1話
目を開けると見知らぬ人たちに囲まれていた。
「正常です。博士、成功しました。」
若い男の声に答えたのは意外にも女の人の声だった。
「クッハハハ、うむ、成功したか…よし計画通りだ。」
ここはどこだ…?
と思い尋ねようとしたら、
「ッアアー」
『ここはどこで、この頭に呼びかけてきた声と自分はなんなのか』
と聞こうとして声を出したら何故か上手く声がだせず呻き声にしかならなかった。
そして起き上がろうにも体が動かない。
しかし、ちょうどよく女の博士と呼ばれた人が自分が思った事の疑念に答えるように、話し掛けてきた。
「ここは私の研究所で、君は、私たちが作った自己治癒促進自立型機械兵TYPE177-259だ。まぁ、簡単に言うと若くてあまり傷がない死体をベースに作った。そして傷ついてもしばらくすればナノマシンのおかげで治るハイブリッドアンドロイドって所か…さすがに、部位欠損とかだと治るのに時間がかかるのと、不死身ってわけじゃないが普通に生活していれば半永久的に動けるように作ったType177シリーズは最高傑作だがな。ちなみに、今しゃべれないのはいきなり暴れ出さないように動きを制限させる薬を打ってあるが、あと少しすれば動けるようになるだろう。それとそろそろしゃべれるはずだ。何か質問は?」
「自分は何者なのか?」
「クッハハハ…よくぞ聞いてくれた!
戦争のせいで、使える兵士が少ないから、若い死体をベースに作った機械兵だって…
と言っても戦争が始まる前から研究はしていたがな~
しかしったく、目を開けるたびこいつらは似た質問を…それと、今ある人格は死ぬ前の人のものか、なんなのかはわからない。まぁ、明日から一週間程度同じような機械兵とともに訓練をしてから、戦場で頑張ってもらうから、よろぴく!
という訳で伊藤研究員こいつを部屋に連れて行け。」
「はい。おいっ、立て!行くぞ」
と近くにいた白衣を着た若いがっしりした男に言われたがあまりにもいろんなことを簡単に説明されただけだったので…
「いや、それだけじゃわからん!だから自分はこれから何されんだよ!この野郎!」
とりあえずその女に殴ろうとしたら白衣を着た男に掴まれて
プシュ…
体がすぐに動かなくなったが最後の意識で男の方を向くと男は液体が入ってない注射を持っていた。
どうやらさされたらしい・・・
そうして意識がとんだ・・・
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やっと1話投稿です。
話をどうしていこうか試行錯誤しながらですので感想や、指摘、その他諸々、ありましたらよろしくお願いします。
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