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浮気はダメにゃんよ?

前回からの続きです。どうぞ。

家路に着いた2人。


「夏菜っ!!千尋っ!!おかえりなさーいっ!!」

猫娘の鈴良がぴょんぴょん跳ねながらお迎えに来る。


流石、猫又の妖怪である。人懐っこい。


「くんくん・・・。千尋・・・。なんかいい匂いがするにゃん。」

顔を近づけて千尋にそう言う鈴良。


思わず赤面する千尋。

当然である。

だって鈴良は黙っていればなかなかの美少女だから・・・。


つり目気味の彼女は目を細めて勘ぐる様な顔をする。


「彼女が出来たんだ・・・違うかにゃ?」


「なっ!!彼女?!!!」


同時に一緒にさっきまでいた夏菜はあほらしいとばかりに遠のく。


「夏菜の匂いじゃないにゃん・・・。これは琴音にゃん・・・。」


(すっ・・・鋭い!!!流石、妖怪!!!)

千尋は冷や汗を垂らす。


「ずるいにゃん!!鈴良の匂いもつけるにゃんっ!!」


「わあっ!!!」


飛びついてきて顔をスリスリさせる鈴良に戸惑う千尋。


「浮気はダメにゃんよ?」

一瞬、鈴良の目が細く鋭いものになって光る・・・。


(これは・・・。何だろう・・・。まさか・・・!!)


そう、そのまさか。

鈴良も女の子。

実は密かに彼の事が好きだったのである。

本人は無自覚だけれども・・・。


ややこしい関係が絡まる物の怪神社は今日もドタンバタンであった。

鈴良も加わってますます熱く燃え滾る恋愛模様。

なーんて、言ってますがそこはコメディー。

シリアスにはさせません。(笑)

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