妹と女装デート2
俺は妹から借りた服を、着るために一度自分の部屋に戻った。
「妹から借りたのに丈がピッタリなんだけど・・・」
俺の身長は158cmで中学3年の男子としたら小さい方だ。しかも俺は、女顔で華奢な体とよくバカにされた。
コンコン。
「お兄ちゃーん!着れた?」
「あぁ。なんとか着れたよ。てかなんでお前がこんなちっちゃい服持ってるんだ?」
「あー!それはね。私が小学校の時、着ていた服だからよ。もしかしたらお兄ちゃんに着てもらうかもしれないと思ったから、持ってたの。てかお兄ちゃんが潔く着てくれるとは思わなかったよ。」
「あぁ。勝負に負けたからな。しょうがなくだよ・・・」
本当はもう二度と着たくはなかったが、妹に逆らうと後が大変だったので潔く着ることにしたのは言わないでおこう・・・
妹はショートヘアーで少し男勝りなところがある。
しかも、言いにくいのだがブラコンというヤツなのかもしれない。
「お兄ちゃん!着替えたなら早く出てきてよ!」
いやいや待てよ。妹よ。お兄ちゃんがこんな格好をしているというのに、急かさないでくれよ。
ドンドン
「ちょっと待てよ!真唯。お兄ちゃんは少しばかり心の準備が必要なんだ!」
「大丈夫だよ!お兄ちゃんちっちゃいから可愛いって絶対!」
真唯よ。ちっちゃいから似合うなんて普通じゃありえないんだ。そんなことを思ってるあいだに
妹の真唯は勝手に部屋に入ってきた。
「お兄ちゃんはやk・・・ほらやっぱりお兄ちゃんは可愛いじゃなの!もーあたしのバカなんでもっと早くに気が付かなかったのよ。」
妹の真唯がよくわかんないことを言うので俺は嫌な顔をしながらそのにあった黒髪ロングのウィッグをかぶった《なぜあったのかはわからないが》
後、真唯がカメラを持っているのも謎だった
「後さ、お兄ちゃん。今日1日だけ私の妹になって。」
「な、なんでだよ!弟ならわかるけどさ!なんでお前の妹にならなきゃ「その格好で弟とか言えるのお兄ちゃん」・・・」
そういえばそうだった。俺は鏡に写った自分を見て弟ではないなと思った。
「それじゃ悠姫ちゃん行こっか。」
俺は自分の容姿と名前が嫌いだ
俺の親は2番目に女の子が欲しかったらしく、
産まれてきた俺に女の子っぽい名前を付け女の子の洋服や喋り方まで教えてきた。しかもそれが3年間くらい続いた。だから俺は男に二言は無いなどの言葉に弱いのだ。
「悠姫ちゃん。お外に出る時はおねーちゃんって呼んでね。呼ばなかったら・・・わかるよね?」
「う、うん。わかったよ。お、おねーちゃん」
俺はそう頷くしかなかった。なぜなら妹は俺よりも強いからだ。前にもこんなのがあったがあの時は死ぬかと思ったくらいだ。
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手なわけで今に至る
「悠姫ちゃん。疲れてない?」
妹が心配する理由は家からスーパーが遠いからだ
車や自転車で行くなら15.6分かかるところを歩いて行ってるので30分くらいかかる
「う、うん大丈夫だよ。」
「そう。それなら良かった。まだ歩くから疲れたら言うのよ?」
妹は俺より体力があるし、頭もいい。俺は体力はあんまりないが頭はそこそこいいほうだからな...///
しかし、あんまり言いたくないが男勝りなところがなければいいおねぇ...妹なんだがな
なぜ男勝りな性格になったのかよくわかんないな。
そんなことを思ってるあいだに人混みの多いところ入った
「悠姫ちゃん。はぐれると大変だから。手をつなごーね。」
そう言って真唯は手をつないできた。
そうしていると、聞き覚えのある声が聞こえた。
「やぁ。悠姫の妹ちゃんじゃないか。」
そう話しかけてきたのはうちのクラスのザ・真面目でクールな高城 夕馬だった
「あっ!高城先輩こんにちわ。」
「あぁこんにちわ。後、そちらの女の子は?」
何を言うのかドキドキしたが、妹は隠さず
「お兄ちゃんの悠姫ですよww」
と言ったのだ。
夕馬は少し間を置いて
「・・・あぁ悠姫か、どうしたんだその格好は?」
「あぁちょっとな。」
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今回はここまでです
兄の名前、妹の名前、新キャラの高城君が出てきました
兄→悠姫
妹→真唯
という名前になりました
真唯ちゃんの性格は男勝りなところですが
まだまだ追加などがあるかもしれませんので
期待してくれたら嬉しいです。
途中打ち切りにならないように頑張ります。