第2話 命の恩人はこの世界の○○
異世界に召喚された不幸の高校生 五竜 秀輝
異世界に来て最初の出来事が ミミカ名乗る兎耳族と一緒にライオンの顔に似ているモンスターから逃げることだった秀輝はミミカをかばいおとりになるが体力の限界でその場で崩れ倒れるモンスターが近づいてくる秀樹は大丈夫なのか?
秀輝は死を覚悟した
(俺はこんな所で死ぬのかよ・・・・・・)
消えてゆく意識の中秀輝はそういう
秀輝の耳元でモンスターの足音がどんどん近づいてくる音が聞こえる
モンスターが口を開けて秀輝を食おうとした時だった
遠くの方からすごく大きな爆発音が聞こえた
(!?)
俺は驚いた
モンスターも驚いた様子で爆発音の鳴ったところを見ていた
その一瞬で俺は唖然とした。
目の前にいたはずの大きなモンスターがいつの間にか
来ていた他のモンスターに顔面を拳で殴られていた。
飛んできたモンスターは大体2mぐらいある身長で顔の形はまるでプリンのような顔をしていた
殴られた大きなモンスターの顔はその拳の力で破裂していた
俺は血まみれになっていた
(助かった・・・・・)
と思った安心感があったがその安心感は一瞬で恐怖に変わったなぜなら
追いかけていたモンスターはいなくなったが別のモンスターが来たからだ
そのモンスターは秀輝を追ってきた
モンスターよりよっぽど強いということが分かったからだった
俺は消えてゆく意識の中ミミカから借りたナイフ手に持ち構えた
しかし、そのモンスターは俺の方を見もしないうちに倒したモンスターの死体を担いで
すごい勢いでどこかに行ってしまっていた
俺はその安心感と疑心感の中で意識を失った・・・・・・
・・・・俺は目覚めると全く知らないところにいた。
ふかふかのベットの上で俺は横たわっていた。
(あぁ、助かったんだな・・・・)
すると、どこからか話し声が聞こえた耳を澄ましてその話声を聞こうとした
(あぁ、大丈夫だこいつはこの世界のものじゃないらしい俺が保証する
しかし、またこの世界に他の世界の住人を召喚したんだなあの女
この世界は平和だというのに何のために異世界から人を集めているのか?
まぁ、そのうち分かることだななんて言ってもこの世界の魔王はこの俺だからな
ギャギャギャギャ)
と聞こえた。
俺は恐怖でいっぱいだった。
(なんで俺をこの世界の魔王は救ってくれたんだ?
なんかの陰謀でも企んでいるのか?
それとも俺を改造してこの世界を破壊しようと企んでいるのか?
まぁ、今はともかく逃げることだけを考えて行動しよう)
俺が考えていた時だった部屋のドアが突然開いた
部屋のドアを開けたのは、その魔王だった
「大丈夫だ悪い用にはしない!!」
「誰が知らないやつのことを信じると思うか、さしては魔王のいうことをな」
「しかし、私が助けなければお主は死んでおったぞ!」
(確かにそれはそうだ)
魔王が助けなければ俺はそのうち他のモンスターに食われていたかもしれない。
よくよく考えると命の恩人じゃないかと思った
「それでも、俺はお前の力になってやるものか!」
「私には使命があるその使命にはお前の力が必要だ頼むこの通りだ」
そういうと魔王は俺の近くまで来て頭を下げた
(何を考えているんだ)
「異世界から召喚されてお前には関係ないことだが、お前にはこの世界を救う勇者になってもらう」
「ははははぁぁぁぁ!?」
俺は驚いた!!
召喚少年の異世界生活の第2話読んでいただき誠にありがとうございます。
誰かが秀樹を助ける設定は悩みに悩んで魔王という設定にしました。異世界系の小説は結構ありますが、なかなか魔王が主人公の命の恩人という設定はないんじゃないかと思い助ける誰かを魔王という設定にしました。今後も頑張っていきますので応援よろしくお願いします。