むすばれないカンケイ。
今回はギャグです。(笑)
「スキ。キライ。スキ。キライ・・・・。」
大きな図体で可憐な花を摘み、花占いをする
女子力高い系女子妖怪ぬりかべの「ジュリエッタ」さん。
「・・・キライでとまった・・・。やっぱり、
ジュリエッタのこときらいなの?いっくん・・・。」
ぐすんぐすんと涙をすする彼女。(でも図体がでかい)
しかもその場所は霊界の一部である妖怪だから立ち寄ることのできる
三途の川のほとりだった・・・。
ロケーションはホラーなので実にシュールだ。
「いっくんにあいたい・・・。ぐすんぐすん・・・。」
ジュリエッタが泣きべそをかいていると・・・。
ひらひらとした物体が飛んできた。
そう。彼女の想い人(でも妖怪)の一反木綿のいっくんが姿を現す。
「いっくん!!!」
彼女はずんぐりむっくりの巨体で急に立ち上がる。
その反動で河原のお花畑の花が散り散りになってしまった。
どすーん!!という轟音と共に立ち上がる彼女・・・。
いっくんはひらひらしているので
その勢い余った突風で遠くに飛ばされてしまう。
「いっくううううううーーーーんっ!!」
ジュリエッタは大声で彼の名を呼ぶ・・・。
呼ぶも虚しく、彼は霊界からも遠くに遠ざかる様に吹き飛ばされた。
「ぐすん・・・。やっぱりわたしたちはむすばれぬなか・・・。
あいたいとねがったからねがいがかなったとおもったのに・・・。
わたしのねがいはかなわぬ恋・・・。」
ジュリエッタは涙を一滴零しながら神社に帰っていくのだった・・・。
軽いショートコメディーにしたかったんですが
思ったよりもくだらない内容になりました。すみません。(苦笑)




