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誤解を解きたい。どうしても・・・。
前回からの続きです。どうぞ。
「夏菜さんっ!!待ってくださいっ!!!」
千尋は走って後を追いかける。
夏菜の後ろ姿が見えた。
一反木綿の妖怪のいっくんとやらに乗ろうと
していたところだった。
「・・・何?私ならもう帰るけど、あんた置いて。」
「誤解です!!!あれは弾みでしてしまったことで!!」
「・・・ふうん・・・?」
しらっとした半目で彼を見やる。
「まあいいけど。帰るわよ、いっくん。」
よいしょと乗ろうとした時、後ろに重みが増した。
「僕も帰ります!!」
一反木綿のいっくんは、「どうしやす?2人乗りでもあっしは
いいでやんすが・・・・・。」と夏菜に尋ねる。
「わかったわ。じゃあ、そんなに言うなら一緒に帰りましょう。」
「良かった。誤解がとけて・・・。」
「帰ったらしっぺよ。しっぺ。」
怒り顔で子供の与える罰の様な申し出をする夏菜。
ひゅるーんと体を伸ばして翻しながらのいっくんに乗って帰る2人。
続。
果たして本当に誤解は解けたのか???
帰ったらしっぺが待ってますが彼と彼女の行く末は?




