儲けたお金は誰のもの?
前回からの続きです。
スケートで結構な額を儲けてしまったので
秋乃はにやにやしながらお札を扇状に持ち、
数えていた。
「で?いくら儲かったの?姉さん。」
後ろから少しにこやかに尋ねる夏菜。
ぎくりっ!!
秋乃は体を硬直させつつも答える。
「ままままあ!!そおおんなにならなかったわねえ!
数えてみても子供のお小遣い程度!!あはははは!!」
後ろに数万隠し持っていたが、それもむなしく夏菜に悟られる。
ぱっ!!
「あ!何すんの!!」
後ろ手に持っていた札を取り上げて数える夏菜・・・。
「5万3500円・・・。えらく景気のいい子供のお小遣いね・・・。」
横目でじろりとねめつけられ、秋乃は冷や汗を流す・・・。
「いやあ!!はっはっはっ!!
それもうあんたにあげるわ!!それで許してよ!!
頼むからここから追い出さないで!!」
秋乃は頭を下げてお願いした。
「もう少し儲かるかと思ったのに・・・。」
秋乃はぶつぶつと愚痴をこぼす。
「こんなもんでしょ。良しとしなきゃ。」
つっぱねる前向きな夏菜。
「!!」
夏菜は急に何かをひらめいた様に目を輝かせる。
「ん~?」
秋乃が不審がるとそれを察した夏菜は裏声で
「なななな!!なんにもにゃいわ!!」と答えた。
なんとなく釈然としない秋乃は細目で妹の姿を見て
「あたしのお金だったハズなのに・・・もー!!」と嘆く。
それをよそに、夏菜は少しだけお金を頂戴して
ある計画を企てた。
それは少し甘い恋の予感・・・・・。
スケートのお話は今回で終了いたしました。
次回からまた恋模様が動く予定です。




