しゅぞくせってい
基本的には俺が忘れた設定を確認するための俺得まとめです。基本読み飛ばしでオッケー。
量が増えすぎで見辛い気がしたので、分割。
なんか設定が変わったり増えたりしたら適当に追記していきます。
この世界には、人間以外に複数の知的生物がいる。うち、人に近い造形を持つものを亜人(人も含まれる)と称する。亜人以外にも知的生物はいるが、絶対数が少ないため、めったに出会うことがない。
亜人は大別すると、人間種、エルフ種、獣人、妖魔種、魔族に分けられる。
◆人間種◇
国家形態をとる知的種族の中で最も数が多い種族。最も大陸で反映している種族ともいえる。
肉体構造上は地球の人間と大差がない(体毛などに違いはある)、魔法の才能を持つ者がいる、という点が違うと言える。地球の人間にも白人、黒人、黄色人種と別れるように、この世界の人間も5つの人種に分けられる。
●帝国人
大陸の中原地域、すなわちドルメキア帝国を中心に栄える人種。人種というより、他の人間種全体の雑種であり、最も新しい人種。生物としては長所も短所もないが、帝国を中心とするだけに、最も教養がある人種ともいえる。尤も、それは生物としての機能ではなく、育つ環境の問題でしかないが。
名前はなんちゃってドイツ風が主流。
●北方人
大陸の北部に住む人種。大陸の北部は極寒の地であり、そのため北方人は寒さに強く、頑強な肉体を持つ。背が高く、筋肉も発達するため、人間種の中では最も戦士に向いた種族の一つとされる。一方で吹雪に覆われ、更に平野も多い地域で過ごしているからか、あまり知覚能力が発達していない。教養を積む機会も少ないため、頭もあまりよくはない。酒に強いことでも有名。
外見的には金に近い髪と青系統の瞳、白い肌を持つ。女性も筋肉質で背が高く、皮下脂肪が付きやすい。胸とか。
名前はなんちゃって英語風が主流。
●南方人
大陸の南部に住む人種。大陸の南部は暑く、雨季と乾季の差が激しく、大型の猛獣が多いため、自然と狩猟民族と化した。南方人は北方人ほどではないが力が強く、身のこなしが軽く、障害物の多い土地で獲物を探すために知覚が優れている。
北方人と同様、あるいはそれ以上に優れた戦士の才能を持つが、暑さゆえに重く頑丈な防具に縁がなく、また、頭の回転が鈍く、意志が薄弱と言われている。
外見的には褐色の肌と黒、またがこげ茶の縮れた髪を持ち、比較的大柄。また、多くの人々が陽気で明るい。
名前はなんちゃってイタリア風が主流。
●西方人
大陸の西部に住む人種。後述するエルフとの混血であり、魔法使いとしての高い適性を持つ。ハーフエルフとは違い、あくまで先祖にエルフがいたというだけである。
西方は気候の変化がほとんどない穏やかな土地であるためか、そこに住む彼らも穏やかな性格をしている者が多い。そしてそれは、行動の機敏さにも表れている。
要するに、全体的におっとりしているというか、鈍くさい。
一方で、西方人は生まれつき魔法の才能を持つ。修練の機会と才能の上限に差はあれど、機会さえあれば誰もが最低位の魔法使いになれる――ウィルのような、欠陥もちではなく。一方、他の人間種の場合、魔法使いの才能を持つのは100人に一人、ウィルのような欠陥もちを含めても20人に一人である。
名前はなんちゃってフランス風が主流。
●東方人
大陸の東部に住む人種。生物としての性能はあまり高くはないが、手先が器用で機敏。ゲームに例えるなら盗賊向き人種。尤も、東方人で最も有名なのは、技術者としてである。ドワーフのような美術品を作るセンスはなく、同じくドワーフのように魔剣を作ることもできないが、魔術を用いない純粋な技術で作れる、という範囲においては、東方人が最も高品質の実用品を作れる。殊に、良質の鉄と独自の製法で作られる刀と呼ばれる特殊な剣は、ただの鉄の塊にもかかわらず、並の魔剣に匹敵する性能を持つと実しやかに囁かれる。
名前はなんちゃって日本風が主流。
◆エルフ種◇
かつて大陸を支配していた長命種。こちらもまた人種に分かれているが、人種というよりもはや別種族というレベルの違いとなる。
エルフ種も多くは独自の国家を築いているが、数が少ないせいか勢力としては弱い。尤も、各々の得意とする特徴においては人間種を軽く凌駕する存在であり、「ドワーフが作った武具を身にまとったオークの兵士にエルフが魔法で支援を行えば、5倍の人間の軍とも対等に戦える。さらにダークエルフが指揮官の暗殺に回れば10倍でも恐れることはない」とはエルフ種共通の認識。
ただし、そのように手を組むほど仲は良くないのだが。
●エルフ
文字通りエルフ種の代表。すべてのエルフ種の原種に近い種族で、樹木を連想させる高い身長、薄い肉付きを誇る。肉体的にはぜい弱だが、極めて高い魔力を保有し、その力でかつて大陸全土を支配していた。その出自と彼らの価値観における魔法の絶対性、および高い魔力が相まって、最も高慢な種族として知られている。
北方人同様、金の髪と青い瞳、白い肌を持つが、笹の葉のように鋭く長い耳が特徴。物語では絶世の美形に描かれることが多いが、別にそんなことはない。1000年ほど生きる長寿に憧れたものの美化であろう。尤も、実際には1000年も生きる前に病気か事故で死ぬのだが。その意味で、一般的には100年生きるかどうか、というのがエルフ種全体の現実である。
大陸の西部にエルフの国家を持ち、全エルフの6割がそこに住んでいる。
名前はなんちゃってフランス風が主流。
●ドワーフ
大地の妖精ともいわれるエルフ種のひとつ。150セメルトに届かない小柄でありながら、引き締まった筋肉を持ち、その力は人間と比較して遜色がない。
男は髭に、女は腹の皮下脂肪を美しさの基準と見ており、格好いいドワーフは見事な髭を持ち、ドワーフの理想の美女は、ボンキュボンならぬボンボンボンの団子鼻である。エルフ種としては短い寿命で、300年ほどしか生きられない。
職人として優れた才能を持ち、さらに魔法の才能も持つことから、優秀なマジックアイテムの作り手として知られている。その歴史は歴史上もっとも古いエルフの文明までさかのぼるが、すでにその技術は失われており、彼ら曰く「先祖が見たらあまりの嘆きで自殺するほどお粗末な技術」を細々とつないでいる。ただし、そのように貶す技術でありながら、ドワーフの作るマジックアイテムは大陸でも最高のものであり、少なくとも失われた古代の秘宝か、あるいは神々が与えた神器の類でもなければ彼らを上回ることはできない。ドワーフは最も数が少ないエルフ種であり、独自の国家を持たず、いくつかの国に小さな村として点在している。
名前はなんちゃってフィンランド風が主流。
●ダークエルフ
神話における神と魔神の戦いの折、魔神側についたためにその肉体が変質した種族、と言われている。エルフのように細く高い体を持つが、その名の通り褐色の肌を持つ。男の場合その程度の差となるが、女の場合はエルフとは比較にならない豊満な肉体を持つものが多くなる。
エルフと違い、さほど高い魔力は持たないものの、優れた隠密技術や弓、短剣の扱いを伝統技術として受け継いでおり、暗殺者として高い性能を有する。また、魔神からの《加護》を与えられるものが多いのも特徴。寿命はエルフと同程度。大陸の東部に恐怖政治による国家を作り上げている。
名前はなんちゃってフランス風が主流。
●オーク
エルフの一種でありながら、最もエルフと見られていない種族。青灰色の肌、鋭い牙、豚のような鼻を持つ。他の種族の美的感覚からいうと醜い容姿に言動も乱暴なものがあるため嫌われやすいが、実のところ、種族全体で言えばもっとも他者と誠実に向き合う種族でもある。大陸の南西部にオークの国家があり、そこは王が死ぬと全国民が参加可能なトーナメントを開き、優勝者が次の王になる。
エルフとは思えないほど頑強な肉体を持つ生まれつきの戦士。純粋な肉体こそ北方人や南方人に劣るものの、生まれついての魔法使いである彼らは、魔法でその肉体を強化することで、人間種を完全に上回る肉体能力を持つ。一方で自己を強化する以外の魔法に関心が薄く、生活に有用な魔法であれば取り入れるものの、軍事活動で魔法を用いるものはほとんどいない。800年近い寿命を持つ。
名前はなんちゃってスウェーデン風が主流。
◆獣人種◇
みんな大好きケモノ種族。
獣人は基本となる動物ごとに性能が違うが、ほとんど思い当たる動物全ての分類があるためすべてを解説することは不可能。ただし、動物の種類ではなく、人と動物の割合でいくつか分類ができる。基本的に獣人はすべての分類間で交配が可能であり、その場合親の種族のいずれかとして生まれる。一方、人間種やエルフ種との交配で子供が生まれた、という記録は存在しない。
いずれの種族にせよ、身体的に非常に高い能力を持つ一方、文明が原始的であまり高度な道具を持たず、全体的に頭も悪い。ゲーム的に表現すると、最も高い身体能力と、最も低い知能を持ち、更に装備制限が劣悪、という存在。もし十分な道具を振るい、ある程度の知能があれば大陸を統一することもできたかもしれないが、有史以来獣人が独自の国家を持ったことは一度もなく、森の中に少数の村を作り暮らす程度である。
かつては奴隷であり、今も奴隷と扱われることがある非常に不幸な種族。寿命は人並み。
以下、ライカンスロープを除く全獣人の名前はなんちゃって英語風で姓無しが主流。
●獣人
ごく普通に獣人といった時は、この種族を指す。その外見は服を着て二足歩行をする動物そのまま。
あらゆる獣人種で最も高い身体能力を持つが、服を着るものも少ない原始人っぷり。なぜか非常に男が生まれやすく、女の獣人はめったにいない。
●半獣人
全体的には人間の造形を持つものの、全身が毛皮に覆われる種族。
最も多い獣人種であるが、やはり原始的な生活を送っているためか、あまり人里に姿を現さない。男女比率は同等。
●耳尾目種
いわゆるネコミミ猫しっぽ、というように、耳やしっぽだけが動物の種族。厳密には瞳もなのだが、あまり目立たない。
獣人種の中では最も低い身体能力で、強奪婚の風習がある獣人族の社会においては、非常に不利な種族。しかし、それはあくまでも獣人種の中での比較であり、他の種族と比較すると、北方人と南方人の長所を束ねたような性能を持つため、強奪婚の対象になるのを恐れ、村を離れて人里に出てくるものが多い。獣人種の中では最も数が少なく、そしてほぼすべてが女であるため、人里に出ても珍しさと相まって悪人につかまり奴隷になるものが多い。
●ライカンスロープ
厳密には獣人ではない。
呪い病と区分されるもので、後天的に獲得する獣人への変身体質。
獣人と言っても外見と身体能力のみであり、多くのライカンスロープは変身後は理性がほとんどなく、ただ破壊の化身となる。しかも変身を制御できない。
まれに、才能なのか修行の結果なのか、理性を保持し、自由意志で変身できるライカンスロープもいるが、その存在は極めてレア。一般的に呪い病は治療不可能な社会にとっての災厄であり、無条件に討伐対象とされる。
◆妖魔種◇
ゴブリンなどの種族。そのうち記載。
◆魔族◇
元を質すと、魔族はエルフの時代が終わるまで存在しなかった。
魔王と呼ばれる存在が生まれたとき、彼につき従ったものが変質して魔族となったのである。魔族の特徴として膨大な魔力と高い腕力、そしてエルフと同等かそれ以上の寿命があげられる。外見的には角や蝙蝠の翼、先の尖った黒い尻尾などを持つ人間、といったところか。二足歩行の化け物という外観ではない。
現在は魔王領という地域に飲み存在しており、めったに出てくることはない。
名前に関する設定は、欧羅巴人名録様からキャラクターの名前をつけるときに楽だから、という程度です(笑)