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出会いは必然だったのかもしれない。

はい。新作の始まりです。

実はこのお話は作者が小学生の時から温めていたネタだったので

こういう形で発表が出来て嬉しいです。


では、ドタバタラブコメがお好きな方はお進みくださいませ★

肩がずっしりと重い・・・。

いつもの「アレ」かな・・・。

「アレ」しかないな、「アレ」しか。


「アレ」即ち・・・。

「幽霊」という奴らだな・・・。


僕、「真鍋まなべ 千尋ちひろ」見た目は

割と地味で真面目くさった様な普通の高校1年生。

ちなみに今現在バスに乗車中で、席が空いてないから

立って吊り革につかまってやっと立ててる感じに

具合が悪い・・・。二日酔いのサラリーマンの如く

ぐったりとうな垂れていてまさにグロッキー・・・。


耳がキーンと気持ち悪い感じに鳴っている・・・。

こういう時は要注意・・・。

耳元で息がかかってるからさぁ・・・。

(別にこれチカンじゃないからね?僕、男ですし(笑))

「ふうー・・・ふうー・・・。」

(うわあ・・・。今日のも強烈だな・・・。)


そうこうしてるうちに降りるところだったので

バスから下車して歩いてますが、それでも離れない

この「悪霊」の様な感じのタチの悪いもの・・・。


歩いていて意識が遠のきそうになっていると・・・。


「貴方、悪いものが憑いてるわよ。」

後ろから凛とした綺麗な声が聞こえてきたので振り返る。


そこには、紺色の長い髪の毛をポニーテールに結って、

(それも普通のゴムとかヘアアクセじゃなくて、

数珠の様な丸い珠をじゃらっと頭に付けている感じ)

セーラー服がよく似合う清廉な美少女が立っていた・・・。


「しばらく目を瞑りなさい。」

その女子は僕にそう言い、僕の瞼を手で閉じる。

次の瞬間にブワッと風が巻き起こる様な感覚が。

一瞬立ち眩みがしそうだったが大丈夫になってきた。

目を開けるとその女子は、ニコッと笑い、

「もう大丈夫ね。一応祓っておいたから。」


目が点になる僕・・・。

「え・・・?え。あの・・・。」声をかけようとするが

「じゃあね。さようなら。」とポニーテールの似合う

凛々しい美少女は僕に背中を向けて立ち去って行った。


確かに体が「軽い」・・・。

ほんとに祓ってくれたんだ・・・と思いながら、

僕は確かにその瞬間に去っていった女の子に恋をした。


「綺麗な人だったな・・・。セーラー服も可愛いし・・・。

どこの高校だろう・・・???」と思わず声に出して呟いた。


ハッとした。

「僕が今日から通う高校の女子の制服だ!!」


そう。彼女は僕と同じ高校の生徒さんだったのだ。


嬉しく思うのも束の間、次の瞬間に鈴を鳴らす様な

可愛らしい甲高い声・・・(アニメキャラの様な感じの)が

聞こえてきてびっくりして振り返る・・・。


「にゃんにゃかにゃん~★」とご機嫌な感じに跳ねて

走ってくる女の子が・・・。

しかし何が驚くって・・・。

「頭に猫耳が付いていて、尻尾が生えてる女子」の姿・・・。


僕の横を通り抜けていくが・・・。

「・・・なんだあれ・・・。」と呆然としてしまい、

かけている眼鏡がズレた・・・。


「コスプレじゃないよな、あれ・・・。完全になんかの

妖怪というか、物の怪というか・・・。あれは何・・・?」と

間抜けな顔になって呟く僕は傍から見たら変な奴みたいだが

幸いなことに他に誰も通行人がいなかったので安心した。


「あっ!」と我に返った僕は腕時計を見てギョッとする。

「学校に遅刻する!!」

慌てて走って、今日から僕の転校先である

「神楽坂高校」に向かう。


これから先に自分の生活が今まで以上に

おかしなことの連続な人生になるなんて想像もつかなかった。


続。

思ったよりも自分の思う通りに話が進まないので焦りましたが、

段々「勘」を取り戻しつつあるので、次回以降になるべく文字数を

増やして、もっともっと面白い展開になる様に精進します!!


恋愛要素もありの「物の怪神社」と「神楽坂高校」を舞台に

主人公たちのラブコメが始まっていきます。(予定(苦笑))

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