酔いが回るの危険!!!大事件だったらしい昨日・・・。
今回明かされた何故部屋に鈴良と寝てたかがわかる回です。
「さ。行くニャンよ?」
意気揚々と嬉しそうに千尋の制服の袖を掴んで催促する。
「もううるさいっ!!わかってるってば!!!」
後ろで鬼の形相でハンカチを噛みしめている母を置いて、
逃げる様に家を出た2人。
バスに乗り込み、腕時計を確認する・・・。
「よかった。遅刻せずにすみそうだ・・・。」
そこだけは良かったらしく、安堵する。
「昨日の事、ほんとに覚えてないにゃんか?」
「昨日の事って???」
記憶をたどっても思い返せない。
「昨日・・・。」
鈴良が説明をし始めた。
そう。前日の話・・・。
神崎神社でヴァンパイアの男妖怪のブラッディーが
ワインを呑みすぎて酔っぱらい、同じくつき合わされて
一緒に呑んでいた未成年の千尋にこう言い出した。
「僕さあ。好きな子がいるんだけどさー。
たまには違う子にも目移りするんだよね?
あ、あの子に似てるなとか、あの子とはこういうとこが
違うなとか・・・。」
「ああ。わかる、僕もそんな感じだ・・・。」
「でさあ。僕。実は男の子も好きなんだよね・・・。ういっく。」
酔いながら瞳をぎらつかせながら顔を近づけるブラッディー。
「えー?僕に何す・・・」
言いかけたのも束の間。
彼に唇を奪われる千尋少年・・・。
「ん・・・。」
「ぷはあっ」
「酒くさ・・・。寝よ。」
「僕と?」
「いや。女の子がいい。」
男にキスされたというのに全く動じていない千尋少年。
そう、酔いが回りすぎてわかってなかったようだ。多分・・・。
「あ、そこのマタタビで酔ったすずちゃん。一緒に寝よう。」
「ううーん。酔いが回ってるにゃんよ~。いいにゃんよ~。
でも一緒に寝たら子供が出来てるかもにゃんね~・・・。
困ったにゃん。ね?夏菜?」
夏菜はあからさまに怒った顔で冷たくこう告げる。
「あ。一反木綿のいっくん。そこの馬鹿2人、
千尋の家に運んで?交尾して子供が出来るかどうか見てみたいから。
あ。ブラッディーはほっといていいわ。男だし。」
余程怒っていたらしい、夏菜・・・。
その一部始終を鈴良から聞かされ顔面蒼白になる千尋。
「恐ろしすぎる・・・。家帰っても地獄・・・。
神社に通っても地獄じゃんか・・・・・・・。」
「ま。千尋が悪いにゃんね?すずが一緒に謝ってあげるにゃんよ。」
ぽんぽんと肩を軽く叩かれる彼はため息をつく・・・。
「責任とってね・・・。すずちゃん・・・。あ。責任とるのむしろ僕か・・・。」
最低男のレッテルをはられている不憫な美少年主人公であった・・・。
続。
のちのち、彼は彼女こと、夏菜に許してもらえるのかが課題である。
頑張れ。主人公。




