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ネコは戸惑う。

前話のつづきです。

アパートの部屋の中で鈴良は眠りから覚めた。「う・・・・・。体が変な感じがするにゃん・・・。」起き上がりたいのになかなか起き上がれない。笹山少年は真顔で鈴良の方を見ている。ベッドから少し離れたところに置いてある椅子の上に座り込みながらじっと鈴良を見ていた。「うわ!なんにゃん?!」ハアーと溜め息をつきながらうっすら涙目で謝る。「ごめん。ほんとごめん。これはどう考えても俺が悪いわ・・・。」「何を言ってるにゃん?!」少し怒りながら鈴良は自分の体を見てぎょっとした。キャミソール一枚しか身にまとっていなかった。ばっと自分の体を布団で隠しながら口をパクパクさせて泣き出した。「これにゃに?!なんでこんな・・・!」「覚えてないのか。」笹山くんは少し残念そうな顔をしていた。「これにゃに?!こんな、ヒドイにゃん!」あーあ、とうとう本当に泣き出してしまった。「ごめんなさい。責任取ります。」椅子から降りて彼女に土下座した。「責任ってにゃによー?!ウワーン!」泣きじゃくる鈴良のもとに近付き、笹山くんは彼女を抱き寄せた。「泣くな。」暫くして彼は彼女にこう告げる。「学校を卒業したら結婚しよう。」鈴良は目を大きく見開き驚いていた。「とりあえず服着てくれ。もうすぐ君の家まで送るから。」淡々と宥めるように彼女に言った。「こっちは痛いんにゃからねっ!!」簡単に勝手なことを言うなとばかりに静かに怒る鈴良。鈴良を探しに行こうとしていた夏菜達は「どこに探しに行けばいいのお?!」と嘆いていた。「あの子の行きそうなところってどこ?」夏菜は焦ってパニックになっていた。秋乃が制止した。「連れ戻してどうするの?あんた、ホントにあの子とのこと何も考えてなかったんじゃない?その事を忘れちゃ駄目よ?」意味深に夏菜を叱る秋乃。夏菜は訳がわからないといった様子だ。秋乃は全てとは言わないまでも何かが起こってしまったことに薄々勘づいていた。雨もやみ、少し空が明るめになった頃、鈴良のフラフラした体を支えながら笹山くんが歩いてきた。「鈴良!」夏菜は安堵の表情を浮かべながら鈴良に近付いた。しかし、いつもと様子が違う彼女に気付き、顔が曇る。「どうしたの?!」秋乃は頭を横に振った。「誰かにいじめられたの?!誰に!」泣きべそをかきながら夏菜に抱き着く鈴良。「子どもが出来ちゃうかもしれないにゃん・・・。」事の次第を段々と理解しはじめて青ざめる夏菜。笹山くんはこの世の終わりのような顔をしていた。

展開がもたついてきたので次回からもっとスピーディーに話を進めたいです。次回から予定ですが千尋も登場します。修羅場発生ですね。ふふふ。

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