋は涙目の夏菜の髪に触れて指でサラッと撫でた。「僕は男なんです。嫌ならからかわないことです。」「らって!!!こんなのッ!!!私・・・。」ポロポロと涙が溢れた。「まだまだ子供ですね?夏菜さんは。」「できると思ってたんだもんっ!!!鈴良だってできたんだからっ。私だって・・・。」まずいことを言ってしまったと思ってしまい、口ごもる。「何を・・・、したかったんですか?」今度は千尋が夏菜をからかった。「えっ・・・・・。」暫くの沈黙の後・・・。「やだわ、言わない。」クスクスと笑う千尋。(2人は・・・。まだこのままでいい。僕はこの関係を壊したくないから。)「やだわ、こんなの・・・。」悔しい様ななんとも言えない気持ちになる夏菜。(好きだから・・・。触れてほしいと思った。でも、やらしいのは・・・嫌じゃないけど、まだ早い・・・。この関係を壊したくない。)ふたりは全く同じ事を考えていたのだ。

ふたりのその後を描きたくて書きました。これからふたりはどうなるんでしょかね。あまり生々しくしたくないなぁという思いもありますし。なかなか難しいです。

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